悪役令嬢は家族に支えられて運命と生きる

西 ゆう

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答えが出ないまま目を覚まして1週間後、家族に呼ばれて執務室に集まった4人は、エリーナが元気になってくれた事を皆で喜んでいた。

そして落ち着いた頃父ロバートは
「エリーナに話す事がある。
アルフォンス殿下の事だ」

ビクリとし体を固くしたエリーナを見ながら、アルフォンスの状態は隠し、国王陛下達との話し合いの事を話した。そして
「殿下が、エリーナに信じて待ってて欲しいと伝言だよ」
「ありがとうございます。とお伝えください」
冷静な口調でエリーナは答えた。

先日までツガイ狂いの様になっていたのに、部屋に入って来た時からの落ち着いた様子に皆困惑した。

心配そうに母マリアンヌは
「エリィの力になりたいから何か思って事があれば教えて頂戴?」
「ツガイって何ですかね?」
と、エリーナは呟いた。
「私は獣人に取ってツガイとは幸せでもあるし、呪いでもあると思っている。
どうしてそんな事を聞くんだい?」
「じゃあ私に取ってツガイは呪いで、
匂いの分からなくなったアルも呪いなんでしょうね?」
隠していたアルフォンスの状態を言うエリーナに皆が驚いた。

「何で私達はあんなに早くツガイ判定が出てしまったんでしょか?
それが無ければお互い知らずに暮らし、ツガイでは無い人と幸せな結婚をし、こんなにも苦しい思いをせず、老いていけたのに……
……どう考えても答えが出ないんです……」
目に涙を浮かべながらエリーナは寂しそうに苦しそうに笑う。

それを見た家族皆でエリーナを抱き締める。

リチャードは
「どうして殿下が匂いが分からないって知ってるの?」
と疑問に思っていた事をエリーナに聞いた。

あーやっぱりそうなるよね。
でももう1人で考えて居ても、答えは出ないし、どっちみち家族を守る為には、家族を信じて話してみよう!


「実は………」
決意を固めたエリーナは家族に前世の記憶、小説の事を話した。
話終えると
「信じれないと思います。
ただ小説の中のエリーナの気持ちが凄く分かるんです。
今でもアルをツガイだと判るし、匂いもしてた。
だからこそツガイ狂いになるのが怖い。
でもアル以外の人と結婚したくない。
ずっと一緒に居たい気持ちが抑えきれないんです。
だからどうしていいのか分からないんです……」

それを聞いたロバートは
「話てくれてありがとう。
どうしていいのか分からない。殿下も同じ事を言っていた。

前世と小説の話を全て今は信じる事は出来ない。
だがエリィの事は信じてる。
色々調べる時間を私達にくれないか?
2人に取って最善を尽くそうと思う」

それを聞いたエリーナは泣き出した。
リチャードとマリアンヌは私も(僕も)エリィの事信じてると言いながらまた抱き締めてくていた。


泣き疲れたエリーナを部屋に戻し、残った3人は、

「転生、前世かぁ。聞いた事は無いな?
だが絵里が居るのは確かだ」

「どうして判るんですか?」
とマリアンヌは困惑しながらロバートに問いかけた。

「実は僕と王族ぐらい魔法量が多い者はその人の魔法のオーラ見たいなのが見えるんだ。
だから今まで無かった澄んだ光みたいなのが混ざっている。多分それが絵里の事だと思う」

「僕も父上程じゃ無いとは思いますが、薄ら見えました。
なので僕も絵里は居ると思います」

「そうか。リチャードにも見えたか。
また魔法量増えたんじゃないか?」
と嬉しそうにリチャードを見る。

「父上そんな事は今はどうだっていいんです。
エリィのです」

「すまん。リチャードの成長が嬉しくてな!
陛下に相談してツガイの事、異世界の事、前世の事を調べる為に王族しか入れない書物庫に入らせて貰おうと思う。」
「丁度学園に入学するので図書館で僕も調べてみます」
「じゃあ私はエリィと領地でエリィを支えますわ」


家族はエリーナを守る為決意を固めた。
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