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29、*やっちゃった
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周りの視線が気になるお方は、色々とお気をつけ下さい。
レオ・ホワイトが増やす目的で自宅でこっそり育てていたリンゲンヒルのオスとメス。
空き瓶に、オス10匹とメス1匹を入れ育てていたらしい。
着実に数を増やし、オスは10倍程の数になりメスはもう1匹生まれ、さらに瓶を追加したところだった。
リンゲンオスヒルは、皮膚のかゆみ、赤み、湿疹、腫れ、膿んだ傷などの炎症緩和、火傷凍傷などの外傷、感染の治療の補助にとぉ~っても役立つ魔物なので、商業ギルドと冒険者ギルドで、医師や薬師が加工した物を少し価格を落とし販売していた。
お陰で冒険者たちはもちろん、イバド町にお忍びで貴族たちも買いにくる様になっていた。
リンゲンヒルのメスに関しては、アレから一匹増えただけなので、まだ大切に育てられていた。
リンゲンメスヒルから分泌された液で作られた媚薬と精力剤は、どこからかぎつけたのかはわからないがとある貴族や大商人が購入して行った。
話は少し戻りレオ・ホワイトのつまづきでオスとメスが入った瓶をぶちまけてしまった。
数を数えてみるとメスだけが居なかった。
だが、居場所はすぐにわかった。
いつもはうねうねとしか動かないリンゲンメスヒルは、好物の聖属性を含む性なる場所へ移動した。
くろではなく、シエルのあの場所。
シエルの身体は大きく傾き、地面に座り込む寸前アロンが抱き止めた。
シエルの上半身をすっぽり包み込むアロン。
シエルは恥ずかしさと、とある魔物があの部分に張り付きモゾモゾ動くので、
「んんっ、あぁ、アロンっさぁーンンッ」
ゴクッ
シエルの身体に、熱を帯びリンゲンメスヒルは、性液を得る為激しくウネウネし始めた。
「ヤッ、…んっ、お願イッ、ごめん、なさ……ぁ、して、してほしい、とって!お願い!!」
自分で剥がすと危険と聞いていたシエルは、恥ずかしいながらも、必死にアロンに頼んだ。
「ふぁ…ぁっ、やっ、とってぇ~」
目が潤むシエルは、お腹の奥がむずむずしていた。
そして何かがググッと込み上げてくるようで、自分の力では立っていられなくなっていた。
同時に、アロンもシエルの声と潤む瞳、そして、身体を動かし足をアロンの身体に巻き付けるかの様に、腰があやしく動いている姿にやられていた。
アロンは瞬時に考えた。
目の前の廃屋では無理だ。
ギルドの一室にある自室、なぜ私は愛しいシエルと私の家を購入していないんだぁぁぁ!!と叫びたかった。
だが、今すぐに用意する暇もない。
今すべきことは、速やかに自室に戻り、愛しいシエル君のあの部分についてると思われる憎き魔物を取り除く事。
アロンは、自分の足に強化魔法をかけた。
シエルを自らのマントを脱ぎ見えないようにした。
オスのあの魔物が入った入れ物も持ち、全速力で自室に戻ったのだった。
はぁはぁはぁはぁ
どちらが息切れしてるのかもわからないアロンとシエルは、無性に喉が渇いていた。
アロン自ら手の平に出した水をシエルは、舐めとる様に何度も手の平に吸い付いていた。
赤らんだ可愛い顔に潤んだ瞳、チロチロとくすぐるかのように舐めてくる小さな事で舌。
自分の手の平に嫉妬したアロンは、手短かにあったコップに水を注ぎ入れ、それを口に含んだ。
「ア、アロン……ンンッ」
何度か口移しで水を飲み、シエルの口の中を堪能しているアロンは、口移しの合間に名前を呼ばれ、胸の奥底にしまっていたはずの何かが溢れ出しそうになっていた。
気づいた時には、アロンはシエルを自分のベッドに押し倒し口元と胸元を濡らしていた。
「んっ…ふぁっ……ッ、アロン、さんっ」
ビリッ、
「ひゃ…っ」
「すまない、責任はとる!!」
