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19、⭐︎*まだ治療中?終わらない、アレ
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⭐︎R指定入ります。
前後左右、のぞき見、チラ見などにご注意を
*主にアロン目線です。
頭をポンポンなでながら、髪の柔らかさを堪能(たんのう)した。
ここでもう魔物採取は終わった。
だから、立ち去るべきだった。
なのに未練たらしく、シエル君の髪をさわりたくなり…だが、離れなくてはぁぁぁぁ!!
結果は、頭ポンポンから離れることも、誘惑?お誘い?小悪魔なシエル君の言葉に負け、このままずるずる引き込まれてしまった。
私は我慢しなければならない。
相手は、公爵家の三男。
身分も違う。
ほぼ死にかけの36歳の男。
仲間を殺したも同然の男。
なのに、つい、誘惑に負けなぜか服を…最後の砦(とりで)を取り払ってしまった。
そして、魅惑的な瞳で見つめられ観察されていた。
「色も形も太さが、なんか全然ちがう」
な、なぜ、そこに息を吹きかけるんだ?
ウググっ!!
「(私は試練をうけているのか…)んっ……」
視線が私のブツから離れない!!
なぜだ?なぜなんだ?
同じものなら、付いてるのに。
まぁ、す…少し、大きさや形、太さとかは…君のは可愛い、食べやすそうな大きさだ!!
わ、私は何をイッ!!
先っちょをツンツンされてしまった。
ブツの先っぽからは、がまん汁が出てしまった。
まさか男のコレを初めて見たとかじゃないだろう、な?
自分の性器とシエル君のは色々ちがうから、珍しいのか?
先っぽにつんつんと刺激されたあと、なんとそのがまん汁をぐりっと先っぽに塗りつけてきたのだった。
「だ、ダメだ、これ以上は……」
やばい、すぐにイッてしまいそうだ!!
「ボクがしたら気持ちよくはない?それとも、やっぱり気持ち悪い…ご、ごめんなさい」
な、なんでだぁぁぁ!!
なんでシエル君が謝って目をうるうる、今にもこぼれ落ちそうな、な、なぁぁぁ!!!
な、泣かしてしまった。
私の、私のがまん汁を触って泣いてしまった。
36歳のがまん汁、こらえ症がなく早漏とか思われたのか?ち、ちがう、私は断じて早漏ではないからな!!
「す、すまない。シエル君すまん!!」
やっぱり、早い男は嫌だよな?
もっと前戯(ぜんぎ)を丁寧にし、は、初めてそうな
あなたの穴…ッ、シエル君の中に挿りこみたい。
優しく、優しくするから私に抱かれてほしい!!
抱かしてくれ!!今すぐにでも、抱きしめたい!!
すまない、抱きしめられたくないなら…今すぐ逃げてくれ!!
ギュギュウー!!
力を挿れ…ゴホッ。力をイれすぎたら壊れてしまいそうだ。身体に幾つかのキズや打ち身?骨折痕?
細すぎる体。肋骨がくっきり見える身体。
公爵家の三男は病気……。
薬草にリンゲンヒル……。
傷や熱下げにも使われる薬草と魔物。
自分の身体を……。
ぼろぼろになりながら、この子は……。
ふんわりと抱きしめるチカラがキツくなりすぎないように、そっと抱きしめた。
「優しすぎる!!優しくしすぎて、いやぁ!!もっと、もっと…っ」
もっと、なんだ?!
もっと、キツくだきしめて…もっと!!
がまんの限界だった。
うるんだ瞳、仕草、言葉攻め、私のブツはもうすぐ決壊(けっかい)する。確実に。
優しく軽い身体を抱き上げ、そっと倒した。
妖しく潤んだ目を見ないように、仰向けになったシエル君の腰にクッション代わりの枕をいれた。
可愛いモノが私の目の前に!!
