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3章
82話 ハッピーバースデー
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「ママ」
「うん、メメ」
ママはメメを抱きしめた。
ずっとずっと会いたかったママ。
今いるのは、メメの知ってるママ。
「あのね、メメずっとね……」
伝えたかった。
ありがとうもごめんねも、伝え足りなかったから言おうとした。言おうとしたけど、言えなかった。
「メメは、えっと、ごめ……んむううううううう!?」
突然喋れなくなった。視界も真っ暗。
ママがもっと抱きしめてきたせい。
苦しいくらい抱きしめられた。
「ごめんね、メメ。酷いことたくさん言ったよね? 全部嘘だよ? 本当はそんなことこれっぽっちも思ってないからね? 本当はメメの事大好きだよ。もうね、食べちゃいたいくらいだよ?」
「んん! んんんん!」
「ねえ聞いてる? あ、もしかして怒ってるのかな? そうだよね、ママ最低だよね。ごめんねメメ、嫌いにならないで? 嫌いになったらママ泣いちゃうな。ねぇ、メメ?」
「んー! んー! んー!」
気づいてとポカポカ背中を叩く。
変わってないなぁ。昔からこうだった。
なんだか、つい最近の出来事に感じる。
「あっ、やだ大丈夫? もっとお顔良く見せて。あーよかったかわいい。もうこの子はほんとにかわいいなぁああああ! こんなに目くりっくりしてて。え? この子わたしの子なの? 超かわいいんだけど!?」
「や、やめてよママぁ。くすぐったいから。もうちっちゃい子じゃないんだよ?」
「ふふっ、そうだった。大きくなったね、メメ」
「……うん」
あぁ、ダメだ。涙が止まらない。
でも不思議。今まで流したどの涙よりも気持ちがいい。
「やっぱり変わってないかな? かわいい顔が台無しだよ。ま、それでもかわいいんだけどね」
涙を拭ってよしよししてくれる。
ダメ。これ以上泣いたらママの顔見れなくなっちゃう。
もう時間無いのに。泣かせないでよ。
「メメ、今楽しい?」
「うっ、うん。楽しいよ。お友達がね、できたんだよ」
それを聞いて、ママは少し上を向いた。
鼻をすすると安心したような顔になってまたメメをじっと見た。
「メメをね、必要って言ってくれるんだよ」
「そっか、よかったね」
「でもね、ママがいたらもっと……」
ママはメメの口に人差し指を当てた。
お口チャックの意味。
「ありがとう、ママ」
「え?」
「生んでくれて」
「……」
自然と口に出ていた。
安心させるためとか感謝を伝えようとか考えたわけじゃない。
心からそう思えた。ママの子どもよかったって。
「ママ?」
「ちょ、ちょっと待って。……こっち、見ないで」
「泣いてるの?」
「そ、そんなわけないよ。ママだもん」
「でも」
メメの魔法はママを笑顔にすること。
それなのにママを泣かせてしまった。
「ママ、ありがとう。ママのおかげでメメは今日まで生きられました」
「やめてよ、もう」
「育ててくれてありがとう。守ってくれてありがとう」
「もういいってばぁ」
「一人で寂しかったけどママが見ててくれたよ。心の中でいつも励ましてくれたよ。ママはずっとメメのママでいてくれたよ。だからありがとう。大好き」
言い終えるころには、ママはメメよりも頭を低くして泣き崩れていた。
あんなに大きかったママが、こんなに小さい。
そのママの頭を抱きしめてメメは言う。
「心配しなくてもいいよ。ちゃんと、前見て生きるから」
伝えたいことはまだまだある。
だけど一番言わなきゃいけないことは全部言えた。
ママも必死に嗚咽を堪えて顔を整えるといつものママに戻った。
「ママも泣き虫」
「メメには負けるよ」
笑い声が響く。
するといつの間にか空も晴れていた。
きっと吸血鬼を倒せたってことだと思う。
「メメ、見て」
「ん?」
ママが指さす方に目を向けると大きな花があった。
まだ花は咲いていない。蕾のまま。
「手出して」
「こ、こう?」
ママと同じように花に手をかざす。