服の事だけではなく、他の意味含ませアロンは言った。
焦っていたのもあり、服を破ってしまったのは、ワザとではなかった。
チカラが変に入りすぎ勢いがついていたからか、シエルが身につけていた服らしき物は、ビリビリに破かれた布になっていた。
何も身に纏っていないシエルの細すぎる身体が、また大きく跳(は)ねた。
アロンのアロンに、ググッと熱が集まり、形を変え、下着を破る勢いで窮屈そうに張り詰めていた。
リンゲンメスヒルは、また、シエルのあの先っちょに居座っていた。
ウネウネする気味が悪い色合いと独特のぬめりとテカリがさらにあやしく光っていた。
アロンは、魔物を睨みつけながらそこに触っていいのは俺だけだと心の中で言った。
痛いほどの欲求が、早く解放しろとでも言うかのように内から込み上げる熱が……
サワサワサワサワ
ウグっ
「こ、こらっ、シエル君っ、そこはまだダメだ!」
まだ服を着ていた俺の下半身を触り、ピンポイントで俺のモノを触ってきたのだった。
ズボンをずらそうとしているのか、手を動かすがもどかしさだけが続いてしまった。
やばい、先に出してしまいそうだ。
いや、この場合はリンゲンメスヒルに精液をかけれるからいいのか?
はがすには、精液をかけてゆっくりはがす。
そ、そうだ、シエル君の下半身に私の精液を!!
ブフッ
「アロンっさんっ、ふふっ…こんな時に百面相、してるぅっおっかしぃー」
ビックリしたアロン、少し先っちょにアレが出たかもしれないと焦ってしまった。
シエルがアロンの表情に、笑っていた。
気がそれてるうちに、素早く服を脱ぎ捨てた。
「この前も、うっ…思ったけど、アロンさんのその早脱ぎの魔法、教えて……欲しい…っ」
「魔法?早ヌキ?」
やばい!!
やはり、前回、先っちょを挿れた瞬間イッてしまってたのがバレたのか?
ここは、どう言葉を…気の利いたセリフを言わなければ!!アロンは、素早く頭を回転させ良さげなセリフを探した。
「君、君みたいに美しく可愛い顔と身体を見てたら、我慢なんか出来ないし、欲しいと思うのは当たり前だ。早いのは、や、やはり嫌だったか?」
うわぁ、俺は何てことを!!もう少しマッシなセリフはなかったのか?36年も生きて、なぜ気の利いたセリフが言えないんだ?
も、もう一度やり直してみてもいいかな?
今度は言い訳がましくない、セリフを……。
「ア、ロンさん、ボ、ボクも、早くアロンさんが、欲しいです、早く欲しいです!!」
グハァッ!!
シエルのうっとりと潤んだ瞳で見上げたと、色ツヤのいい唇、そこからチラチラ見える舌。
アロンは耐えがたい欲求に押され、もう一度深く口付けし、お互い息絶え絶えになるまで口の中を味わった。
「アロンさん、好き!!」
ビクン
アロンは、信じられない言葉を聞いたかのように目を見開いた。
シエル君が、私のシエル君が、好き…?好きって私の名を?
すでに臨戦態勢の俺、硬くなり勃ち上がっている俺、まだほぐしていないシエル君の中に挿れたくて、先っちょからは蜜をたらたらこぼしていた。
魔物は、ウネウネと動き俺のモノとシエル君の初々しいモノとどちらに付くのか迷うそぶりをした。
素早くオスが入った瓶を引き寄せた。
私の偉く立派になった俺様とシエル君の初々しいモノを一緒に掴み上下に優しくも、激しく揺れ動かした。
夢中になり、シエル君の身体がのけ反りながらも片方の手で腰をしっかり捕まえていた。
息をつめてゆらしていると、シエル君の喘(あえ)ぐ声だけでも絶頂を迎えそうになった時、美味しそうな胸の頂きをきゅっと摘み上げた。
「アァ、アロン…んっ、イッちゃう、イッちゃ…あぁぁ、やぁぁぁ!!」
俺の名を叫びながらイク姿に、ほぼ同時に白い液を吐き出した。
首を振り、汗ばんだ可愛いおでこに紺色の柔らかい髪が張り付いていた。
おでこの髪を触りながら、口付けをした。
「アロンさん、まだ、まだなの!むずむずするの!!」
うぐっ!!
