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第八章 新しい日常
2
リオン様の突然の告白に、私は内心パニックだ。
なんて答えれば正解なのかが分からない。
いや、そもそも正解なんてないのかも。
リオン様は今、隠し事はしないで欲しいという
私のお願いに応えて自分の気持ちを正直に
打ち明けてくれたんだから、私もそれに
きちんと答えなきゃ。
ダーヴィゼルドで頭に浮かんだあの気持ち。
ごくりと唾を飲み込んで、私の手を握っている
リオン様の手を握り返す。
「あの、リオン様。・・・私の正直な気持ちを
今から言いますね?」
「うん。」
「私、リオン様のことが好きかどうかは自分でも
よく分からないんです」
「だろうね」
リオン様が分かっているよ、とでもいうように
苦笑した。それはなんだか、元より自分の
気持ちは私に受け入れてもらえないんだろうと
諦めているようにも見えた。
「それでもいいんだよ。僕がユーリに自分の
気持ちを隠さず言おうと思っただけだから。
でも、いつかは分かって受け入れて欲しいな」
あっ、私の気持ちを言う前に話を切り上げられて
終わってしまいそうだ。ちょっと待って欲しい。
慌てて話を続ける。
「でも!好きかどうかは分からないけど、
リオン様には私の隣にいて欲しいです‼︎
綺麗な景色を見た時とか、おいしいご飯を
食べる時とか、あと、えーと・・・お部屋で
ただ魔物図鑑を読んでる時とか。
そういうなんでもない時も、私はリオン様と
一緒にいるのがいいです!何気なく隣を見た時に
リオン様が微笑んでくれてるのがいいです‼︎」
勢い込んでそう言えば、リオン様の綺麗な
青い瞳が大きく見開いて私の言葉を一言一句
聞き逃すまいとじっと見つめていた。
食い入るように見つめられて、急に恥ずかしく
なってしまい握られている手に視線を落とす。
「えと、だから。・・・リオン様が私以外の
誰かに微笑んで、私を置いてどこかに行って
しまうのは嫌だなって思います。」
「ユーリ」
「わがままでごめんなさい・・・。
リオン様のことを好きかどうかも分からないのに
そばにいて欲しいなんて。でも、これが今の私の
正直な気持ちなんです。」
ありのまま正直に話してみたら、何だか
ものすごく自分にとって都合の良いことしか
言ってないような気がしてちょっと落ち込む。
これはひょっとして、リオン様の好意につけ込む
わがままなんじゃないだろうか。
しゅんとして下を向いていたら、突然リオン様に
抱き締められた。
「えっ⁉︎な、何ですかっ⁉︎」
「ユーリ、ありがとう。僕にとってそれは
この上なく嬉しい言葉だよ。ただ好きだって
言われるよりもずっと嬉しい。」
嬉しそうにそう言うリオン様にぎゅうぎゅう
抱き締められて、なんだかリオン様の目を治した
あの時みたいだなと思う。
ていうか、あの答えでいいのか。
好きかどうかはまだ分からないけど他の人の
ところに行くのはやめてよね、って一体どんな
ワガママ女だよと我ながら思うんだけど。
好きだからそばにいて欲しいと言うリオン様と、
好きかどうかは分からないけどそばにいて
欲しいと言う私と。
リオン様が私にくれた言葉とは雲泥の差だ。
いつもは私の言葉の揚げ足を取ってなんだか
意地悪なことをしたり恥ずかしい目に合わせて
くるのに、こんな時に限って私の心に届く言葉を
真っ直ぐに伝えてくるリオン様はズルいと思う。
僕を選んで、なんて言われて正直胸の奥が
きゅんとした。なんならちょっとかわいいとさえ
思ってしまった。
そのてらいのなさが育ちの良い王子様たる
所以なのだろうか。
いまだにぎゅっと抱き締められながら、
そんな事を考えていたら
「言われなくても、僕はずっとユーリの
そばにいるよ。だからユーリも僕のそばにいて。」
リオン様に耳元でそう囁かれて、そのまま耳に