ググッと両方の太ももを私の肩にかけた。
「っんあっ!!…ッ、やぁ、あっ…んん」
まさか私が誰かの性器を口にするとは思わなかった。
彼の性器をなぜか可愛いと思った。
サイズは彼の身体に見合う大きさで、小さいとは思わないがちょうどいい大きさだと思った。
全てを私に見せつけるかのように恥部(ちぶ)をさらけ出してくれた。
性器だけでなく秘所へと続く道まで丁寧に舐めほぐした。
こんな事をするのも、こんな事をしたいと思ったのは君だけだからな!!
「んっ、あっ、アっ、ロン…んっ…ダメェ!!」
イっ、今、私の名前を、私を!!
アロンだ!!そう、私をアロンと呼び捨てにしてくれ!!
もっと、声が聞きたくて執拗(しつよう)に舐めた。
「ナニがだめなんだ?」
会話もしないといけないが、前戯(ぜんぎ)も手は抜けない。
可愛い顔で、可愛い声で喘(あえ)ぎ、そしてわざとなのかと言いたくなるほど、この私に見せつけるかのように、身じろぎ、そして攻撃的な可愛い発言をした。
完敗だ。
ブシュゥゥゥ、しゅるるるぅ……
1度目よりは量は落ち着いているが、かなり溜まっていたのか2回目なのに白い液体は、やらしく体にまとわりついていった。
絞り出すかのように、丁寧に性器に刺激を与えた。
「イッ、いゃ…イッ、イッたから、イッたのに…もう、うぅ、あっ、アロ…ンッ…さぁ」
「さんは、いらない。アロンと呼べ。シエル」
もう一度、イかせるつもりで今度は胸だけじゃなく、
性器を触り、舐めほぐした。
こんなにも我慢したのは、初めてかもしれない。
早くここに挿りたい。
円を描くように、挿り口を何度も指と舌で撫でた。
ゆっくりと慎重に指を侵入させた。
最初は、異物感があると聞くからか可愛い顔にぷっくりする柔らかな唇を彼本人が噛んでいた。
このままでは傷ついてしまうと思い、右手の指は挿り口に、左手の指を彼の熱い口に入れた。
「痛みは?」
「んんっ、は、恥ずか…死ぬ」
「ええっ!!」
ググッ
「んあぁぁ!!やぁ…っ」
しまった!!
恥ずかしい?恥ずか、しぬ?死ぬ?!
どういう事だ?
死ぬほど痛いのか?
驚き過ぎて、指の第一関節までしか、まだ挿れてなかったが、ぐっぽり指の付け根まで挿れてしまった。
傷つけてないか心配で、指をゆっくり動かし抜こうとした。
「やぁ…、もぅ、アロ……っん、ぬ、抜かないでぇ…ッ、お願、いっ」
理性が、私の理性がぁぁぁ!!
痛みを与えたいわけじゃない、潤いがあれば痛くないはずだと思い、指と尖らせた己(おのれ)の舌を駆使(くし)し、逃れようとする細い腰をがっつり捕まえ、後ろの挿り口を攻めた。
指も2本から3本に増やした時、シエル君の身体がひときわ大きく波打った。
「ああぁぁぁ~、やぁぁ、こ…そこ、ゃああぁ!!」
ビクン、ビクンとした身体、そして彼の性器から3度目の白い液体が流れた。
イッたのか。
ココが彼の前立腺。
イイところを刺激すると、快楽のためなのか恍惚(こうこつ)とした可愛い表情で、また攻撃的な言葉で誘惑してきた。
「ゃ、もぉ…ッ、やなのぉ、アロンさぁ、ん…して!もっと、おっきいのん、してっ!!お願い!!」
このお願いは、キツイ!!
その言葉だけで、イきそうだ。
「後悔しないか?」
私は30代だ、3じゅう…年齢的に君には…!!
「後悔なんか、してない。アロン、さんとじゃなきゃ…こ、こんな…えっちぃなことしない!!」
グハッ!!
「し、て!!嫌かもしれないけど、して欲しいの!!アロンさんが、欲しイイっ、お願い…」
く、クソっ!!
どうなっても、いや、だ、ダメ、ダメだがダメだぁぁ!!
許可は得た!!