声が出そうになるのをごまかすため、細く色っぽい鎖骨あたりに強く吸い付いた。
あっという間に白い肌は赤くなった。
まるで大きな虫に刺されたかのように。
「して……!前のように、ボクのこと、嫌いにならないで!!」
シエル君が私を誘ってる?
嫌いにならないで、ってどういうことだ?
私はシエル君に伝え……!!
私はシエル君にハッキリと言葉で伝えたか?
シエル君は、私に好きだと言ってくれた。
私は?
先程も声が出そうなのを、ごまかした。
私は…俺はシエル君の事が好きだとか、愛してると伝えたか?
言葉にしたのか?
「!!!」
「お願い!魔物のせいで、ボクを仕方なく抱いてくれたのはわかってるのっ、…今回もこんなことに、ごめんなさい…ごめん、なさい、忘れてくれていいから、お願い、最後の思い出に…ンンッ」
すまない。謝らしてしまった。
口付けし、それ以上の言葉を遮った。
ごめんなさい、は、私のほうだ。そんなセリフ言わしてしまい本当にすまなかった。
最後の思い出ってなんなんだ?
忘れる?そんな事出来ない。
好きで愛してしまった事も忘れられないし、思い出なんかにしたくない!!
私は、私は……
「シエル君、私は…俺は君が好きなだけじゃない!!」
ビクンと身体をこわばらたシエル君は泣き出した。
ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返しながら泣いている。
自分のセリフを思い返した時、自分を殴りたくなってしまった。
「すまない。言葉を、いや言葉が足りなかった、すまない。私は、シエル君、君を好きって言葉に収まらないくらい大好きだ。大好きどころか愛してる。毎日同じ空間で、ご飯を食べたり会話したり、抱きしめたり、口付けしたり、それ以上の事も毎日したい!!一緒に暮らしたい!!離れたくないし、離したくない!!誰にも触れ挿し…、触れさせたくない、誰にも。俺だけのシエルでいて欲しい。愛してるんだ!!」
すでに潤んでるシエルの瞳からは、次々と涙が溢れて流れていた。
「ボク、ボク…アロンさん、の事、好きのままで、いいの?」
すすり泣きしながら、つぶやいた言葉に口元と柔らかなほっぺに口付け、そして耳元でささやいた。
「ずっと好きでいてくれたら嬉しい。オレはずっと前から君が、シエル君が気になり好き以上の愛しすぎてる。君がいないと気が狂いそうだから、そばにいて欲しい。ずっと。」
「アロンさん」
「呼び捨てでいい。私もシエル君を呼び捨てにしてもいいか?」
可愛く頷くシエル、私のシエル。
艶を秘めた瞳に煽られ、魔物を回収したあと、また復活した2人のモノはもう一度白い液を吐き出していた。
その液体をシエルの挿り口に塗りつけ、指を一本、二本と増やしていき、ぐっしょり濡れた場所に、アロンの太くて長いモノを挿れたのだった。
指とは比べ物にはならない圧倒的な質量に、シエルは色っぽい声を上げ続けていた。
何度かビクビクなるシエルの身体に、ゆっくり入り込み傷つけないように抜き差しをした。
シエルの様子を見逃さないように見ながらピッチをあげていく。
「アロン、アロンさん…んっ」
シエルの唇からこぼれ落ちる喘ぎ声やねだる声をに、アロンの快感も絶頂寸前だった。
「愛してる!!シエル!!」
早い動きが急に止まり、アロンはシエルの中でドクドクと吐き出した。
身体の間に感じる濡れた感触、その感触にお互いがイッだ事を知った。
身体の力を抜きながら、お互い笑みを浮かべた。
周りの視線が気になるお方は、色々とお気をつけ下さい。
レオ・ホワイトが増やす目的で自宅でこっそり育てていたリンゲンヒルのオスとメス。
