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挿話 突撃・隣の夕ごはん
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久しぶりに訪れた王都の一般市民街・・・その
商業地区は相変わらずの賑わいだった。
出掛けたのが午前中だったので、休日でもまだ
それほど混み合っているわけでもなく
「これなら抱き上げなくても大丈夫そうですよ。」
とデレクさんは手を繋いでくれた。そんな私達の
前を行き先案内するようにマリーさんとエル君が
歩いているんだけど、そのエル君の上着の色は
私の装いとお揃いだ。
今日の私は紺色のワンピースにフリルのついた
ブラウスで、その首元はあのヨナスのチョーカーを
隠すように首元が詰まっていてそこに赤いブローチを
付けている。
そしてエル君も、白いシャツの襟元に深い赤色の
細いリボンを結んで紺色の仕立ての良い上着とズボン
をはいている。
色味を揃えたその姿は、ぱっと見は貴族の姉弟の
ように見えるかも知れない。
エル君の今の姿は幻影魔法で黒髪黒目なので、紺色の
洋服姿はとても落ち着いて見えるけどいつものあの
白い姿でも王子様みたいに素敵に違いない。
そんな事を考えながらにこにこして歩いていたら、
ふいにエル君が振り向いた。
「どうかしましたかエル君。」
「・・・リリ様、視線がうるさいです。どうして
そんなに僕を見てるんですか?」
視線がうるさいってなんだろう。そんな言葉初めて
聞くんだけど。ちょっと見過ぎたかな。
「エル君の格好が私とお揃いなのが嬉しいんです!
まるで姉弟みたいですよね⁉︎だからお・・・」
「呼びませんよ。」
お姉ちゃんって呼んで見ませんか⁉︎って言おうと
したら先に断られてしまった。勘のいい子って
これだから。
ちえっ、と口を尖らせればデレクさんが笑いながら
「よくお似合いなのですが、お二人の格好を揃えた
のはなぜですか?」
とマリーさんに聞いていた。それは私も気になって
いた。嬉しいけど私とエル君をお揃いにしたのは
初めてのことだ。
「ほら、私はユーリ様付きの侍女だと知られて
しまっていますから。以前の盗賊騒ぎでユーリ様と
離れ離れになった際も、ユーリ様を探そうと街の人達
に声を掛けたおかげでそれまで私とユーリ様の事を
知らなかった人達にも知れ渡ってしまいまして。」
苦笑いしたマリーさんが歩きながら私とエル君を
交互に見た。
「ですから今日は、王都見物に来た騎士団長様の
ご親戚のお子様方の案内を頼まれたという事にでも
しようかと。勿論、それがウソだと分かっている人も
この街にはいますけど口裏を合わせてユーリ様だと
周りにばれないようにしてくれる予定です。」
ああ、そういえばレジナスさんの知り合いの鍛冶屋の
イーゴリさんには私の正体を明かしていたっけ。
マリーさんの説明になるほどと頷いたデレクさんは
「では俺は団長から護衛を頼まれた私服姿の騎士と
いうことにしましょう。」
そう言ってくれた。そこでふと気付く。
「デレクさん、さすがに街中だから今日は弓矢は
持ってないんですね?」
着ている服もキリウ小隊の隊服どころか騎士服では
ない私服だし、よく見れば帯剣すらしていない。
一応格好は襟の詰まったかっちりした服なので
立ち居振る舞いと合わせてみれば騎士っぽいと
いえば騎士っぽいけど。
「今日の武器は短剣ですよ。」
ほら、と言って繋いでいない方の手をちょっと
振ったらその手のひらに手品のようにナイフを
握っていた。隠し武器かな。すごい。
目を丸くしてそれを見つめていたら、
「ユーリ様、瞳に金色が戻ってきています。喜んで
いただけるのは嬉しいですがあまり興奮しないで
くださいね。」
もう一度手を小さく振ってすっとナイフを隠した
デレクさんがまいったな、とほんのり頬を染めて
呟いた。
「あ、困らせました?ごめんなさい。せっかくの
幻影魔法が解けちゃいますね。」
慌てて顔を引き締めたらマリーさんがあらあら?と
デレクさんに笑いかけた。
「デレク様、お気を付けくださいね。リリ様姿の
ユーリ様にさえ今から見惚れていますと元の姿に
戻った時のユーリ様はなおのこと直視出来なく
なっちゃいますよ?」
「からかうのはやめて下さいよマリーさん・・・」
デレクさんが頬を染めたまま困ったようにマリーさん
へ言うと、少しだけ私と繋ぐ手に力が入った。
お互い今日会ったばかりなのに私の話題を介して
仲が良い。これはお似合いの二人じゃないかな?
