【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのになぜか溺愛ルートに入りそうです⁉︎【コミカライズ化決定】

sutera

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第十七章 その鐘を鳴らすのはわたし

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「シェラさん?」

呟いたシェラさんに、そのまますとんと地面に
降ろされる。

ちょっとだけよろめいたけどシェラさんの服の裾を
掴んでちゃんと立てた。

「・・・やはり証人が欲しいですね」

そう言っていたシェラさんはさっきみたいに私の前に
片膝をついた。そのまま私の片手を取ると自分の胸に
当てさせる。

「ユーリ様、オレの女神。オレの全てをあなたへの
愛に捧げます。この身と命と、心に誓いこの先一生
それを違えることはありません。求婚を受け入れて
くださり本当にありがとうございます。」

真剣な表情でそう言って頭を下げられた。

「え?どうしたんですか突然。」

急に改まって。そう思っていたら、にっこりと
微笑んだシェラさんは胸に当てていた私の手をぐっと
引いて抱き寄せた。

バランスを崩してどこかに掴まろうと慌てて伸ばした
私のもう片方の手が鐘に当たる。

カランカラーン、という軽やかな音がしてピンク色
の花びらが降って来た。

どうやらさっきの加護は鐘が鳴ると花びらが降り
注ぐ仕様で固定されてしまったらしい。

そんな事を考えていたら、抱き寄せられた私は
そのままシェラさんに口付けられた。

また・・・‼︎と思ったら、少し離れたところで
きゃあ‼︎と言う浮き足立った若い女の人達の悲鳴の
ような歓声が上がったのが聞こえた。・・・ん?

口付けからはすぐに解放されて、にこやかで満足そう
な笑顔のシェラさんを尻目に声のした方を見る。

顔を真っ赤にした若い女性が数人に、目を丸くして
いる巫女さんが二人。

「どうやら神殿を訪れたついでにこちらへ散策しに
来た信者の方達とその案内役の巫女のようですね。」

弾むように嬉しそうなシェラさんの声がする。

女の人達は口々に「プロポーズよ!」「素敵ねぇ」
「誓いを立てて鐘を鳴らしたら花が降って来たわ!」
「格好良い騎士さん」「相手は誰⁉︎」などと好き放題
言っていた。

その彼女達を案内して来た巫女さん達は当然私達が
誰か分かっている。

最初は呆気に取られていたけどすぐに顔を赤くして
「な、なぜ癒し子様がここで結婚の誓いを⁉︎」とか
「お相手はまさかあの恐ろしい騎士の方・・・⁉︎」
とかなんとか動揺していた。

突然の出来事にぽかんとしてしばらくそれを聞いて
いたけどやがてハッと我に返った。

「まさかシェラさんわざとですか⁉︎」

さっき散々告白したのに、なんでまた言ったんだろう
と思ったけど。

人の気配に聡いシェラさんだ、誰かがここへ近付く
のが分かってわざとあんなことをしたんだ。

証人が欲しいとか言って、目撃した人達の噂を利用
して周りに私達の関係を知らせるつもりだ。

「まあ遅かれ早かれ分かることですが、ユーリ様は
恥ずかしがり屋でしょう?ご自身の口からオレ達の
事を皆に公表するよりも、こうしていつの間にか
皆にそれとなく認知される方が良いのでは?」

「良くないですよ!恥ずかしいのには変わりない
ですからね⁉︎」

カッ!と真剣に怒っても

「おや、照れておられる」

シェラさんは平然として、・・・むしろ愛しい者を
見る目で嬉しそうに私に微笑みかけるだけだ。

そのやり取りも全部その場に居合わせた若い女性達に
見られていて、

「じゃれあいよ、微笑ましいわ」

「包容力のある護衛騎士様とお転婆な貴族のお姫様
かしら、身分差の恋?素敵ね!」

「応援したくなるわ」

ヒソヒソと勝手な作り話をされてしまっていた。

ほらあ!また話が曲解されて伝わる。

「し、信じられない・・・!こんなの、帰ったら
絶対リオン様に怒られます‼︎」

一体ファレルで何をして来たのユーリ?ってあの
怖い笑顔で詰められる。

「大丈夫ですよ。その時はオレも隣に座って手を
握り、一緒に怒られてあげますからね。」

「なんにも大丈夫じゃないしそんな事したらますます
怒られるし!」

レジナスさんだけでなくリオン様まで煽りにかかる
つもりだろうか。不安しかない。

そんな私の心境も知らずにシェラさんは

「帰ったらすぐに騎士団の自分の宿舎を引き払い
ますから。奥の院に住んだらまた朝からオレに
ユーリ様のお世話をさせて下さいね、楽しみです。」

きゃあきゃあ盛り上がっている女性達に聞こえない
ようにこっそりそう囁かれた。



・・・そんな風にして最後はとんでもなく精神的に
疲れて王都へ帰ると

「お帰りユーリ。お疲れ様・・・と言いたいところ
だけど僕達に何か言うことはない?」

奥の院では、忙しいはずのリオン様がレジナスさんと
二人でわざわざ私を出迎えてくれた。

「えっ」

ギクッとして歩みを止めてしまう。

そんな私にお帰りなさいユーリ様!とアンリ君と
リース君が世話をしようといつものようにまとわり
ついて来る。

そしてなんだか怖い笑みを浮かべるリオン様と眉間に
皺を寄せたレジナスさんにおかまいなしの二人は

「シェラザード様とのご成婚おめでとうございます
ユーリ様‼︎」

「お二人だけで誓いを交わされたなんて素敵です、
厨房にも話してお祝いの膳を今日の夕食に出して
貰うようにしてありますからね!」

と口々に言ってきた。

なんで私がファレルから戻って来るよりも早くそんな
話が広まって⁉︎と驚けば、

「侍女の情報網ですよユーリ様」

「巫女さん達からの連絡でそれを知った姫巫女の
カティヤ様からもお祝いの品が贈られてきましたよ!
さっそく見てみますか?とっても素敵な絹のドレス
生地やアクセサリーです!」

二人が無邪気に教えてくれた。

侍女の情報網・・・ってあれだ、やたら噂の回るのが
早いありとあらゆる貴族の侍女達みんなで共有して
いる独自のネットワークだ。

それに加えてカティヤ様にまでこの事を知られた?