ママが何か唱えると、その花は一気に開花した。
美しく咲き誇る赤い花。甘い香りと共に花弁が舞う。まさに桜花爛漫。満開の花が紙吹雪のように景色を彩った。
「きれい」
「でしょ? メメは見るの初めてだよね」
「うん」
百年前は見れなかった。二百年前はメメが生まれた日だから。
「最期にメメと見れてよかったよ」
「え……ママ?」
驚くことではない。
こうなることは知っていた。
ただ、やっぱり感情が込み上げてしまう。
「もう時間だね」
ママは光に包まれた。
体から粒子のようなものが漂っている。
「ママ! あ……」
掴もうとしたところでもう触れることは出来なかった。
さっきまであんなにあったかかったのにもう何も感じることが出来ない。
「メメ、ママからも言うね」
「うんっ」
涙を必死に堪えた。
最後くらい笑わなきゃダメ。
「時間無いから手短に、あの日の続きね。先に言われちゃったけど……」
ママの手が頬に触れる。
とってもあったかい。
あの日、死ぬ直前に伝えようとしてくれたこと。
それは魔法の言葉。
ずっとずっと聞きたかった言葉。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
ママは少し恥ずかしそうに笑った。
だからメメも笑顔で返す。
「うん!」
「じゃあ、元気でね。愛してる」
「うん、メメも。ママ大好き!」
「ふふっ、ありがと」
この一瞬一秒を、一語一語を嚙みしめる。
ママの身体が透明になっていく。
もう次が、本当に最後の言葉。
だから飛び切りの笑顔で、
「いってらっしゃい、メメ」
「行ってきます、ママ」
未来へ。
ママのいない未来へ。
でも待っているのは絶望ではない。
きっと、明るい未来が待っている。
笑える未来がそこにある。
ママは見ててくれるしメメは一人じゃない。
だからメメは歩いて行ける。
「ありがと、ママ」
最後に見た顔は笑顔だった。
笑顔を残して、魔法みたいに消えてしまった。
◇◆◇◆◇◆
ママとお別れしてからメメはしばらく一人でお花を見ていた。
散っていく花弁が綺麗で同時に儚さを感じた。
「あれ、おかしいな……」
今になって涙が溢れてきた。
拭っても拭っても止まらない。
ボロボロと零れて地面を潤していく。
「これから、どうしたらいいんだろ」
心がぽっかりと空いたような感覚。
今までは寝ても覚めてもママのことばかり考えて絶望に打つひしがれていた。けれど未練は解消して、今はいい意味で空虚な気分。
でも心配いらなかった。
そんな心は溢れるくらいにすぐ満たされた。
「……!!!」
遠くから声が聞こえる。後ろからだ。
その声がどんどん近づいてくる。
まだ泣き止んでないから見られる前に頑張って拭う。
よし、これでだいじょう……
「「「メメ(ちゃん)!」」」
どかっと背中に重みを感じた。
そのまま潰れるように、というか押しつぶされた。
「いててて……なぁに? みんなどうしたの?」
目に映ったのは三人。
メメの上には二人の女の子が乗っかっていた。
もう一人の男の子は真上からメメを除いて笑っている。
「もう、フェンリィ! 押したら危ないでしょ。メメがびっくりしてるじゃない」
「びっくりしてるなら成功じゃないですか! ルーナが転ぶのが悪いんですよ!」
「落ち着けって二人とも。喧嘩してる場合じゃないだろ?」
「あ、そうでした」
「そうね」
メメは本当に訳が分からなくてポカンと口を開けた。
三人はそんなメメに手を差し伸べて言う。
「「「誕生日おめでとう!」」」
いいのかな。メメがこんなに幸せで。
ママにも会えて、ちゃんとさよならも出来た。
こんなに幸せな日は初めて。
「あり……がと」
どんどん見えなくなっていく。
みんなの顔が万華鏡みたいになっていく。
綺麗だった。世界がこんなにも輝いている。
みんなのおかげだよ。
みんなにも会えて本当に良かった。
ちゃんとお礼言わなきゃね。
あ、でもごめんねみんな。
ちょっと、頭がくらくらして……
「「「メメ(ちゃん)!?」」」
メメはもう泣きすぎて脱水症状で倒れた。
全部幸せの涙。今日はなんだかいい夢見れそう。