そう思って二人を見上げていればエル君が、
「ユーリ様、今絶対何か勘違いしてますよ」
と呆れたように言ってきた。
「え?何がですか?」
「ユーリ様は察しが悪いって話です」
それはエル君の察しが良いだけでは・・・と、何が
勘違いですか⁉︎と聞いてもそれ以上はエル君には
知らんぷりをされた。
「主の命令でも教えてくれないんですか⁉︎」
「護衛に関係ないことなので答えません。」
なんてつれないんだろう。そんなところもかわいい
けど。
そんな他愛もないやり取りをしたり、目的のお店の
他にウインドウショッピングをしたりしながら
歩いていればやがてあの青と白のパラソルが目に
入って来た。
時間はお昼より少し早めについたのでまだそれほど
外に行列は出来ていない。
四人でその順番に加わって並ぶ。
「これならすぐに入れそうですね。」
姿を変えてはいるけど念のため私が目立たないよう
道路側からの視界を遮るように横に立ってくれた
デレクさんにマリーさんも頷く。
「そうですね。この時期はお魚のクリーム煮をパイで
包んでオーブンで焼いたものがお勧めらしいですよ。
そのお料理も出してくれるように頼んでいますから、
前回食べられなかった分までたくさん食べましょうね
リリ様!」
パイ包み焼きのシチューみたいなものだろうか。
すごくおいしそうな料理に目を輝かせると、また
ほんのりと頬を染めたデレクさんに「ユーリ様、
瞳の色が」と注意されてしまった。
おっと危ない。慌てて誤魔化すようにデレクさんから
目を逸らして、窓の外から食堂の中を覗く。
相変わらずお店は忙しそうだ。お客さんも満員で、
みんな幸せそうな顔をして料理を食べている。
行き交うウェイターやウェイトレスの人達を何げなく
見ていたら、その中の一人が私の視線に気付いたのか
ふと立ち止まりこちらを見たのに目が合った。
ニックさんだ。
嬉しくなって笑顔で小さく手を振れば、目を見張った
ニックさんの顔がみるみる赤くなったのが窓越しでも
分かった。
まさかそんなに喜んでもらえるとは思わなかった。
するとニックさんはパッと身を翻して私の視界から
消えてしまった。
おや?と不思議に思っていたら、その様子に気付いた
デレクさんに
「リリ様、どうかされましたか?」
そう聞かれたので、
「今、中にいるお世話になった人と目が合ったんです
けど、どこかに行っちゃって・・・」
説明しようとしたら、食堂の扉がバタンと開いて
「リリちゃん⁉︎」
ニックさんの大きな声がした。並んでいた人達が
一斉にこちらを見る。
そんな風に注目を集めた中を、
「やっぱりリリちゃんだ!」
ニックさんは構わずこちらへと走って来た。
その勢いにサッとデレクさんが庇うように私の前に
立ったので、その陰から頑張って顔を覗かせる。
「お久しぶりですニックさん、お元気でしたか?」
「元気だよ!ウェンディも相変わらずだし。やっと
来てくれたんだね、嬉しいよ。・・・っと、あれ?」
そこでニックさんは私とデレクさんが手を繋いでいる
のに気付いたらしく、それをじっと見つめると今度は
私とデレクさんを交互に見やった。
そしてそれまで紅潮していた顔からなぜかその赤みが
引いていき、むしろ若干青くなっている。
「え?あれ?この間のあの色男と違う人だよね?
まさかデート・・・⁉︎」
これはまさか、私が男の人を取っ替え引っ替えして
遊んでいるとでも思わせてしまったのかな?
