6回死んだ令嬢は7回目で幸せ掴み取る

天月魅那瀬

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1 幸せを掴む為

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 私は6回死に、過去に戻りまた死ぬことを繰り返す、そんな繰り返しの人生?だった

何故戻るのか、繰り返すのかわからない中で……それでも最初の出来事が関係していると考えていた。

最初は婚約者に殺された、……私が何かしたとかではない
婚約者だった男は騎士で第三王女の護衛騎士でもあった。
王族を守る仕事をしている婚約者を尊敬もしていた、あの時までは……

あの日、私は婚約者の父親から連絡を頼まれ火急の要件である事、婚約者の父親からの伝言を伝えたいと連絡して、お茶をしている王女様の元に向かった。

私が王女様に挨拶と火急の為と謝罪をした上で、伝達を伝え終わった瞬間

「だから?何故私の時間を邪魔されないといけないのかしら?ねえ、この女は私に無礼を働いたわ、処分しなさい」

王女の信じられない言葉に驚いた瞬間私は婚約者によって斬り殺された。

一瞬何が起きたのか理解出来なかった、でも背中に受けた衝撃と耐え難い痛みが現実だと理解しながら私は亡くなった。

そして意識が戻ると私は過去に巻き戻っていた、戸惑いながら過去からやり直しまた死ぬことを繰り返した。

2回目も同じく、王女の命で生命を落とした。

3回目で記憶を保有出来た、色々抗っても婚約する流れは変えられることなく結果同じ

4回目は私以外にも両親も記憶保有していた、何とかならないかと家族総出で動いた結果、婚約しないけど、何故か私は病死

5回目も同じく家族総出で頑張ってみたけど、王女?関連で粗相があったりして投獄、そのまま死んだ
ある意味ここが一番酷かった記憶かもしれない

6回目ならば逆に貴族である事を辞めて他国に引越してみたけど、そこでも色々あり婚約者だった男にまた殺された。

享年16歳から6歳に戻るを延々と繰り返す

そして、とうとう戻ってくるのも7回目かとベッドの中で過去?を思い出していた。

何も誰かが不幸になって欲しいわけでもない、ただ普通に人生を過ごし老衰で死ぬのが夢なだけだったのに、なぜかそのささやかな夢を壊すのか
そんな事を考えていたら、さすがに起こされてしまった。

「シア様、起きてください、シア王女様朝でございます!」

そうそうさすがに起き……私、王女って呼ばれなかった?!

「えっ?!」

驚きのあまり勢いよく起きた私が見たのは豪華な部屋に、見知らぬメイド達だった。

「おはようございます、シア様」
「朝食のお時間でございます、皆様シア様とお食事するのが楽しみなのですから、寝坊しないでくださいね」

別のメイドの言葉に、すぐ聞き返した

「皆様?」
「まだ寝ぼけていらっしゃるのですか?陛下達ではございませんか、まだ寝ぼけが取れませんなら、フリア水をお持ちしますので、その間に着替えを」

突然の事に頭が回らない中、服を持ってきたメイドは昔から家にいてくれる馴染みのメイドだった。

(ナーヤが居てくれた、良かった……でも陛下達ってどういう事??お父様やお母様はどこにいるのかしら)

「……シア様、よろしければこちらでお食事をお済ませください、その旨はお伝えいたしますので」

ナーヤの言葉に甘えそのまま食事を済ませることにした、今回も巻き戻りはしている、でも状況が前と違う

その事を考えながらした食事は正直味がしなかった。

「シア様、書斎に来るようにと旦那様お父上からご伝言でございます」

(お父様!お父様なら何か知っているかもしれない)

私は一刻も早くこの状況の意図を知りたかったが、同時に怖くもあった

父は過去と同じ父親だろうかと、過去の記憶でも父は貴族の当主だった……

(どちらにせよ、早く会わなくては、状況がわからない)
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