口付けられた。くすぐったさにひゃっ、と
思わず肩をすくめる。
「あ、ごめん。ここ、弱かった?」
微塵も悪いと思っていなさそうな顔でニコニコと
リオン様は私に微笑みかけてきた。
「そっ!そういうとこですよリオン様⁉︎
調子に乗らないで下さいっ‼︎」
「ごめんね、ユーリが可愛かったからつい」
油断も隙もない。ごめんと言えば何でも
許されると思っていないかな⁉︎
怒る私に、注意されたリオン様はただニコニコと
嬉しそうにしているだけで何の反省の色も
見えない。
いくら気持ちを打ち明けたと言っても、
なし崩し的にこれ以上先に進むのは
いかがなものか。
ヒルダ様曰く、抱けば分かるさ真っ直ぐ行けよ、
かも知れないけどまだ今の私にはそこまでの
勇気はない。
むう、と頬を紅潮させてむくれた私の髪の毛を
あやすように嬉しげに撫で続けるリオン様が
そうだ、と声を弾ませた。
「ねえユーリ、この部屋に居室を移さない?
日常生活を送るのに不便がないだけのものは
揃っているし、僕の部屋も今までよりずっと
近くなっていつでもお互い気軽に会える。
それにここからならユーリの好きな庭園にも
すぐに出られるよ。」
「えっ」
いや、ここはリオン様のプライベートな空間だし
王妃様のためのお部屋だったところだ。
しかもリオン様の部屋に直結しているよ⁉︎
思わぬ申し出に驚いてしまう。
「だっ、ダメですよそんなの!ここはリオン様と
リオン様のお母様・・・王妃様の大切な場所
じゃないですか‼︎それに私がここを使ったら
リオン様がお客様をお迎えする場所が
なくなっちゃいます!」
「なんだ、そんな事を気にしてたの?
大切な場所だからこそ、僕はユーリに使って
欲しいんだよ。僕の来客については他にも
部屋はたくさんあるからそのどれを接見の間に
当てても構わないし。」
それに、とリオン様は私をひょいと膝の上に
乗せると見つめてきた。
私が少し成長した分、顔の高さが近付いて距離も
近く感じる。まだこの距離感に慣れなくて
どきりとする。
「おはようとおやすみの挨拶を毎日交わして、
今まで以上に毎朝毎晩ユーリの顔を見たいんだ。
そうして、ユーリと僕の距離が近付いたことを
実感したい」
ねぇユーリ、お願い。
そう言われて縋るように見つめられると、
言葉に詰まって何も言えなくなる。
くっ、ダメだこれ。またリオン様のお願いに
負けるいつものパターンだ。
「・・・お部屋が繋がってても、私のところに
来る時はちゃんとノックして下さいよ?」
「当たり前じゃないか。僕はいつだってユーリに
対して誠実でしょ?何なら普段は直通の扉に鍵を
掛けててもいいんだよ。」
誠実でしょ?と言うリオン様のその微笑みが、
何故か黒い気がして不安だ。
そもそも鍵を掛けたって奥の院はリオン様の
管理下なんだからどうとでもなる気がする。
そんな私の迷いを感じ取ったかのように
リオン様は言葉を重ねる。
「せっかく自分の気持ちに向き合ったんだから
新しい部屋でこれからの事を考えてみるのも
ちょうど良い機会だと思うよ。
・・・まあ本当は、何を言ったって結局は
僕がただユーリのそばにいたいだけなんだけどね」
ふわりと笑ってそう言われると、何も言えない。
リオン様にそばにいて欲しいと言った私の
気持ちとそこは合致しているのだから、頑なに
断る私の方が何だかおかしい気がして来た。
分かりました、としぶしぶ頷くとリオン様は
とても嬉しそうにまた膝の上の私を抱き締めた。
そしてパッと体を離して
「じゃあ今日からさっそく朝の挨拶をしないとね」
そう言ったかと思うとそのまま私に口付けてきた。
リオン様の柔らかな唇の感触に、今まで一度も
そんな事をされたことはないはずなのに何故か
既視感を感じた。軽食の乗ったテーブル、
長椅子、口付け・・・・
あれ、何だっけ?前にもこんな事があった?