そう思った私の耳に、エル君が
「またユーリ様何か勘違いしてる・・・」
と小さく呟いた声が聞こえた。
商業地区は相変わらずの賑わいだった。
出掛けたのが午前中だったので、休日でもまだ
それほど混み合っているわけでもなく
「これなら抱き上げなくても大丈夫そうですよ。」
とデレクさんは手を繋いでくれた。そんな私達の
前を行き先案内するようにマリーさんとエル君が
歩いているんだけど、そのエル君の上着の色は
私の装いとお揃いだ。
今日の私は紺色のワンピースにフリルのついた
ブラウスで、その首元はあのヨナスのチョーカーを
隠すように首元が詰まっていてそこに赤いブローチを
付けている。
そしてエル君も、白いシャツの襟元に深い赤色の
細いリボンを結んで紺色の仕立ての良い上着とズボン
をはいている。
色味を揃えたその姿は、ぱっと見は貴族の姉弟の
ように見えるかも知れない。
エル君の今の姿は幻影魔法で黒髪黒目なので、紺色の
洋服姿はとても落ち着いて見えるけどいつものあの
白い姿でも王子様みたいに素敵に違いない。
そんな事を考えながらにこにこして歩いていたら、
ふいにエル君が振り向いた。
「どうかしましたかエル君。」
「・・・リリ様、視線がうるさいです。どうして
そんなに僕を見てるんですか?」
視線がうるさいってなんだろう。そんな言葉初めて
聞くんだけど。ちょっと見過ぎたかな。
「エル君の格好が私とお揃いなのが嬉しいんです!
まるで姉弟みたいですよね⁉︎だからお・・・」
「呼びませんよ。」
お姉ちゃんって呼んで見ませんか⁉︎って言おうと
したら先に断られてしまった。勘のいい子って
これだから。
ちえっ、と口を尖らせればデレクさんが笑いながら
「よくお似合いなのですが、お二人の格好を揃えた
のはなぜですか?」
とマリーさんに聞いていた。それは私も気になって
いた。嬉しいけど私とエル君をお揃いにしたのは
初めてのことだ。
「ほら、私はユーリ様付きの侍女だと知られて
しまっていますから。以前の盗賊騒ぎでユーリ様と
離れ離れになった際も、ユーリ様を探そうと街の人達
に声を掛けたおかげでそれまで私とユーリ様の事を
知らなかった人達にも知れ渡ってしまいまして。」
苦笑いしたマリーさんが歩きながら私とエル君を
交互に見た。
「ですから今日は、王都見物に来た騎士団長様の
ご親戚のお子様方の案内を頼まれたという事にでも
しようかと。勿論、それがウソだと分かっている人も
この街にはいますけど口裏を合わせてユーリ様だと
周りにばれないようにしてくれる予定です。」
ああ、そういえばレジナスさんの知り合いの鍛冶屋の
イーゴリさんには私の正体を明かしていたっけ。
マリーさんの説明になるほどと頷いたデレクさんは
「では俺は団長から護衛を頼まれた私服姿の騎士と
いうことにしましょう。」
そう言ってくれた。そこでふと気付く。
「デレクさん、さすがに街中だから今日は弓矢は
持ってないんですね?」
着ている服もキリウ小隊の隊服どころか騎士服では
ない私服だし、よく見れば帯剣すらしていない。
一応格好は襟の詰まったかっちりした服なので
立ち居振る舞いと合わせてみれば騎士っぽいと
いえば騎士っぽいけど。
「今日の武器は短剣ですよ。」
ほら、と言って繋いでいない方の手をちょっと
振ったらその手のひらに手品のようにナイフを
握っていた。隠し武器かな。すごい。
目を丸くしてそれを見つめていたら、
「ユーリ様、瞳に金色が戻ってきています。喜んで
いただけるのは嬉しいですがあまり興奮しないで
くださいね。」
もう一度手を小さく振ってすっとナイフを隠した
デレクさんがまいったな、とほんのり頬を染めて
呟いた。
「あ、困らせました?ごめんなさい。せっかくの
幻影魔法が解けちゃいますね。」
慌てて顔を引き締めたらマリーさんがあらあら?と
デレクさんに笑いかけた。
「デレク様、お気を付けくださいね。リリ様姿の
ユーリ様にさえ今から見惚れていますと元の姿に
戻った時のユーリ様はなおのこと直視出来なく
なっちゃいますよ?」
「からかうのはやめて下さいよマリーさん・・・」
デレクさんが頬を染めたまま困ったようにマリーさん
へ言うと、少しだけ私と繋ぐ手に力が入った。
お互い今日会ったばかりなのに私の話題を介して
仲が良い。これはお似合いの二人じゃないかな?