シエル君の秘処、あの穴に私のはち切れそうなほど痛む物体を押し当てた。
急いではいります、と言わんばかりに、制止をかける間もないまま、私の先っぽは熱くて狭い潤んだ場所にめり込んでイッた。
気が遠くなるほどの快感!!
すでに準備万端だった私の物体は、臨戦体制(りんせんたいせい)になっていた。
はいった瞬間イクって、私は10代並みなのか、それとも本当に早漏なのか?
「う、うぅ…早く、して」
ハッとした。
もしかして、気づかれてない?
イッたばかりで、出してしまったのに、なぜかブツの勢いは復活し、また彼の奥を侵攻(しんこう)出来る状態になった。
シエル君の、可愛い胸や濡れそぼった彼の性器をゆるゆると刺激した。
気がそれたのか、それとも私のブツの大きさに少し慣れたのか、うまい具合に締め付けがゆるまった。
「中が熱くてとろけてきたな」
会話、気の利いた会話をしなければ!!
今まで忘れていた、シュミレーションを思い出していたが、色々飛ばしたり、順番が今どこなのかわからなかった。
「アロン…さんっ、ンッ、す、す…ッ」
さんは要らないと言おうとしたが、す、の先を聞きたくて黙っていた。
す、の次は、なんだ?
年甲斐もなく、なぜか高まるイロイロ。
期待してはイけない…ごほほっ!
「あっ、アロンさぁん、のせい、だからね」
す!す、の先は?!
わ、私のせい?セイ、性、精…。
ううっ、わ、わからない。10代の子の考えがわからない!!
落ち込みが激しく、身体の力がなぜか抜けてしまった。
彼に覆い被さるように、彼の顔を避けるようにずらしてベッドで項垂れた。
「アロン、さん?…大丈夫?」
大丈夫だけど大丈夫じゃない。
す、の後の言葉が気になり身体にチカラが入らないんだとは、言えなかった。
「アロン、さん、笑わない?」
「えっ?」
「笑わないって約束してくれるなら、す、の続き、言うから」
「う、あぁ、笑わない。この先も君が笑うなって言うなら笑わない、約束する!!」
「ええ!いぃっ、そ、そこまで大げさには、しないで」
私は真剣に言ったのに、大げさに思ったのか?
「初めて君と逢った時から、気にはなっていたから、大げさじゃないよ」
私の言葉に口をパクパクさせていた。
私の君への気持ちは言わないつもりだ。
気にはなる、それくらいまでなら許してくれるかな?
※シエル目線
アロンさんがシエルにくっついてたエロい魔物をとってくれた。
なぜかはわからないけど、オレとボクが混じった感情の起伏が激しい。
まだ、これは自分じゃないとかシエルに取り憑いている感じがした。
こんな時に何を思ってるんだとか思われるかもしれないけど、前の自分、シエルの過去がどんなもんだったのかとかあまりわからない。
過去の自分、過労死した看護師、15連勤、たぶん男、たぶん30代、名前、わからない。
過去の自分が知りたい、今のオレはどんな状態なのか?シエルはどうなのか?
知りたい。
ベッドにグリーコさんがプレゼントしてくれたカバンがあった。
そういえば、家出する時に持ってきた中にマイ枕があった。淡い青系の小さめの枕。子ども用なのかなと思いながら、あれば便利そうだと思い持ってきたものだった。
一度も使ってなかったけど、使ってみようかな?
ここのギルドの宿?の枕は…うん、使えない。
色々な液体がついている。
枕なしでも寝れるけど、あれば便利だよね。
アロンさん、さっきから動かないけど大丈夫かな?
こんな恥ずかしい格好だけど、なんだかホッとする。
人肌って気持ちいいんだ。
過去のオレと過去のシエルは、人肌なんて知らないのかもしれない。
過去を知りたい、眠い。
お尻にまだ、ナニが挟まってる気がするぅ。
紅い髪の男の子?
紅い髪と、銀色の髪の男の子が遊んでるいた。
この子……。
画面は切り替わり、王妃が冷たく笑っていた。
泣き笑い。
オレの中のシエルが怖がっていた。
赤ん坊と王妃が交互に映し出されていた。
そして、小さなシエル。
年齢は様々だったけど表情が乏しいシエル。
冷たい表情の、たぶん王族。
暗い部屋に横たわる誰か。
虫が飛び…ッ。……うっ!
