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第十六章 君の瞳は一億ボルト
13
勇者様の結界が付いているという森の手前まで来て、
案内の人が馬を降りた。
「ここからは歩いてすぐです。結界の影響なのか、
この辺りまで来ると魔物もほとんど出ることは
ないんですよ。」
キリウさんも魔法を上乗せして作ったあの炎の
結界が今でもそんなに周りに影響をあたえている
なんてすごい。
そう思いながらレジナスさんに馬から降ろして
もらったら、意外とぬかるんでいた地面に足を
取られた。
よろけた私を慌ててレジナスさんが支えてくれる。
案内役の人が、
「申し訳ありません、今年は暖冬で降った雪が
積もらずにすぐに溶けてしまうので歩きにくく
なっていまして」
ぺこぺことすまなそうに頭を下げた。
「コーンウェル領は雪が積もるんですか?」
冬で降雪があっても王都には積もるほどの雪は
降らない。
もしかしてオーウェン様の別宮にある露天風呂では
雪見酒ならぬ雪見ジュースが出来ちゃうのかな。
あ、でも今年は暖冬だって言ってるしコーンウェル領
に入ってから一度も雪があるところは見てないや。
「本来ならこの時期はいつも腰の深さほどまで
雪が積もります。ですが今年は稀に見る暖冬でして、
おかげで街道の除雪をする手間が省けております。
ただ、その分山の奥の方では雪崩がいつもより発生
しやすくなっているようです。」
てことは山の中にある岩盤浴ができる温泉地は
雪崩にあう危険があるから行けないかも知れない。
少しだけ残念だ。雪崩にあわないよう安全が確保
されているだろう別宮の温泉だけを楽しむしか
ないかあ・・・と考えながら、レジナスさんに手を
引かれて歩いていればいつの間にか目的地について
いたらしい。
「この先からが昔から癒しの泉と私達が呼んで重宝
している結界地になります。」
案内役の人の言葉にはっとして顔を上げれば、
指差す先の木々の緑が少し違って見えた。
なんだろう、結界だと言われている先の木々の方が
より鮮やかな緑に見える。
爽やかな空気さえ感じるそこは、まるで自分の目が
良くなったみたいにくっきりと解像度が上がって
見えるって言うか。
「ああなるほど、ユーリ様を初めて見た時に似て
いますね。」
シェラさんが頷いている。
「なんですかそれ?」
「オレが初めてユーリ様を見たのは人でごった返す
王都の街中でしたが、そのお姿はその中でも一際
明るく輝いていて周囲の者達から浮かび上がって
いるかのような存在感があったのですよ。ここの
樹木も、結界の外と中とではその輝きや存在感が
違って見えます。イリューディア神様の加護が
ついているからそう見えるのでは?」
イリューディアさんの加護が強く付いていると、
他の人には私の姿もこんな風に見えるんだ。
結界の中にある木々を興味深げに見つめていれば、
では入りましょうかと案内の人に促された。
よく見れば結界の内側は地面のぬかるみもなく、
冬だというのに花も咲いている。その中だけまるで
春の季節みたいだ。
行こうか、と言うレジナスさんに応えて歩き出した
時、私の隣にいたシェラさんがじっと佇んでその場
から動かないのに気付いた。
「シェラさん?」
「どうかしたかシェラ。」
レジナスさんと二人、不思議に思っていれば
「・・・ここから先は悪しき者は入れないのです
よね?入ろうとすると結界の炎に焼かれてしまうと
言う話でしたか。」
そう言ってまるで見えない壁があるかのように
目の前にそっと手を当てた。
「オレのように性根の腐った醜い者はこの中に入れる
のでしょうか?心の奥底に渦巻く醜い感情が悪党ども
とさして変わらない穢れているオレではその聖なる
炎にあっという間に焼き尽くされてしまうような
気がして。」
己の卑しさを思い知らされそうでどうにも足が
進みません。
そうぽつりと呟いた。その横顔がいつになく苦しげに
見えて、シェラさんらしくない。
「お前・・・いつものあの過剰な自信はどうした?