一瞬ぼうっとしたらリオン様がくすりと笑った。
「ユーリ、かわいい。ぼんやりしてる。」
その言葉に我に帰る。
「なっ、なんで口にキスするんですか⁉︎
挨拶ですよね⁉︎ならほっぺでいいと思いますっ‼︎」
「ああ、そうか、そうだよね。うん、それなら
これからは必ずユーリの頬に口付けての挨拶に
するよ。ありがとう、嬉しいな。ユーリと
ただ朝晩の挨拶を交わすだけじゃなくて、
挨拶のための口付けまで許してもらえるなんて
思いもしなかったよ。」
微笑むリオン様にハッとする。やられた。
さっきリオン様は、確かに毎日朝晩の挨拶を
私として顔を見たいと言った。
・・・そして試すように挨拶の口付けをした。
それなのに、今のあの口へのキスの衝撃で
私の方から挨拶のために頬へキスをしてもいいと
言う許可をわざと引き出されてしまった。
断るなら、口付けないで下さい!って言えば
良かったのに。また墓穴を掘った。
真摯な告白に気を許せばすぐこれだ。
結局リオン様のペースに乗せられるのだ。
若干頭痛がするのはリオン様のせいなのか、
それともさっきのキスで思い出しかけた何かの
せいなのか。
頭が痛いのと諦めの気持ちで投げやりになり、
「分かりました、もうリオン様の好きにして
いいです・・・・」
ついそう言ってしまい、輝く笑顔のリオン様に
ありがとう、ずっとそばにいるからね。と
またぎゅうぎゅうに抱き締められた。
なんて答えれば正解なのかが分からない。
いや、そもそも正解なんてないのかも。
リオン様は今、隠し事はしないで欲しいという
私のお願いに応えて自分の気持ちを正直に
打ち明けてくれたんだから、私もそれに
きちんと答えなきゃ。
ダーヴィゼルドで頭に浮かんだあの気持ち。
ごくりと唾を飲み込んで、私の手を握っている
リオン様の手を握り返す。
「あの、リオン様。・・・私の正直な気持ちを
今から言いますね?」
「うん。」
「私、リオン様のことが好きかどうかは自分でも
よく分からないんです」
「だろうね」
リオン様が分かっているよ、とでもいうように
苦笑した。それはなんだか、元より自分の
気持ちは私に受け入れてもらえないんだろうと
諦めているようにも見えた。
「それでもいいんだよ。僕がユーリに自分の
気持ちを隠さず言おうと思っただけだから。
でも、いつかは分かって受け入れて欲しいな」
あっ、私の気持ちを言う前に話を切り上げられて
終わってしまいそうだ。ちょっと待って欲しい。
慌てて話を続ける。
「でも!好きかどうかは分からないけど、
リオン様には私の隣にいて欲しいです‼︎
綺麗な景色を見た時とか、おいしいご飯を
食べる時とか、あと、えーと・・・お部屋で
ただ魔物図鑑を読んでる時とか。
そういうなんでもない時も、私はリオン様と
一緒にいるのがいいです!何気なく隣を見た時に
リオン様が微笑んでくれてるのがいいです‼︎」
勢い込んでそう言えば、リオン様の綺麗な
青い瞳が大きく見開いて私の言葉を一言一句
聞き逃すまいとじっと見つめていた。
食い入るように見つめられて、急に恥ずかしく
なってしまい握られている手に視線を落とす。
「えと、だから。・・・リオン様が私以外の
誰かに微笑んで、私を置いてどこかに行って
しまうのは嫌だなって思います。」
「ユーリ」
「わがままでごめんなさい・・・。
リオン様のことを好きかどうかも分からないのに