……ル
知っていたはずなのに、知らない人たちが黒い服を着て焦った顔や泣いている顔をしていた。
病院?
知らない、女の子が泣いている。
女の子のいるベッドに、ゲームソフトがいくつかあった。そこには、紅い髪の男の子や様々な髪色の男の子が笑顔が溢れていた。
画面は次々と変わり、女の子はたぶん亡くなった。
誰?
………ッ………!!
病院に群がるたくさんの赤い光。
なんなんだ?
「……ん!……ルく!!」
揺さぶられる身体、温もりある身体。
シエル、今のこのオレでありボクの名前。
私…俺、前世には、絶対戻れない。
「シエルくん!!」
ぱちっ
目の前に、心配気にオレを…ボクの名前を呼び、過去の自分がから目を覚ましてくれた人がいる。
金髪でキレイな碧眼、宝石の種類はわからないけどこの人の目の色なら、なんだか安心と幸福を与えてくれそうな色の宝石なんだろうなぁ。
「抱きしめて、ボク…オレを、抱きしめて!!」
お願い。今はヒトリにしないで欲しい。
「激しく抱きしめて欲しい」
「あなただけに、抱かれたい」
ボクとオレは、あなたを好きになってしまったかもしれない。
前後左右、のぞき見、チラ見などにご注意を
*主にアロン目線です。
頭をポンポンなでながら、髪の柔らかさを堪能(たんのう)した。
ここでもう魔物採取は終わった。
だから、立ち去るべきだった。
なのに未練たらしく、シエル君の髪をさわりたくなり…だが、離れなくてはぁぁぁぁ!!
結果は、頭ポンポンから離れることも、誘惑?お誘い?小悪魔なシエル君の言葉に負け、このままずるずる引き込まれてしまった。
私は我慢しなければならない。
相手は、公爵家の三男。
身分も違う。
ほぼ死にかけの36歳の男。
仲間を殺したも同然の男。
なのに、つい、誘惑に負けなぜか服を…最後の砦(とりで)を取り払ってしまった。
そして、魅惑的な瞳で見つめられ観察されていた。
「色も形も太さが、なんか全然ちがう」
な、なぜ、そこに息を吹きかけるんだ?
ウググっ!!
「(私は試練をうけているのか…)んっ……」
視線が私のブツから離れない!!
なぜだ?なぜなんだ?
同じものなら、付いてるのに。
まぁ、す…少し、大きさや形、太さとかは…君のは可愛い、食べやすそうな大きさだ!!
わ、私は何をイッ!!
先っちょをツンツンされてしまった。
ブツの先っぽからは、がまん汁が出てしまった。
まさか男のコレを初めて見たとかじゃないだろう、な?
自分の性器とシエル君のは色々ちがうから、珍しいのか?
先っぽにつんつんと刺激されたあと、なんとそのがまん汁をぐりっと先っぽに塗りつけてきたのだった。
「だ、ダメだ、これ以上は……」
やばい、すぐにイッてしまいそうだ!!
「ボクがしたら気持ちよくはない?それとも、やっぱり気持ち悪い…ご、ごめんなさい」
な、なんでだぁぁぁ!!
なんでシエル君が謝って目をうるうる、今にもこぼれ落ちそうな、な、なぁぁぁ!!!
な、泣かしてしまった。
私の、私のがまん汁を触って泣いてしまった。
36歳のがまん汁、こらえ症がなく早漏とか思われたのか?ち、ちがう、私は断じて早漏ではないからな!!
「す、すまない。シエル君すまん!!」
やっぱり、早い男は嫌だよな?
もっと前戯(ぜんぎ)を丁寧にし、は、初めてそうな
あなたの穴…ッ、シエル君の中に挿りこみたい。
優しく、優しくするから私に抱かれてほしい!!
抱かしてくれ!!今すぐにでも、抱きしめたい!!
