異世界召喚 ~俺は目立ちたくないのに~

しろくま

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ウエスト大陸編

12話 迷宮への道中2

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俺たちは魔物に襲われた、恐らく貴族の人を助けた。護衛や連れの人は全滅していた。

ちなみに、耀たちとって、襲っていた魔物は瞬殺だったため、映像描写はない。なお、A+ランク相当の魔物が3匹ほどいたが。

「大丈夫ですか?そこのお嬢様」(貴族っぽいから砕けた話し方はできないな)

「え、えぇ。それにしてもとても強いのね、あなた」

「まぁ、毎日修行の日々でしたからね」

「そうなのね。あ、そうだ。私の名前はシャーロット・ガルシア。ガルシア領を治めるアンドリュー・ガルシアの娘よ。あと、シェリーと呼んでね」

「あ、あぁシェリー。けど、私のような一般人に砕けた話し方でよろしいのですか?」

「あ、うん。そうね。なら、あなたも砕けた話し方でいいわ」

そうですか?…なら、これでいく」

こいつ、軽すぎる…。この世界の貴族は威厳というものを持ち合わせていないのだろうか…。

「あ、そ、その、助けてくれてありがとう」

「いや、感謝なんていいよ。悲鳴が聞こえたから助けにきただけだし」

「そ、そう?あの、その強さを見込んで1つお願いがあるのだけれど…」

貴族のお願いはロクなものがないのがテンプレだが…。まぁ、一緒にきた人も全員死んでしまったしお願いの内容次第だな。

「あぁ、いいぞ。だが、その内容次第だがな」

「ほ、本当?!えっと、お願いというのは『白亜の塔』でのみ手に入るという『精霊の涙』というアイテムよ。これには、どんな傷でも一瞬で治してしまう効果があるらしいの」

ふむ、『白亜の塔』にあるのか。今から行くところだったから、助けてやってもいいか。

「よし、いいだろう。俺の(基本的に人前ではアビーは隠す)目的地だしな」

「本当?!ありがとう!」

「でも、そんなアイテムが必要ってことは身内の誰かが、瀕死の状態なのか?」

「えぇ。でも、これ以上詮索しないでもらえると助かるわ」

「わかった。あ、あと同行を許可するうえでステータスをみせてもらう」

「それくらいならいいわよ。大したことないしね」

      ステータス 
・名前  シャーロット・ガルシア
・種族  人族
・年齢  19歳 
・職業  貴族
・レベル 14
  
 ・生命力 80
 ・魔力  140
 ・力   50 
 ・俊敏  60
 ・器用  100
 ・運   500

  ・スキル
・なし


運が高いな。これは『精霊の涙』が意外と簡単に手に入るかもしれないな。けど…。


「『精霊の涙』の入手方法は知ってるのか?」

「ううん、分からない。あちらに着いたら、情報を集めるわ」

こいつ、ノープラン女か…。

「そうか」 

まぁ、情報は一瞬で手に入るんだがな。

(アビー、『精霊の涙』の入手方法は分かるか?)

(はい、バッチリです。って、あれ?方法が少し曖昧ですね)

(ん?どんなのだ?)

(精霊を泣かせて、涙を拾う。以上です)

…。わけがわからねーな。まず、精霊を見つけ出す必要があるのか。それは、塔の内部で探すしかないか。

「『精霊の涙』の入手方法は知ってるから安心しとけ」

「ほんっと、あなたって規格外よね」

「あぁ、自覚してるさ(アビーに言われてだが)」

「あ、『白亜の塔』まで歩くが大丈夫か?お嬢様」

「むぅ、バカにしないでよ。歩くことくらい平気よ」

「なら、いくか」

「えぇ」

しかし、大きな荷物(精神的に)が増えたな。これ以上、厄介事に巻き込まれるのはゴメンだな。
っていうか、俺の気持ちを嘲笑うかのように、俺の近くでなにかおきるよな。あの野郎(=魔神王)、なにもしてないだろうな。まったく…。

こうして、耀は新たな仲間(?)とともに『白亜の塔』に向かった。

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しろくまです。

シェリーはヒロインになるのか、ならないのか。それはお楽しみですね。

最近、感想で色々なコメントをいただき、たくさん学ばせてもらっています。これからもどうぞ、よろしくお願いします。

後ほど、スマホを魔力で充電できるような方向へ修正いたします。






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