そばにいて欲しいなんて。でも、これが今の私の
正直な気持ちなんです。」
ありのまま正直に話してみたら、何だか
ものすごく自分にとって都合の良いことしか
言ってないような気がしてちょっと落ち込む。
これはひょっとして、リオン様の好意につけ込む
わがままなんじゃないだろうか。
しゅんとして下を向いていたら、突然リオン様に
抱き締められた。
「えっ⁉︎な、何ですかっ⁉︎」
「ユーリ、ありがとう。僕にとってそれは
この上なく嬉しい言葉だよ。ただ好きだって
言われるよりもずっと嬉しい。」
嬉しそうにそう言うリオン様にぎゅうぎゅう
抱き締められて、なんだかリオン様の目を治した
あの時みたいだなと思う。
ていうか、あの答えでいいのか。
好きかどうかはまだ分からないけど他の人の
ところに行くのはやめてよね、って一体どんな
ワガママ女だよと我ながら思うんだけど。
好きだからそばにいて欲しいと言うリオン様と、
好きかどうかは分からないけどそばにいて
欲しいと言う私と。
リオン様が私にくれた言葉とは雲泥の差だ。
いつもは私の言葉の揚げ足を取ってなんだか
意地悪なことをしたり恥ずかしい目に合わせて
くるのに、こんな時に限って私の心に届く言葉を
真っ直ぐに伝えてくるリオン様はズルいと思う。
僕を選んで、なんて言われて正直胸の奥が
きゅんとした。なんならちょっとかわいいとさえ
思ってしまった。
そのてらいのなさが育ちの良い王子様たる
所以なのだろうか。
いまだにぎゅっと抱き締められながら、
そんな事を考えていたら
「言われなくても、僕はずっとユーリの
そばにいるよ。だからユーリも僕のそばにいて。」
リオン様に耳元でそう囁かれて、そのまま耳に
口付けられた。くすぐったさにひゃっ、と
思わず肩をすくめる。
「あ、ごめん。ここ、弱かった?」
微塵も悪いと思っていなさそうな顔でニコニコと
リオン様は私に微笑みかけてきた。
「そっ!そういうとこですよリオン様⁉︎
調子に乗らないで下さいっ‼︎」
「ごめんね、ユーリが可愛かったからつい」
油断も隙もない。ごめんと言えば何でも
許されると思っていないかな⁉︎
怒る私に、注意されたリオン様はただニコニコと
嬉しそうにしているだけで何の反省の色も
見えない。
いくら気持ちを打ち明けたと言っても、
なし崩し的にこれ以上先に進むのは
いかがなものか。
ヒルダ様曰く、抱けば分かるさ真っ直ぐ行けよ、
かも知れないけどまだ今の私にはそこまでの
勇気はない。
むう、と頬を紅潮させてむくれた私の髪の毛を
あやすように嬉しげに撫で続けるリオン様が
そうだ、と声を弾ませた。
「ねえユーリ、この部屋に居室を移さない?
日常生活を送るのに不便がないだけのものは
揃っているし、僕の部屋も今までよりずっと
近くなっていつでもお互い気軽に会える。
それにここからならユーリの好きな庭園にも
すぐに出られるよ。」
「えっ」
いや、ここはリオン様のプライベートな空間だし
王妃様のためのお部屋だったところだ。
しかもリオン様の部屋に直結しているよ⁉︎
思わぬ申し出に驚いてしまう。
「だっ、ダメですよそんなの!ここはリオン様と
リオン様のお母様・・・王妃様の大切な場所
じゃないですか‼︎それに私がここを使ったら
リオン様がお客様をお迎えする場所が
なくなっちゃいます!」
「なんだ、そんな事を気にしてたの?