あ、でもそうかファレルは神殿を中心にした街だし
今回の件ではカティヤ様も祭具に祝福を授けてくれて
いたから、何かあればカティヤ様へもすぐに連絡が
行くようになっていたのか・・・。

それがまさか私とシェラさんのことまで報告される
とは思っていなかったけど。

「一体向こうで何して来たのユーリ。こっちでは
シェラと君が二人だけでひっそりと式を挙げたとか
街の人を証人に結婚の誓いを立てたとか色んな噂が
飛び交ってるんだけど。」

予想通りのセリフと予想外の噂話をリオン様に
聞かされてしまった。

「はっ?ええ⁉︎何ですかそれ!」

誤解です!と声を上げればレジナスさんにも

「・・・何もなかったのか?」

と重々しく聞かれてしまった。リース君とアンリ君は
そんなぁ、ウソなんですか?とあからさまにがっかり
した顔で私がなんて言うのか待っている。

ちなみにこの騒ぎの元凶のシェラさんはこの場には
いない。王都に着くなり

「イリヤ殿下に報告をしたらすぐに引っ越す準備を
して来ますからね」

と言って足取りも軽くさっさといなくなってしまった
のだ。

何がリオン様に怒られる時は一緒にいてあげます
からね、だ!

今の私のこの有り様を見て欲しい。

「これには深いわけがあるんです・・・!」

帰って早々、おっかない顔をしたリオン様達に
シェラさんと何があったのかを話す羽目になって
しまった。

脱走しないようにとがっちりとリオン様の膝の上に
座らされた状態で。しかも、

「へぇ、シェラにそんな事を言ったんだ。じゃあ
僕とレジナスにも言って欲しいな。ユーリの口から
愛してるって言われたら嬉しくてきっと大抵のことは
何でも許せてしまうよ。」

案の定リオン様にはそうにっこりと微笑まれた。

「許してもらわなきゃいけない事なんか今回私は
何にもしてないですよ・・・⁉︎」

反論したらレジナスさんに

「これは人目のある場所でわざと求婚をして見せた
シェラが悪いが、そのインパクトのせいでファレルと
その近郊ではリオン様を差し置いてユーリの第一の
伴侶はシェラではないかと認識されてしまっている。
それでもいいか?」

と聞かれてしまった。

それは・・・一番最初に気持ちを伝えてくれた
リオン様に申し訳ない。

メンツも立たないだろうしリオン様のプライドも
傷つけてしまったかも・・・?

ウッ、とちらりとリオン様を見上げれば

「悲しいなあ、ユーリに告白したのは僕が一番最初
だったのに。」

と嘘ぶいてわざとらしく首を振っている。

その様子はちっとも悲しそうにも悔しそうにも
見えなかったけど本心を隠しているだけかも
知れない。

そうじゃなきゃあんな焼きもちを焼いたように
奥の院の入り口で私を待ち構えているわけがない。

仕方ない。リオン様の両頬に手を伸ばし、座った
まま伸び上がってサッと素早く口付けた。

突然のことに口付けられたリオン様もそれを見た
レジナスさんも目を丸くして固まってしまったけど
私にしてみれば一瞬でもまだキスする方が愛してる
なんて口に出して言うよりマシだ。

そのまま必殺の上目遣いでリオン様を見上げて

「リオン様を傷付けてごめんなさい」

と謝る。ユリウスさんが見たら絶対に「あざとい
っす!」って叫ぶやつだ。

するとリオン様は言葉に詰まったのか、さすがに
それ以上は私に何も言わなかった。

うっすらと頬を染めて

「どこでそんなズルい仕草を覚えてくるの・・・」

と呟いて、仕方ないなあ。とお許しを得ることに
成功した。




・・・それから数ヶ月後、ファレルの神殿に関する
とある噂話が私の耳に入ってきた。

ファレルの神殿にある庭園の、小さな東屋の鐘を
愛の誓いと共に恋人同士で鳴らすと神の祝福を受けた
花びらが二人に降り注ぎ、その二人は永遠に幸せに
結ばれるという。

そのためファレルの街と神殿は若い恋人達の巡礼や
そこで結婚式を希望する人達で活気にあふれている
そうだ。

私とシェラさんの出来事を元に広がった全くの
虚偽情報だ。

そんな無責任な噂が広がって別れるカップルがいても
責任は取れないんだからね・・・!と思っていたら、
どうやらイリューディアさんの加護の力はそんな
善良で純粋な恋人達の願いをきっちり叶えてくれて
いるらしい。別れた人達の話はまだ聞こえてこない。

あの日の出来事を元にしたそんな噂話を聞くたびに、
あの時のシェラさんと見つめ合ったまま口付けて
私の背で鳴っていた鐘の音を思い出してしまう。

そうして真実を知る私だけがただひたすら恥ずかしく
ベッドの上でその時の事を思い出してはジタバタと
悶絶する日々をしばらくの間は送ったのだった。




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