すまない、抱きしめられたくないなら…今すぐ逃げてくれ!!
ギュギュウー!!
力を挿れ…ゴホッ。力をイれすぎたら壊れてしまいそうだ。身体に幾つかのキズや打ち身?骨折痕?
細すぎる体。肋骨がくっきり見える身体。
公爵家の三男は病気……。
薬草にリンゲンヒル……。
傷や熱下げにも使われる薬草と魔物。
自分の身体を……。
ぼろぼろになりながら、この子は……。
ふんわりと抱きしめるチカラがキツくなりすぎないように、そっと抱きしめた。
「優しすぎる!!優しくしすぎて、いやぁ!!もっと、もっと…っ」
もっと、なんだ?!
もっと、キツくだきしめて…もっと!!
がまんの限界だった。
うるんだ瞳、仕草、言葉攻め、私のブツはもうすぐ決壊(けっかい)する。確実に。
優しく軽い身体を抱き上げ、そっと倒した。
妖しく潤んだ目を見ないように、仰向けになったシエル君の腰にクッション代わりの枕をいれた。
可愛いモノが私の目の前に!!
ググッと両方の太ももを私の肩にかけた。
「っんあっ!!…ッ、やぁ、あっ…んん」
まさか私が誰かの性器を口にするとは思わなかった。
彼の性器をなぜか可愛いと思った。
サイズは彼の身体に見合う大きさで、小さいとは思わないがちょうどいい大きさだと思った。
全てを私に見せつけるかのように恥部(ちぶ)をさらけ出してくれた。
性器だけでなく秘所へと続く道まで丁寧に舐めほぐした。
こんな事をするのも、こんな事をしたいと思ったのは君だけだからな!!
「んっ、あっ、アっ、ロン…んっ…ダメェ!!」
イっ、今、私の名前を、私を!!
アロンだ!!そう、私をアロンと呼び捨てにしてくれ!!
もっと、声が聞きたくて執拗(しつよう)に舐めた。
「ナニがだめなんだ?」
会話もしないといけないが、前戯(ぜんぎ)も手は抜けない。
可愛い顔で、可愛い声で喘(あえ)ぎ、そしてわざとなのかと言いたくなるほど、この私に見せつけるかのように、身じろぎ、そして攻撃的な可愛い発言をした。
完敗だ。
ブシュゥゥゥ、しゅるるるぅ……
1度目よりは量は落ち着いているが、かなり溜まっていたのか2回目なのに白い液体は、やらしく体にまとわりついていった。
絞り出すかのように、丁寧に性器に刺激を与えた。
「イッ、いゃ…イッ、イッたから、イッたのに…もう、うぅ、あっ、アロ…ンッ…さぁ」
「さんは、いらない。アロンと呼べ。シエル」
もう一度、イかせるつもりで今度は胸だけじゃなく、
性器を触り、舐めほぐした。
こんなにも我慢したのは、初めてかもしれない。
早くここに挿りたい。
円を描くように、挿り口を何度も指と舌で撫でた。
ゆっくりと慎重に指を侵入させた。
最初は、異物感があると聞くからか可愛い顔にぷっくりする柔らかな唇を彼本人が噛んでいた。
このままでは傷ついてしまうと思い、右手の指は挿り口に、左手の指を彼の熱い口に入れた。
「痛みは?」
「んんっ、は、恥ずか…死ぬ」
「ええっ!!」
ググッ
「んあぁぁ!!やぁ…っ」
しまった!!
恥ずかしい?恥ずか、しぬ?死ぬ?!
どういう事だ?
死ぬほど痛いのか?
驚き過ぎて、指の第一関節までしか、まだ挿れてなかったが、ぐっぽり指の付け根まで挿れてしまった。
傷つけてないか心配で、指をゆっくり動かし抜こうとした。
「やぁ…、もぅ、アロ……っん、ぬ、抜かないでぇ…ッ、お願、いっ」
理性が、私の理性がぁぁぁ!!