そう思って二人を見上げていればエル君が、
「ユーリ様、今絶対何か勘違いしてますよ」
と呆れたように言ってきた。
「え?何がですか?」
「ユーリ様は察しが悪いって話です」
それはエル君の察しが良いだけでは・・・と、何が
勘違いですか⁉︎と聞いてもそれ以上はエル君には
知らんぷりをされた。
「主の命令でも教えてくれないんですか⁉︎」
「護衛に関係ないことなので答えません。」
なんてつれないんだろう。そんなところもかわいい
けど。
そんな他愛もないやり取りをしたり、目的のお店の
他にウインドウショッピングをしたりしながら
歩いていればやがてあの青と白のパラソルが目に
入って来た。
時間はお昼より少し早めについたのでまだそれほど
外に行列は出来ていない。
四人でその順番に加わって並ぶ。
「これならすぐに入れそうですね。」
姿を変えてはいるけど念のため私が目立たないよう
道路側からの視界を遮るように横に立ってくれた
デレクさんにマリーさんも頷く。
「そうですね。この時期はお魚のクリーム煮をパイで
包んでオーブンで焼いたものがお勧めらしいですよ。
そのお料理も出してくれるように頼んでいますから、
前回食べられなかった分までたくさん食べましょうね
リリ様!」
パイ包み焼きのシチューみたいなものだろうか。
すごくおいしそうな料理に目を輝かせると、また
ほんのりと頬を染めたデレクさんに「ユーリ様、
瞳の色が」と注意されてしまった。
おっと危ない。慌てて誤魔化すようにデレクさんから
目を逸らして、窓の外から食堂の中を覗く。
相変わらずお店は忙しそうだ。お客さんも満員で、
みんな幸せそうな顔をして料理を食べている。
行き交うウェイターやウェイトレスの人達を何げなく
見ていたら、その中の一人が私の視線に気付いたのか
ふと立ち止まりこちらを見たのに目が合った。
ニックさんだ。
嬉しくなって笑顔で小さく手を振れば、目を見張った
ニックさんの顔がみるみる赤くなったのが窓越しでも
分かった。
まさかそんなに喜んでもらえるとは思わなかった。
するとニックさんはパッと身を翻して私の視界から
消えてしまった。
おや?と不思議に思っていたら、その様子に気付いた
デレクさんに
「リリ様、どうかされましたか?」
そう聞かれたので、
「今、中にいるお世話になった人と目が合ったんです
けど、どこかに行っちゃって・・・」
説明しようとしたら、食堂の扉がバタンと開いて
「リリちゃん⁉︎」
ニックさんの大きな声がした。並んでいた人達が
一斉にこちらを見る。
そんな風に注目を集めた中を、
「やっぱりリリちゃんだ!」
ニックさんは構わずこちらへと走って来た。
その勢いにサッとデレクさんが庇うように私の前に
立ったので、その陰から頑張って顔を覗かせる。
「お久しぶりですニックさん、お元気でしたか?」
「元気だよ!ウェンディも相変わらずだし。やっと
来てくれたんだね、嬉しいよ。・・・っと、あれ?」
そこでニックさんは私とデレクさんが手を繋いでいる
のに気付いたらしく、それをじっと見つめると今度は
私とデレクさんを交互に見やった。
そしてそれまで紅潮していた顔からなぜかその赤みが
引いていき、むしろ若干青くなっている。
「え?あれ?この間のあの色男と違う人だよね?
まさかデート・・・⁉︎」
これはまさか、私が男の人を取っ替え引っ替えして
遊んでいるとでも思わせてしまったのかな?
そう思った私の耳に、エル君が
「またユーリ様何か勘違いしてる・・・」
と小さく呟いた声が聞こえた。
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