突然卑屈になるのはやめろ、まだ昔のことを気にして
いるのか。」
「オレの根本的な自我形成にも関わることを早々
忘れられるとでも?あなたと違ってオレはそんなに
単純な人間ではないのですよ。」
「憎まれ口を叩く元気があるならさっさと歩け」
躊躇するシェラさんにレジナスさんは眉を顰めた。
エル君が私に、「どうしますか?シェラザード様は
レジナス様にまかせて先に行きますか?」と
聞いてくれたけど・・・。
なんだろう。こういうシェラさんは初めて見るけど
放っておいちゃいけない気がする。
よく分からないけど、何かに傷付いていてそれを
引きずっているみたいだ。
誰かが手を差し出して、一緒に歩いてあげないと。
「シェラさん、本当の悪者は自分で自分のことを
悪党だなんて言わないと思いますよ?」
レジナスさんの隣でシェラさんを見上げて声を
かけた。
ゆっくりとこちらを見てくれたシェラさんの目を
見つめて続ける。
「自分のことを悪い人って言うのは過去の何かに
対して罪悪感を持っているからですか?それなら、
シェラさんはその反省から一歩踏み出して違う自分
になろうとしているから悪い人なんかじゃないと
思います。本当の悪人は罪の意識なんか持ちません
から!」
「罪悪感・・・と言うか拭いきれない自己嫌悪の
感情というか・・・すみません。うまく言えない
上にこんな風にユーリ様に慰めていただくつもりは
なかったのですが。」
ゆらゆら揺れるシェラさんの瞳の金色はまだどこか
苦しそうで悲しげだ。
「私でよければシェラさんの元気が出るまでそばに
いますよ?」
こんな状態のシェラさんはやっぱりなんだか放って
おけない。
そう思って口にした言葉に、シェラさんの瞳の
ゆらめきがぴたりと止まった。
「オレのそばに?ずっといてくれますか?」
いつもと違ってなぜか私の様子を伺うようにそう
聞かれた。こんな聞き方をしてくるのも珍しい。
「え?そうですね、シェラさんがもう大丈夫って
いうまで一緒にいてあげてもいいですよ?さすがに
四六時中べったりは無理ですけど、毎日の話し相手
をしてあげるとか・・・」
カウンセリング的な?カウンセリングってこっちの
世界にもあるのかな。
そう思いながら話したら、私の手を握るレジナスさん
の手に力が入った。
「痛たっ⁉︎何ですレジナスさん、どうかしました⁉︎」
珍しく痛いくらい手を握られてびっくりする。
「す、すまないユーリ。だけどその、この状況の
シェラにそんな事を言うのは・・・‼︎」
なぜか焦っている。え?私はただシェラさんを
慰めてあげようと思っただけなんですけど?
そこにシェラさんの声が割り入ってくる。
「本当に?オレが望む限りずっと側にいてくださる
のですか?その美しい星の輝きのような瞳でずっと
オレを見つめて見守ってくださいますか?」
あれ、何だろう。やけに真剣だ。それだけ過去の
何かに傷付いているってことなのかな。
「私みたいな子どもにそんなに頼ろうとする悪党が
どこにいます?もうそれだけでもシェラさんは
悪い人なんかじゃありませんよ!結界に弾かれる
わけがありません。一緒に行きましょう‼︎」
安心させるように笑いかけて、空いているもう片方の
手をシェラさんに差し出す。
「一緒なら怖くないですよ!」
「・・・そうですね。ユーリ様となら、オレは
何処へでも行けます。」
ずっと一緒に。そう呟いたシェラさんは優しく私の
手を握る。
「じゃあ行きましょうか!」
傍らのレジナスさんを仰ぎ見れば、何か言いたげに
複雑そうな顔で見つめられた。
「ユーリ、今シェラにとんでもない許しを与えたのは
分かっているか?」
「はい?」
きょとんとすれば、口を開きかけたレジナスさんを
シェラさんが遮った。
「せっかくユーリ様がオレを慰め、大事な約束を
してくれたと言うのにあなたはその真心を無にする
つもりですか?」
「なっ⁉︎俺はただ、ユーリがまたお前に騙されたと
言いたかっただけだ‼︎」
何を言ってるんだろうかレジナスさんは。私は
ただシェラさんを励ましてあげただけなのに。
「でもレジナスさん、さっきのシェラさんは本当に
悩んでましたよ?私を騙そうとしてる雰囲気は
少しもありませんでしたけど。」
「ええ、ユーリ様の励ましにオレの心を救って
