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プロローグ
***
しおりを挟む鉛のような空気に、男は一つため息を吐いた。野球場さえ取り囲む程の公園には、静寂が漂っている。
男はつぶさにベンチから立ち上がると、右足の靴を浅く履き直し、大きく空を蹴った。
「あーした天気になーれ!」
靴は横から空を見上げていた。
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