ママもゆっくり休んで、天国でメメのこと見守っててね。
「うん、メメ」
ママはメメを抱きしめた。
ずっとずっと会いたかったママ。
今いるのは、メメの知ってるママ。
「あのね、メメずっとね……」
伝えたかった。
ありがとうもごめんねも、伝え足りなかったから言おうとした。言おうとしたけど、言えなかった。
「メメは、えっと、ごめ……んむううううううう!?」
突然喋れなくなった。視界も真っ暗。
ママがもっと抱きしめてきたせい。
苦しいくらい抱きしめられた。
「ごめんね、メメ。酷いことたくさん言ったよね? 全部嘘だよ? 本当はそんなことこれっぽっちも思ってないからね? 本当はメメの事大好きだよ。もうね、食べちゃいたいくらいだよ?」
「んん! んんんん!」
「ねえ聞いてる? あ、もしかして怒ってるのかな? そうだよね、ママ最低だよね。ごめんねメメ、嫌いにならないで? 嫌いになったらママ泣いちゃうな。ねぇ、メメ?」
「んー! んー! んー!」
気づいてとポカポカ背中を叩く。
変わってないなぁ。昔からこうだった。
なんだか、つい最近の出来事に感じる。
「あっ、やだ大丈夫? もっとお顔良く見せて。あーよかったかわいい。もうこの子はほんとにかわいいなぁああああ! こんなに目くりっくりしてて。え? この子わたしの子なの? 超かわいいんだけど!?」
「や、やめてよママぁ。くすぐったいから。もうちっちゃい子じゃないんだよ?」
「ふふっ、そうだった。大きくなったね、メメ」
「……うん」
あぁ、ダメだ。涙が止まらない。
でも不思議。今まで流したどの涙よりも気持ちがいい。
「やっぱり変わってないかな? かわいい顔が台無しだよ。ま、それでもかわいいんだけどね」
涙を拭ってよしよししてくれる。
ダメ。これ以上泣いたらママの顔見れなくなっちゃう。
もう時間無いのに。泣かせないでよ。
「メメ、今楽しい?」
「うっ、うん。楽しいよ。お友達がね、できたんだよ」
それを聞いて、ママは少し上を向いた。
鼻をすすると安心したような顔になってまたメメをじっと見た。
「メメをね、必要って言ってくれるんだよ」
「そっか、よかったね」
「でもね、ママがいたらもっと……」
ママはメメの口に人差し指を当てた。
お口チャックの意味。
「ありがとう、ママ」
「え?」
「生んでくれて」
「……」
自然と口に出ていた。
安心させるためとか感謝を伝えようとか考えたわけじゃない。
心からそう思えた。ママの子どもよかったって。
「ママ?」
「ちょ、ちょっと待って。……こっち、見ないで」
「泣いてるの?」
「そ、そんなわけないよ。ママだもん」
「でも」
メメの魔法はママを笑顔にすること。
それなのにママを泣かせてしまった。
「ママ、ありがとう。ママのおかげでメメは今日まで生きられました」
「やめてよ、もう」
「育ててくれてありがとう。守ってくれてありがとう」
「もういいってばぁ」
「一人で寂しかったけどママが見ててくれたよ。心の中でいつも励ましてくれたよ。ママはずっとメメのママでいてくれたよ。だからありがとう。大好き」
言い終えるころには、ママはメメよりも頭を低くして泣き崩れていた。
あんなに大きかったママが、こんなに小さい。
そのママの頭を抱きしめてメメは言う。
「心配しなくてもいいよ。ちゃんと、前見て生きるから」
伝えたいことはまだまだある。
だけど一番言わなきゃいけないことは全部言えた。
ママも必死に嗚咽を堪えて顔を整えるといつものママに戻った。
「ママも泣き虫」
「メメには負けるよ」
笑い声が響く。
するといつの間にか空も晴れていた。
きっと吸血鬼を倒せたってことだと思う。
「メメ、見て」
「ん?」
ママが指さす方に目を向けると大きな花があった。
まだ花は咲いていない。蕾のまま。
「手出して」
「こ、こう?」
ママと同じように花に手をかざす。
ママが何か唱えると、その花は一気に開花した。
美しく咲き誇る赤い花。甘い香りと共に花弁が舞う。まさに桜花爛漫。満開の花が紙吹雪のように景色を彩った。
「きれい」
