悪役令嬢は家族に支えられて運命と生きる

西 ゆう

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落ち着いた頃国王陛下は
「良くやった。アルフォンス」
と労いの言葉をかけた。
「ご協力ありがとうございます。
全てはエリィの為です。これでエリィと僕を邪魔する者は居なくなりました」 
「おっ。そうだな」
「じゃあ今日婚約しましたよね?」
「そうだな」
「じゃあ明日エリィと結婚します」
「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」
「結婚式はエリィに似合うドレスを作りたいので、明日は無理ですが、籍だけ入れてエリィと夫婦になります。
そしてエリィはまだ後一年学園が残っているので子供はまだ作りませんが、一緒に暮らします。
エリィと少しの時間しか会えないのはもう嫌です」
「いや……エリーナ嬢はまだ17歳で結婚出来る歳じゃないから無理だ」
「あっ、そうか。
じゃあ誕生日が来た籍を入れるので、一緒に暮らします」
「だから……」
「嫌です」

先程までのアルフォンスとの違いに皆困惑を隠せなかった。

横で聞いていたエリーナは

えっ?
学園でアルの事見れなくなるから、寂しく思っていたけど、一緒に暮らすの?嬉しい!
一緒に暮らしたらアルと一緒に何をしよう?

と妄想を膨らませニヤニヤしていた。


すると氷の悪魔ロバートが
「殿下エリィの事が好きで離れたくないのはデビュータントの時から、よーく知っています。
本当はエリィを嫁に出すのも嫌なのに、
学園を卒業して結婚するまでエリィはうちの家から出させません。
これは決定です。
そしてエリィお前もその気になるな!!」
「「え~」」
「え~じゃない。2人してポンコツになるのはやめなさい。
ほらパーティを再開しますよ」

その後渋々な様子でパーティを再開させた2人は、食べ物を食べさせ合い、挨拶に来た者に惚気、抱き締め合い、イチャイチャと甘い、甘ーーーい空気を出していた。

それを見た国王陛下は頭を抱え、ロバートはため息を付き、初めて2人の光景を見た者達は呆気にとられ、口の中が甘くなり、その日のデザートは大量に残ってしまった。


色んな意味で伝説の卒業パーティとなった。
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