【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのになぜか溺愛ルートに入りそうです⁉︎【コミカライズ化決定】

sutera

文字の大きさ
689 / 777
番外編

蜜を召しませ 6

しおりを挟む
ほぼふて寝のような状態で頭痛と共に寝てしまったけど、実は眠っていたのは小一時間くらいだろうか?それほど長い時間ではなかった。

そして目が覚めたのはお腹が空いていたせいもあるけど、枕元でなんだかヒソヒソ言っているレジナスさんとシェラさんの声が聞こえたからだ。

「・・・だって仕方がないでしょう?あなたも真正面からあのユーリ様の顔をご覧になれば理解出来たはずですよ。赤らんだ頬、僅かに汗ばんだ額、それにあの潤んだ瞳。そんな顔で小さなお口を目一杯開けて、口の中をオレの白いモノでいっぱいにしながら頑張ってそれを全部飲み込もうとしていたんですよ?腰にこない方がおかしいです。ああ、新婚休暇が待ち遠しいですねぇ・・・」

顔は見えないけどうっとりしながら話しているのが手に取るように分かるシェラさんはやたらと饒舌だ。

「お前・・・だからどうしてそう紛らわしい言い方をするんだ?ユーリに必要なのは刺激ではなくて休養だろうが!それをあんな無理やり・・・!」

「おや。顔が赤いですよ、思い出しましたか?・・・それにしても自制心が強いですねぇ。ですが、欲望も我慢が過ぎるといつか自制が効かなくなりますよ?そうなる前にユーリ様とは日常的に適度に触れ合う機会を作って発散する方がいいと思いますが。」

「人の下半身を見るな、わざと煽っているだろうお前!全く、ユーリともっと伴侶らしくしろという意味では言っていることはリオン様とそう変わらないのに、お前が言うとまるで邪なことにしか聞こえないな!」

「邪な意味合いに聞こえるあたり、オレのせいだけでなくあなたも相当限界だと思いますが・・・。まあいずれにせよ、あの乳酸飲料にはユーリ様のお力が込められた食材がたっぷり含まれていますからね。頭痛がしたのも好転反応かも知れません。その証拠に、額や頬の熱もだいぶ落ち着いてきているでしょう?じきに目を覚ましますよ。」

「だといいが・・・」

気遣わしげなレジナスさんの声が近くでして、あの無骨で大きな手がそっと私の頬に触れたのを感じる。

「昼に薄いパン一枚が浸されたスープを飲んだきり、あとはリンゴのすり下ろしとお前のあの白い・・・乳酸飲料を飲んだだけだ。もっと何か口にさせたいんだが」

「あ、今白いアレって言いそうでしたね?」

「人の話は真面目に聞け!」

・・・本当にこの二人は仲がいいんだか悪いんだか。

シェラさんも、私を心配しながらもレジナスさんをからかっているのはきっと眠っていた私の様子が落ち着いていたからだろう。それならもっと安心させてあげるために起きなくちゃ。

「ん・・・」

レジナスさん、と言いたかったけど残念ながら声はまだそんなに出ない。

なんとか頑張って掠れた小声でその名前を呼んで、頬に当てられている手の方へと顔を向けた。

「ユーリ、起きたか!どうだ調子は。声は・・・まだ出ないな。」

ほっとしたレジナスさんに起こしてもらってベッドへ寄りかかれば何か食べるかと聞かれた。

うん、食べる食べる!声は出ないけどあの高熱で頭がぼうっとする感じはほとんど消えている。

薬草やシグウェルさんの魔法もそうだけど、シェラさんがマールの町から持ってきてくれたリンゴのすり下ろしを食べたおかげと・・・不本意ながら無理やり飲まされたあの乳酸飲料が効いたのかもしれない。

「リオン様は王宮からの呼び出しで所用を片付けに行ったがすぐに戻る。シグウェルの奴も、また後で来るからな。ユーリが起きてからその様子を見て魔法をかけるそうだ。解熱作用のある薬草もその時の状態に合わせて処方量を決めると言っていた。だからその前に少し食事を取っておこう。」

そうレジナスさんが促した先のテーブルにはマリーさんが控えていた。

「ユーリ様、温かいスープと冷たいスープ、どちらになさいますか?まだ熱っぽいようであればさっぱりしたものが良いかもと言うことで、シンシアさんが両方準備してくれていますよ。」