「でしょ? メメは見るの初めてだよね」
「うん」
百年前は見れなかった。二百年前はメメが生まれた日だから。
「最期にメメと見れてよかったよ」
「え……ママ?」
驚くことではない。
こうなることは知っていた。
ただ、やっぱり感情が込み上げてしまう。
「もう時間だね」
ママは光に包まれた。
体から粒子のようなものが漂っている。
「ママ! あ……」
掴もうとしたところでもう触れることは出来なかった。
さっきまであんなにあったかかったのにもう何も感じることが出来ない。
「メメ、ママからも言うね」
「うんっ」
涙を必死に堪えた。
最後くらい笑わなきゃダメ。
「時間無いから手短に、あの日の続きね。先に言われちゃったけど……」
ママの手が頬に触れる。
とってもあったかい。
あの日、死ぬ直前に伝えようとしてくれたこと。
それは魔法の言葉。
ずっとずっと聞きたかった言葉。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
ママは少し恥ずかしそうに笑った。
だからメメも笑顔で返す。
「うん!」
「じゃあ、元気でね。愛してる」
「うん、メメも。ママ大好き!」
「ふふっ、ありがと」
この一瞬一秒を、一語一語を嚙みしめる。
ママの身体が透明になっていく。
もう次が、本当に最後の言葉。
だから飛び切りの笑顔で、
「いってらっしゃい、メメ」
「行ってきます、ママ」
未来へ。
ママのいない未来へ。
でも待っているのは絶望ではない。
きっと、明るい未来が待っている。
笑える未来がそこにある。
ママは見ててくれるしメメは一人じゃない。
だからメメは歩いて行ける。
「ありがと、ママ」
最後に見た顔は笑顔だった。
笑顔を残して、魔法みたいに消えてしまった。
◇◆◇◆◇◆
ママとお別れしてからメメはしばらく一人でお花を見ていた。
散っていく花弁が綺麗で同時に儚さを感じた。
「あれ、おかしいな……」
今になって涙が溢れてきた。
拭っても拭っても止まらない。
ボロボロと零れて地面を潤していく。
「これから、どうしたらいいんだろ」
心がぽっかりと空いたような感覚。
今までは寝ても覚めてもママのことばかり考えて絶望に打つひしがれていた。けれど未練は解消して、今はいい意味で空虚な気分。
でも心配いらなかった。
そんな心は溢れるくらいにすぐ満たされた。
「……!!!」
遠くから声が聞こえる。後ろからだ。
その声がどんどん近づいてくる。
まだ泣き止んでないから見られる前に頑張って拭う。
よし、これでだいじょう……
「「「メメ(ちゃん)!」」」
どかっと背中に重みを感じた。
そのまま潰れるように、というか押しつぶされた。
「いててて……なぁに? みんなどうしたの?」
目に映ったのは三人。
メメの上には二人の女の子が乗っかっていた。
もう一人の男の子は真上からメメを除いて笑っている。
「もう、フェンリィ! 押したら危ないでしょ。メメがびっくりしてるじゃない」
「びっくりしてるなら成功じゃないですか! ルーナが転ぶのが悪いんですよ!」
「落ち着けって二人とも。喧嘩してる場合じゃないだろ?」
「あ、そうでした」
「そうね」
メメは本当に訳が分からなくてポカンと口を開けた。
三人はそんなメメに手を差し伸べて言う。
「「「誕生日おめでとう!」」」
いいのかな。メメがこんなに幸せで。
ママにも会えて、ちゃんとさよならも出来た。
こんなに幸せな日は初めて。
「あり……がと」
どんどん見えなくなっていく。
みんなの顔が万華鏡みたいになっていく。
綺麗だった。世界がこんなにも輝いている。
みんなのおかげだよ。
みんなにも会えて本当に良かった。
ちゃんとお礼言わなきゃね。
あ、でもごめんねみんな。
ちょっと、頭がくらくらして……
「「「メメ(ちゃん)!?」」」
メメはもう泣きすぎて脱水症状で倒れた。
全部幸せの涙。今日はなんだかいい夢見れそう。
ママもゆっくり休んで、天国でメメのこと見守っててね。
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