空き瓶に、オス10匹とメス1匹を入れ育てていたらしい。
着実に数を増やし、オスは10倍程の数になりメスはもう1匹生まれ、さらに瓶を追加したところだった。
リンゲンオスヒルは、皮膚のかゆみ、赤み、湿疹、腫れ、膿んだ傷などの炎症緩和、火傷凍傷などの外傷、感染の治療の補助にとぉ~っても役立つ魔物なので、商業ギルドと冒険者ギルドで、医師や薬師が加工した物を少し価格を落とし販売していた。
お陰で冒険者たちはもちろん、イバド町にお忍びで貴族たちも買いにくる様になっていた。
リンゲンヒルのメスに関しては、アレから一匹増えただけなので、まだ大切に育てられていた。
リンゲンメスヒルから分泌された液で作られた媚薬と精力剤は、どこからかぎつけたのかはわからないがとある貴族や大商人が購入して行った。
話は少し戻りレオ・ホワイトのつまづきでオスとメスが入った瓶をぶちまけてしまった。
数を数えてみるとメスだけが居なかった。
だが、居場所はすぐにわかった。
いつもはうねうねとしか動かないリンゲンメスヒルは、好物の聖属性を含む性なる場所へ移動した。
くろではなく、シエルのあの場所。
シエルの身体は大きく傾き、地面に座り込む寸前アロンが抱き止めた。
シエルの上半身をすっぽり包み込むアロン。
シエルは恥ずかしさと、とある魔物があの部分に張り付きモゾモゾ動くので、
「んんっ、あぁ、アロンっさぁーンンッ」
ゴクッ
シエルの身体に、熱を帯びリンゲンメスヒルは、性液を得る為激しくウネウネし始めた。
「ヤッ、…んっ、お願イッ、ごめん、なさ……ぁ、して、してほしい、とって!お願い!!」
自分で剥がすと危険と聞いていたシエルは、恥ずかしいながらも、必死にアロンに頼んだ。
「ふぁ…ぁっ、やっ、とってぇ~」
目が潤むシエルは、お腹の奥がむずむずしていた。
そして何かがググッと込み上げてくるようで、自分の力では立っていられなくなっていた。
同時に、アロンもシエルの声と潤む瞳、そして、身体を動かし足をアロンの身体に巻き付けるかの様に、腰があやしく動いている姿にやられていた。
アロンは瞬時に考えた。
目の前の廃屋では無理だ。
ギルドの一室にある自室、なぜ私は愛しいシエルと私の家を購入していないんだぁぁぁ!!と叫びたかった。
だが、今すぐに用意する暇もない。
今すべきことは、速やかに自室に戻り、愛しいシエル君のあの部分についてると思われる憎き魔物を取り除く事。
アロンは、自分の足に強化魔法をかけた。
シエルを自らのマントを脱ぎ見えないようにした。
オスのあの魔物が入った入れ物も持ち、全速力で自室に戻ったのだった。
はぁはぁはぁはぁ
どちらが息切れしてるのかもわからないアロンとシエルは、無性に喉が渇いていた。
アロン自ら手の平に出した水をシエルは、舐めとる様に何度も手の平に吸い付いていた。
赤らんだ可愛い顔に潤んだ瞳、チロチロとくすぐるかのように舐めてくる小さな事で舌。
自分の手の平に嫉妬したアロンは、手短かにあったコップに水を注ぎ入れ、それを口に含んだ。
「ア、アロン……ンンッ」
何度か口移しで水を飲み、シエルの口の中を堪能しているアロンは、口移しの合間に名前を呼ばれ、胸の奥底にしまっていたはずの何かが溢れ出しそうになっていた。
気づいた時には、アロンはシエルを自分のベッドに押し倒し口元と胸元を濡らしていた。
「んっ…ふぁっ……ッ、アロン、さんっ」
ビリッ、
「ひゃ…っ」
「すまない、責任はとる!!」
服の事だけではなく、他の意味含ませアロンは言った。
焦っていたのもあり、服を破ってしまったのは、ワザとではなかった。
チカラが変に入りすぎ勢いがついていたからか、シエルが身につけていた服らしき物は、ビリビリに破かれた布になっていた。