大切な場所だからこそ、僕はユーリに使って
欲しいんだよ。僕の来客については他にも
部屋はたくさんあるからそのどれを接見の間に
当てても構わないし。」
それに、とリオン様は私をひょいと膝の上に
乗せると見つめてきた。
私が少し成長した分、顔の高さが近付いて距離も
近く感じる。まだこの距離感に慣れなくて
どきりとする。
「おはようとおやすみの挨拶を毎日交わして、
今まで以上に毎朝毎晩ユーリの顔を見たいんだ。
そうして、ユーリと僕の距離が近付いたことを
実感したい」
ねぇユーリ、お願い。
そう言われて縋るように見つめられると、
言葉に詰まって何も言えなくなる。
くっ、ダメだこれ。またリオン様のお願いに
負けるいつものパターンだ。
「・・・お部屋が繋がってても、私のところに
来る時はちゃんとノックして下さいよ?」
「当たり前じゃないか。僕はいつだってユーリに
対して誠実でしょ?何なら普段は直通の扉に鍵を
掛けててもいいんだよ。」
誠実でしょ?と言うリオン様のその微笑みが、
何故か黒い気がして不安だ。
そもそも鍵を掛けたって奥の院はリオン様の
管理下なんだからどうとでもなる気がする。
そんな私の迷いを感じ取ったかのように
リオン様は言葉を重ねる。
「せっかく自分の気持ちに向き合ったんだから
新しい部屋でこれからの事を考えてみるのも
ちょうど良い機会だと思うよ。
・・・まあ本当は、何を言ったって結局は
僕がただユーリのそばにいたいだけなんだけどね」
ふわりと笑ってそう言われると、何も言えない。
リオン様にそばにいて欲しいと言った私の
気持ちとそこは合致しているのだから、頑なに
断る私の方が何だかおかしい気がして来た。
分かりました、としぶしぶ頷くとリオン様は
とても嬉しそうにまた膝の上の私を抱き締めた。
そしてパッと体を離して
「じゃあ今日からさっそく朝の挨拶をしないとね」
そう言ったかと思うとそのまま私に口付けてきた。
リオン様の柔らかな唇の感触に、今まで一度も
そんな事をされたことはないはずなのに何故か
既視感を感じた。軽食の乗ったテーブル、
長椅子、口付け・・・・
あれ、何だっけ?前にもこんな事があった?
一瞬ぼうっとしたらリオン様がくすりと笑った。
「ユーリ、かわいい。ぼんやりしてる。」
その言葉に我に帰る。
「なっ、なんで口にキスするんですか⁉︎
挨拶ですよね⁉︎ならほっぺでいいと思いますっ‼︎」
「ああ、そうか、そうだよね。うん、それなら
これからは必ずユーリの頬に口付けての挨拶に
するよ。ありがとう、嬉しいな。ユーリと
ただ朝晩の挨拶を交わすだけじゃなくて、
挨拶のための口付けまで許してもらえるなんて
思いもしなかったよ。」
微笑むリオン様にハッとする。やられた。
さっきリオン様は、確かに毎日朝晩の挨拶を
私として顔を見たいと言った。
・・・そして試すように挨拶の口付けをした。
それなのに、今のあの口へのキスの衝撃で
私の方から挨拶のために頬へキスをしてもいいと
言う許可をわざと引き出されてしまった。
断るなら、口付けないで下さい!って言えば
良かったのに。また墓穴を掘った。
真摯な告白に気を許せばすぐこれだ。
結局リオン様のペースに乗せられるのだ。
若干頭痛がするのはリオン様のせいなのか、
それともさっきのキスで思い出しかけた何かの
せいなのか。
頭が痛いのと諦めの気持ちで投げやりになり、
「分かりました、もうリオン様の好きにして
いいです・・・・」
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