痛みを与えたいわけじゃない、潤いがあれば痛くないはずだと思い、指と尖らせた己(おのれ)の舌を駆使(くし)し、逃れようとする細い腰をがっつり捕まえ、後ろの挿り口を攻めた。
指も2本から3本に増やした時、シエル君の身体がひときわ大きく波打った。
「ああぁぁぁ~、やぁぁ、こ…そこ、ゃああぁ!!」
ビクン、ビクンとした身体、そして彼の性器から3度目の白い液体が流れた。
イッたのか。
ココが彼の前立腺。
イイところを刺激すると、快楽のためなのか恍惚(こうこつ)とした可愛い表情で、また攻撃的な言葉で誘惑してきた。
「ゃ、もぉ…ッ、やなのぉ、アロンさぁ、ん…して!もっと、おっきいのん、してっ!!お願い!!」
このお願いは、キツイ!!
その言葉だけで、イきそうだ。
「後悔しないか?」
私は30代だ、3じゅう…年齢的に君には…!!
「後悔なんか、してない。アロン、さんとじゃなきゃ…こ、こんな…えっちぃなことしない!!」
グハッ!!
「し、て!!嫌かもしれないけど、して欲しいの!!アロンさんが、欲しイイっ、お願い…」
く、クソっ!!
どうなっても、いや、だ、ダメ、ダメだがダメだぁぁ!!
許可は得た!!
シエル君の秘処、あの穴に私のはち切れそうなほど痛む物体を押し当てた。
急いではいります、と言わんばかりに、制止をかける間もないまま、私の先っぽは熱くて狭い潤んだ場所にめり込んでイッた。
気が遠くなるほどの快感!!
すでに準備万端だった私の物体は、臨戦体制(りんせんたいせい)になっていた。
はいった瞬間イクって、私は10代並みなのか、それとも本当に早漏なのか?
「う、うぅ…早く、して」
ハッとした。
もしかして、気づかれてない?
イッたばかりで、出してしまったのに、なぜかブツの勢いは復活し、また彼の奥を侵攻(しんこう)出来る状態になった。
シエル君の、可愛い胸や濡れそぼった彼の性器をゆるゆると刺激した。
気がそれたのか、それとも私のブツの大きさに少し慣れたのか、うまい具合に締め付けがゆるまった。
「中が熱くてとろけてきたな」
会話、気の利いた会話をしなければ!!
今まで忘れていた、シュミレーションを思い出していたが、色々飛ばしたり、順番が今どこなのかわからなかった。
「アロン…さんっ、ンッ、す、す…ッ」
さんは要らないと言おうとしたが、す、の先を聞きたくて黙っていた。
す、の次は、なんだ?
年甲斐もなく、なぜか高まるイロイロ。
期待してはイけない…ごほほっ!
「あっ、アロンさぁん、のせい、だからね」
す!す、の先は?!
わ、私のせい?セイ、性、精…。
ううっ、わ、わからない。10代の子の考えがわからない!!
落ち込みが激しく、身体の力がなぜか抜けてしまった。
彼に覆い被さるように、彼の顔を避けるようにずらしてベッドで項垂れた。
「アロン、さん?…大丈夫?」
大丈夫だけど大丈夫じゃない。
す、の後の言葉が気になり身体にチカラが入らないんだとは、言えなかった。
「アロン、さん、笑わない?」
「えっ?」
「笑わないって約束してくれるなら、す、の続き、言うから」
「う、あぁ、笑わない。この先も君が笑うなって言うなら笑わない、約束する!!」
「ええ!いぃっ、そ、そこまで大げさには、しないで」
私は真剣に言ったのに、大げさに思ったのか?
「初めて君と逢った時から、気にはなっていたから、大げさじゃないよ」
私の言葉に口をパクパクさせていた。
私の君への気持ちは言わないつもりだ。
気にはなる、それくらいまでなら許してくれるかな?