何も身に纏っていないシエルの細すぎる身体が、また大きく跳(は)ねた。
アロンのアロンに、ググッと熱が集まり、形を変え、下着を破る勢いで窮屈そうに張り詰めていた。
リンゲンメスヒルは、また、シエルのあの先っちょに居座っていた。
ウネウネする気味が悪い色合いと独特のぬめりとテカリがさらにあやしく光っていた。
アロンは、魔物を睨みつけながらそこに触っていいのは俺だけだと心の中で言った。
痛いほどの欲求が、早く解放しろとでも言うかのように内から込み上げる熱が……
サワサワサワサワ
ウグっ
「こ、こらっ、シエル君っ、そこはまだダメだ!」
まだ服を着ていた俺の下半身を触り、ピンポイントで俺のモノを触ってきたのだった。
ズボンをずらそうとしているのか、手を動かすがもどかしさだけが続いてしまった。
やばい、先に出してしまいそうだ。
いや、この場合はリンゲンメスヒルに精液をかけれるからいいのか?
はがすには、精液をかけてゆっくりはがす。
そ、そうだ、シエル君の下半身に私の精液を!!
ブフッ
「アロンっさんっ、ふふっ…こんな時に百面相、してるぅっおっかしぃー」
ビックリしたアロン、少し先っちょにアレが出たかもしれないと焦ってしまった。
シエルがアロンの表情に、笑っていた。
気がそれてるうちに、素早く服を脱ぎ捨てた。
「この前も、うっ…思ったけど、アロンさんのその早脱ぎの魔法、教えて……欲しい…っ」
「魔法?早ヌキ?」
やばい!!
やはり、前回、先っちょを挿れた瞬間イッてしまってたのがバレたのか?
ここは、どう言葉を…気の利いたセリフを言わなければ!!アロンは、素早く頭を回転させ良さげなセリフを探した。
「君、君みたいに美しく可愛い顔と身体を見てたら、我慢なんか出来ないし、欲しいと思うのは当たり前だ。早いのは、や、やはり嫌だったか?」
うわぁ、俺は何てことを!!もう少しマッシなセリフはなかったのか?36年も生きて、なぜ気の利いたセリフが言えないんだ?
も、もう一度やり直してみてもいいかな?
今度は言い訳がましくない、セリフを……。
「ア、ロンさん、ボ、ボクも、早くアロンさんが、欲しいです、早く欲しいです!!」
グハァッ!!
シエルのうっとりと潤んだ瞳で見上げたと、色ツヤのいい唇、そこからチラチラ見える舌。
アロンは耐えがたい欲求に押され、もう一度深く口付けし、お互い息絶え絶えになるまで口の中を味わった。
「アロンさん、好き!!」
ビクン
アロンは、信じられない言葉を聞いたかのように目を見開いた。
シエル君が、私のシエル君が、好き…?好きって私の名を?
すでに臨戦態勢の俺、硬くなり勃ち上がっている俺、まだほぐしていないシエル君の中に挿れたくて、先っちょからは蜜をたらたらこぼしていた。
魔物は、ウネウネと動き俺のモノとシエル君の初々しいモノとどちらに付くのか迷うそぶりをした。
素早くオスが入った瓶を引き寄せた。
私の偉く立派になった俺様とシエル君の初々しいモノを一緒に掴み上下に優しくも、激しく揺れ動かした。
夢中になり、シエル君の身体がのけ反りながらも片方の手で腰をしっかり捕まえていた。
息をつめてゆらしていると、シエル君の喘(あえ)ぐ声だけでも絶頂を迎えそうになった時、美味しそうな胸の頂きをきゅっと摘み上げた。
「アァ、アロン…んっ、イッちゃう、イッちゃ…あぁぁ、やぁぁぁ!!」
俺の名を叫びながらイク姿に、ほぼ同時に白い液を吐き出した。
首を振り、汗ばんだ可愛いおでこに紺色の柔らかい髪が張り付いていた。
おでこの髪を触りながら、口付けをした。
「アロンさん、まだ、まだなの!むずむずするの!!」
うぐっ!!