いただきました。おかげさまでこの先にも希望が
持てました。ユーリ様、また今度改めてオレの話を
聞いて下さいますか?」
私に微笑みかけるシェラさんの笑顔はすっかり
いつも通りだ。
良かった、少しは元気が出たらしい。
「私で良ければいつでも!」
そう返せば、そんな私達を見たレジナスさんは
まだ何か言いたそうだったけど言葉を飲み込んで
かわりに大きなため息をひとつついた。
案内の人が馬を降りた。
「ここからは歩いてすぐです。結界の影響なのか、
この辺りまで来ると魔物もほとんど出ることは
ないんですよ。」
キリウさんも魔法を上乗せして作ったあの炎の
結界が今でもそんなに周りに影響をあたえている
なんてすごい。
そう思いながらレジナスさんに馬から降ろして
もらったら、意外とぬかるんでいた地面に足を
取られた。
よろけた私を慌ててレジナスさんが支えてくれる。
案内役の人が、
「申し訳ありません、今年は暖冬で降った雪が
積もらずにすぐに溶けてしまうので歩きにくく
なっていまして」
ぺこぺことすまなそうに頭を下げた。
「コーンウェル領は雪が積もるんですか?」
冬で降雪があっても王都には積もるほどの雪は
降らない。
もしかしてオーウェン様の別宮にある露天風呂では
雪見酒ならぬ雪見ジュースが出来ちゃうのかな。
あ、でも今年は暖冬だって言ってるしコーンウェル領
に入ってから一度も雪があるところは見てないや。
「本来ならこの時期はいつも腰の深さほどまで
雪が積もります。ですが今年は稀に見る暖冬でして、
おかげで街道の除雪をする手間が省けております。
ただ、その分山の奥の方では雪崩がいつもより発生
しやすくなっているようです。」
てことは山の中にある岩盤浴ができる温泉地は
雪崩にあう危険があるから行けないかも知れない。
少しだけ残念だ。雪崩にあわないよう安全が確保
されているだろう別宮の温泉だけを楽しむしか
ないかあ・・・と考えながら、レジナスさんに手を
引かれて歩いていればいつの間にか目的地について
いたらしい。
「この先からが昔から癒しの泉と私達が呼んで重宝
している結界地になります。」
案内役の人の言葉にはっとして顔を上げれば、
指差す先の木々の緑が少し違って見えた。
なんだろう、結界だと言われている先の木々の方が
より鮮やかな緑に見える。
爽やかな空気さえ感じるそこは、まるで自分の目が
良くなったみたいにくっきりと解像度が上がって
見えるって言うか。
「ああなるほど、ユーリ様を初めて見た時に似て
いますね。」
シェラさんが頷いている。
「なんですかそれ?」
「オレが初めてユーリ様を見たのは人でごった返す
王都の街中でしたが、そのお姿はその中でも一際
明るく輝いていて周囲の者達から浮かび上がって
いるかのような存在感があったのですよ。ここの
樹木も、結界の外と中とではその輝きや存在感が
違って見えます。イリューディア神様の加護が
ついているからそう見えるのでは?」
イリューディアさんの加護が強く付いていると、
他の人には私の姿もこんな風に見えるんだ。
結界の中にある木々を興味深げに見つめていれば、
では入りましょうかと案内の人に促された。
よく見れば結界の内側は地面のぬかるみもなく、
冬だというのに花も咲いている。その中だけまるで
春の季節みたいだ。
行こうか、と言うレジナスさんに応えて歩き出した
時、私の隣にいたシェラさんがじっと佇んでその場
から動かないのに気付いた。
「シェラさん?」
「どうかしたかシェラ。」
レジナスさんと二人、不思議に思っていれば
「・・・ここから先は悪しき者は入れないのです
よね?入ろうとすると結界の炎に焼かれてしまうと
言う話でしたか。」
そう言ってまるで見えない壁があるかのように
目の前にそっと手を当てた。
「オレのように性根の腐った醜い者はこの中に入れる
のでしょうか?心の奥底に渦巻く醜い感情が悪党ども
とさして変わらない穢れているオレではその聖なる
炎にあっという間に焼き尽くされてしまうような
気がして。」
己の卑しさを思い知らされそうでどうにも足が
進みません。
そうぽつりと呟いた。その横顔がいつになく苦しげに
見えて、シェラさんらしくない。
「お前・・・いつものあの過剰な自信はどうした?