※シエル目線
アロンさんがシエルにくっついてたエロい魔物をとってくれた。
なぜかはわからないけど、オレとボクが混じった感情の起伏が激しい。
まだ、これは自分じゃないとかシエルに取り憑いている感じがした。
こんな時に何を思ってるんだとか思われるかもしれないけど、前の自分、シエルの過去がどんなもんだったのかとかあまりわからない。
過去の自分、過労死した看護師、15連勤、たぶん男、たぶん30代、名前、わからない。
過去の自分が知りたい、今のオレはどんな状態なのか?シエルはどうなのか?
知りたい。
ベッドにグリーコさんがプレゼントしてくれたカバンがあった。
そういえば、家出する時に持ってきた中にマイ枕があった。淡い青系の小さめの枕。子ども用なのかなと思いながら、あれば便利そうだと思い持ってきたものだった。
一度も使ってなかったけど、使ってみようかな?
ここのギルドの宿?の枕は…うん、使えない。
色々な液体がついている。
枕なしでも寝れるけど、あれば便利だよね。
アロンさん、さっきから動かないけど大丈夫かな?
こんな恥ずかしい格好だけど、なんだかホッとする。
人肌って気持ちいいんだ。
過去のオレと過去のシエルは、人肌なんて知らないのかもしれない。
過去を知りたい、眠い。
お尻にまだ、ナニが挟まってる気がするぅ。
紅い髪の男の子?
紅い髪と、銀色の髪の男の子が遊んでるいた。
この子……。
画面は切り替わり、王妃が冷たく笑っていた。
泣き笑い。
オレの中のシエルが怖がっていた。
赤ん坊と王妃が交互に映し出されていた。
そして、小さなシエル。
年齢は様々だったけど表情が乏しいシエル。
冷たい表情の、たぶん王族。
暗い部屋に横たわる誰か。
虫が飛び…ッ。……うっ!
……ル
知っていたはずなのに、知らない人たちが黒い服を着て焦った顔や泣いている顔をしていた。
病院?
知らない、女の子が泣いている。
女の子のいるベッドに、ゲームソフトがいくつかあった。そこには、紅い髪の男の子や様々な髪色の男の子が笑顔が溢れていた。
画面は次々と変わり、女の子はたぶん亡くなった。
誰?
………ッ………!!
病院に群がるたくさんの赤い光。
なんなんだ?
「……ん!……ルく!!」
揺さぶられる身体、温もりある身体。
シエル、今のこのオレでありボクの名前。
私…俺、前世には、絶対戻れない。
「シエルくん!!」
ぱちっ
目の前に、心配気にオレを…ボクの名前を呼び、過去の自分がから目を覚ましてくれた人がいる。
金髪でキレイな碧眼、宝石の種類はわからないけどこの人の目の色なら、なんだか安心と幸福を与えてくれそうな色の宝石なんだろうなぁ。
「抱きしめて、ボク…オレを、抱きしめて!!」
お願い。今はヒトリにしないで欲しい。
「激しく抱きしめて欲しい」
「あなただけに、抱かれたい」
ボクとオレは、あなたを好きになってしまったかもしれない。
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Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
主人公の義弟兼当て馬の俺は原作に巻き込まれないためにも旅にでたい
発光食品
BL
『リュミエール王国と光の騎士〜愛と魔法で世界を救え〜』
そんないかにもなタイトルで始まる冒険RPG通称リュミ騎士。結構自由度の高いゲームで種族から、地位、自分の持つ魔法、職業なんかを決め、好きにプレーできるということで人気を誇っていた。そんな中主人公のみに共通して持っている力は光属性。前提として主人公は光属性の力を使い、世界を救わなければいけない。そのエンドコンテンツとして、世界中を旅するも良し、結婚して子供を作ることができる。これまた凄い機能なのだが、この世界は女同士でも男同士でも結婚することが出来る。子供も光属性の加護?とやらで作れるというめちゃくちゃ設定だ。
そんな世界に転生してしまった隼人。もちろん主人公に転生したものと思っていたが、属性は闇。
あれ?おかしいぞ?そう思った隼人だったが、すぐそばにいたこの世界の兄を見て現実を知ってしまう。
「あ、こいつが主人公だ」
超絶美形完璧光属性兄攻め×そんな兄から逃げたい闇属性受けの繰り広げるファンタジーラブストーリー
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
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