声が出そうになるのをごまかすため、細く色っぽい鎖骨あたりに強く吸い付いた。
あっという間に白い肌は赤くなった。
まるで大きな虫に刺されたかのように。
「して……!前のように、ボクのこと、嫌いにならないで!!」
シエル君が私を誘ってる?
嫌いにならないで、ってどういうことだ?
私はシエル君に伝え……!!
私はシエル君にハッキリと言葉で伝えたか?
シエル君は、私に好きだと言ってくれた。
私は?
先程も声が出そうなのを、ごまかした。
私は…俺はシエル君の事が好きだとか、愛してると伝えたか?
言葉にしたのか?
「!!!」
「お願い!魔物のせいで、ボクを仕方なく抱いてくれたのはわかってるのっ、…今回もこんなことに、ごめんなさい…ごめん、なさい、忘れてくれていいから、お願い、最後の思い出に…ンンッ」
すまない。謝らしてしまった。
口付けし、それ以上の言葉を遮った。
ごめんなさい、は、私のほうだ。そんなセリフ言わしてしまい本当にすまなかった。
最後の思い出ってなんなんだ?
忘れる?そんな事出来ない。
好きで愛してしまった事も忘れられないし、思い出なんかにしたくない!!
私は、私は……
「シエル君、私は…俺は君が好きなだけじゃない!!」
ビクンと身体をこわばらたシエル君は泣き出した。
ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返しながら泣いている。
自分のセリフを思い返した時、自分を殴りたくなってしまった。
「すまない。言葉を、いや言葉が足りなかった、すまない。私は、シエル君、君を好きって言葉に収まらないくらい大好きだ。大好きどころか愛してる。毎日同じ空間で、ご飯を食べたり会話したり、抱きしめたり、口付けしたり、それ以上の事も毎日したい!!一緒に暮らしたい!!離れたくないし、離したくない!!誰にも触れ挿し…、触れさせたくない、誰にも。俺だけのシエルでいて欲しい。愛してるんだ!!」
すでに潤んでるシエルの瞳からは、次々と涙が溢れて流れていた。
「ボク、ボク…アロンさん、の事、好きのままで、いいの?」
すすり泣きしながら、つぶやいた言葉に口元と柔らかなほっぺに口付け、そして耳元でささやいた。
「ずっと好きでいてくれたら嬉しい。オレはずっと前から君が、シエル君が気になり好き以上の愛しすぎてる。君がいないと気が狂いそうだから、そばにいて欲しい。ずっと。」
「アロンさん」
「呼び捨てでいい。私もシエル君を呼び捨てにしてもいいか?」
可愛く頷くシエル、私のシエル。
艶を秘めた瞳に煽られ、魔物を回収したあと、また復活した2人のモノはもう一度白い液を吐き出していた。
その液体をシエルの挿り口に塗りつけ、指を一本、二本と増やしていき、ぐっしょり濡れた場所に、アロンの太くて長いモノを挿れたのだった。
指とは比べ物にはならない圧倒的な質量に、シエルは色っぽい声を上げ続けていた。
何度かビクビクなるシエルの身体に、ゆっくり入り込み傷つけないように抜き差しをした。
シエルの様子を見逃さないように見ながらピッチをあげていく。
「アロン、アロンさん…んっ」
シエルの唇からこぼれ落ちる喘ぎ声やねだる声をに、アロンの快感も絶頂寸前だった。
「愛してる!!シエル!!」
早い動きが急に止まり、アロンはシエルの中でドクドクと吐き出した。
身体の間に感じる濡れた感触、その感触にお互いがイッだ事を知った。
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可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
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