突然卑屈になるのはやめろ、まだ昔のことを気にして
いるのか。」
「オレの根本的な自我形成にも関わることを早々
忘れられるとでも?あなたと違ってオレはそんなに
単純な人間ではないのですよ。」
「憎まれ口を叩く元気があるならさっさと歩け」
躊躇するシェラさんにレジナスさんは眉を顰めた。
エル君が私に、「どうしますか?シェラザード様は
レジナス様にまかせて先に行きますか?」と
聞いてくれたけど・・・。
なんだろう。こういうシェラさんは初めて見るけど
放っておいちゃいけない気がする。
よく分からないけど、何かに傷付いていてそれを
引きずっているみたいだ。
誰かが手を差し出して、一緒に歩いてあげないと。
「シェラさん、本当の悪者は自分で自分のことを
悪党だなんて言わないと思いますよ?」
レジナスさんの隣でシェラさんを見上げて声を
かけた。
ゆっくりとこちらを見てくれたシェラさんの目を
見つめて続ける。
「自分のことを悪い人って言うのは過去の何かに
対して罪悪感を持っているからですか?それなら、
シェラさんはその反省から一歩踏み出して違う自分
になろうとしているから悪い人なんかじゃないと
思います。本当の悪人は罪の意識なんか持ちません
から!」
「罪悪感・・・と言うか拭いきれない自己嫌悪の
感情というか・・・すみません。うまく言えない
上にこんな風にユーリ様に慰めていただくつもりは
なかったのですが。」
ゆらゆら揺れるシェラさんの瞳の金色はまだどこか
苦しそうで悲しげだ。
「私でよければシェラさんの元気が出るまでそばに
いますよ?」
こんな状態のシェラさんはやっぱりなんだか放って
おけない。
そう思って口にした言葉に、シェラさんの瞳の
ゆらめきがぴたりと止まった。
「オレのそばに?ずっといてくれますか?」
いつもと違ってなぜか私の様子を伺うようにそう
聞かれた。こんな聞き方をしてくるのも珍しい。
「え?そうですね、シェラさんがもう大丈夫って
いうまで一緒にいてあげてもいいですよ?さすがに
四六時中べったりは無理ですけど、毎日の話し相手
をしてあげるとか・・・」
カウンセリング的な?カウンセリングってこっちの
世界にもあるのかな。
そう思いながら話したら、私の手を握るレジナスさん
の手に力が入った。
「痛たっ⁉︎何ですレジナスさん、どうかしました⁉︎」
珍しく痛いくらい手を握られてびっくりする。
「す、すまないユーリ。だけどその、この状況の
シェラにそんな事を言うのは・・・‼︎」
なぜか焦っている。え?私はただシェラさんを
慰めてあげようと思っただけなんですけど?
そこにシェラさんの声が割り入ってくる。
「本当に?オレが望む限りずっと側にいてくださる
のですか?その美しい星の輝きのような瞳でずっと
オレを見つめて見守ってくださいますか?」
あれ、何だろう。やけに真剣だ。それだけ過去の
何かに傷付いているってことなのかな。
「私みたいな子どもにそんなに頼ろうとする悪党が
どこにいます?もうそれだけでもシェラさんは
悪い人なんかじゃありませんよ!結界に弾かれる
わけがありません。一緒に行きましょう‼︎」
安心させるように笑いかけて、空いているもう片方の
手をシェラさんに差し出す。
「一緒なら怖くないですよ!」
「・・・そうですね。ユーリ様となら、オレは
何処へでも行けます。」
ずっと一緒に。そう呟いたシェラさんは優しく私の
手を握る。
「じゃあ行きましょうか!」
傍らのレジナスさんを仰ぎ見れば、何か言いたげに
複雑そうな顔で見つめられた。
「ユーリ、今シェラにとんでもない許しを与えたのは
分かっているか?」
「はい?」
きょとんとすれば、口を開きかけたレジナスさんを
シェラさんが遮った。
「せっかくユーリ様がオレを慰め、大事な約束を
してくれたと言うのにあなたはその真心を無にする
つもりですか?」
「なっ⁉︎俺はただ、ユーリがまたお前に騙されたと
言いたかっただけだ‼︎」
何を言ってるんだろうかレジナスさんは。私は
ただシェラさんを励ましてあげただけなのに。
「でもレジナスさん、さっきのシェラさんは本当に
悩んでましたよ?私を騙そうとしてる雰囲気は
少しもありませんでしたけど。」
「ええ、ユーリ様の励ましにオレの心を救って
いただきました。おかげさまでこの先にも希望が
持てました。ユーリ様、また今度改めてオレの話を
聞いて下さいますか?」
私に微笑みかけるシェラさんの笑顔はすっかり
いつも通りだ。
良かった、少しは元気が出たらしい。
「私で良ければいつでも!」
そう返せば、そんな私達を見たレジナスさんは
まだ何か言いたそうだったけど言葉を飲み込んで
かわりに大きなため息をひとつついた。
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