そう聞かれたのでちょっと考えて身振り手振りで冷たいスープをお願いする。

熱が出て汗をかいたせいかひんやりしたものが欲しい。

「瞳に少し力強さが戻ってきたようだな。回復してきているようで良かった。」

ほっとしたように私の目を見たレジナスさんがそう言って、シェラさんが

「ほらご覧なさい。やっぱりさっき頑張ってアレを飲んでもらっておいて良かったんですよ。」

したり顔で頷いている。あ、そういえば多少強引な事はされたけど朝からわざわざマールの町まで走ってもらったお礼をまだシェラさんに言っていない。

それに気付いたのでシェラさん、と口パクで呼べばすぐに側までやって来る。

マールの町まで行ってくれてありがとうございます、と掠れ声と口パクが混ざった形でお礼を言えばそっとその指先を唇に押し当てられたのでむぐ、と口を閉じざるを得なかった。

「まだご無理をなさらずに。言葉にされずともそのお気持ちだけで充分です。それよりも、早く回復なさっていつものあの何の憂いもない輝くばかりのユーリ様の笑顔を見せていただければと思います。」

私を見つめたシェラさんはにっこりと金色の瞳を笑ませた。

そう言われたら頑張って早く元気にならなくちゃ。

唇に指先を当てられたまま、こくこくと真面目な顔で頷いたところで

「ただ、そうですねぇ」

シェラさんの笑みが深まって金色の瞳がきらりと輝いた。・・・うん?

「どうしてもお礼を、と言うのであれば痛む喉で無理にお話いただくよりも、態度で示してお褒めいただく分にはオレもやぶさかではありません。どうです?女神の信徒である卑しくも哀れなオレに慈悲と褒美を与えてはくれませんか?」

オレの女神、と言われてぐっとその顔が迫る。その瞬間、レジナスさんがぐいとシェラさんの後ろ襟を引いて私から引き離した。

「本当に油断も隙もないなお前は!」

「やめてください、首が締まっていますよレジナス。」

苦しいです、と言いつつも飄々とした態度のシェラさんはちゃんと首元に隙間が出来るように手を入れている。レジナスさんの素早い動きにも対応してふざけるのを忘れないあたりはさすがだ。いや、褒められたことじゃないけど。

「お前、今日はもうユーリに近付くな!」

そう言ったレジナスさんはシェラさんを投げ出すようにポイと放ると、その流れでベッドに腰掛けてなぜかその膝の上に私を座らせた。

「⁉︎」

どういうこと?と思っている間にも

「マリー、スープを。」

とマリーさんに指示をしてスープを受け取っている。

「冷たいカボチャのスープか。少し粘度があるから、むせないようにゆっくり飲め。」

スプーンでスープ皿をくるりとひと混ぜしたレジナスさんは私を膝の上に抱えたまま、後ろからまるで二人羽織のようにスープを掬ったスプーンを私の口元へと運んだ。

え?レジナスさんがリオン様ばりに私を膝の上に乗せてご飯を食べさせるの?

これは初めての体験だ。

面食らって思わず後ろのレジナスさんを振り仰いだけど

「・・・まだきちんと一人で座って食事を取るのは体が辛いだろう?腹も減っているだろうし、俺を椅子がわりにして寄りかかって食事を取れ。」

ちらりと私を見てそう言った。確かに、がっしりしているレジナスさんに後ろから抱えてもらうとあったかいし安心感もあるけれど・・・。

「良かったですねユーリ様。安心してレジナス様に頼ってください‼︎」

なんてニコニコしているマリーさんに見られながらこの体勢でご飯を食べるのはちょっと恥ずかしい。

「まったく、自ら椅子になれるのは大男の特権ですね。・・・さあユーリ様、こちらもどうぞ。マールの金のリンゴを甘く煮たものです。こちらも冷たく冷やしておきましたからね。」

なぜかシェラさんも私を膝に乗せてご飯を食べさせているレジナスさんを止めるでもなく煮リンゴを出してきた。

レジナスさんもそれを受け取って、ひと掬いするとまた私に差し出す。

甘い香りに誘われて思わずそれを口にすれば、歯で噛まなくても舌で押し潰すだけで柔らかく口の中で溶けるように崩れてなくなり、甘いリンゴの風味が口の中いっぱいに広がる。

「おいしいです・・・」

ぽろりとこぼれ出た言葉は掠れ声でなくきちんとした声になっていた。

「さすがユーリが加護をつけたリンゴだな。ユーリ本人の病気の回復にも相性が良さそうだ。だがまだ無理をして喋らなくていいからな。」

私の声を聞いたレジナスさんはほっと安堵のため息をついて次はどっちにする?とカボチャのスープと煮リンゴのお皿を目の前に置く。

「えっと、お肉・・・」

「まだ早い」

調子に乗って目の前にないものをリクエストしてみればピシャリとたしなめられた。

その落ち着いた様子はとてもじゃないけどつい先刻慌てふためいて毒ヘビをここに持ち込んだのと同じ人とは思えない。

「レジナスさんの意地悪!」

「食べたければ早く良くなれ。そうすればいくらでも肉を焼いてやる。というか、まだ喋るな。」

と、ぎゅっと後ろから抱きしめられる。その様子を見ていたシェラさんが

「日常的に触れ合えとは言いましたけど何も今、オレに見せつけるようにしなくてもねぇ・・・」

と呟いた。あれ、それってさっき私が目を開ける前に二人で話していたことかな?

通りでいつものレジナスさんぽくなく積極的なわけだ。

それにしても、いつも自分をからかってくるシェラさんのアドバイスをちゃんと聞いてさっそくそれを実践するなんて。真面目か。

まあそこがレジナスさんらしいと言えばらしい。そしてレジナスさんのそんなところが私は好きだなあ。

ふふ、と小さく笑えばなぜか私を抱えていたレジナスさんが身を固くした。うん?

どうかした?と不思議に思ったら

「い・・・今何を言ったんだユーリ?」

レジナスさんの声が動揺している。

「なぜ急に好きだとか言い出したんだ・・・⁉︎」

え、あれ?まさか声に出てた?ずっと声が出たり出なかったりだったので勝手が良く分からない。

するとシェラさんが

「ユーリ様はどうやらまだ高熱に浮かされているようですね?そうでなければ何の脈絡もなく、突然この男に愛を告げるなどあり得ませんからね。ええ、普段の恥ずかしがり屋のユーリ様からはとても考えられません。さあもう一度布団にお戻りください。」

そう言ってレジナスさんの膝の上から私をサッと降ろすとあっという間にまたベッドの中に戻してしまった。

頭まですっぽりと被せられた布団の外ではレジナスさんの「待て・・・!」とか「もう一度確かめて・・・」とか言う声が聞こえてくる。

だけど私は無意識のうちについうっかり心の声を口に出してしまったことが恥ずかしくて、そのままシグウェルさんやリオン様が戻って来るまで布団の中に籠城することにしたのだった。









しおりを挟む
感想 191

あなたにおすすめの小説

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。

しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。 友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。 『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。 取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。 彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

【完結】お見合いに現れたのは、昨日一緒に食事をした上司でした

楠結衣
恋愛
王立医務局の調剤師として働くローズ。自分の仕事にやりがいを持っているが、行き遅れになることを家族から心配されて休日はお見合いする日々を過ごしている。 仕事量が多い連休明けは、なぜか上司のレオナルド様と二人きりで仕事をすることを不思議に思ったローズはレオナルドに質問しようとするとはぐらかされてしまう。さらに夕食を一緒にしようと誘われて……。 ◇表紙のイラストは、ありま氷炎さまに描いていただきました♪ ◇全三話予約投稿済みです

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

竜王の「運命の花嫁」に選ばれましたが、殺されたくないので必死に隠そうと思います! 〜平凡な私に待っていたのは、可愛い竜の子と甘い溺愛でした〜

四葉美名
恋愛
「危険です! 突然現れたそんな女など処刑して下さい!」 ある日突然、そんな怒号が飛び交う異世界に迷い込んでしまった橘莉子(たちばなりこ)。 竜王が統べるその世界では「迷い人」という、国に恩恵を与える異世界人がいたというが、莉子には全くそんな能力はなく平凡そのもの。 そのうえ莉子が現れたのは、竜王が初めて開いた「婚約者候補」を集めた夜会。しかも口に怪我をした治療として竜王にキスをされてしまい、一気に莉子は竜人女性の目の敵にされてしまう。 それでもひっそりと真面目に生きていこうと気を取り直すが、今度は竜王の子供を産む「運命の花嫁」に選ばれていた。 その「運命の花嫁」とはお腹に「竜王の子供の魂が宿る」というもので、なんと朝起きたらお腹から勝手に子供が話しかけてきた! 『ママ! 早く僕を産んでよ!』 「私に竜王様のお妃様は無理だよ!」 お腹に入ってしまった子供の魂は私をせっつくけど、「運命の花嫁」だとバレないように必死に隠さなきゃ命がない! それでも少しずつ「お腹にいる未来の息子」にほだされ、竜王とも心を通わせていくのだが、次々と嫌がらせや命の危険が襲ってきて――! これはちょっと不遇な育ちの平凡ヒロインが、知らなかった能力を開花させ竜王様に溺愛されるお話。 設定はゆるゆるです。他サイトでも重複投稿しています。

処理中です...