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プロローグ 国家魔術師
第一話 種違いの妹
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さかさフクロウが独特の甲高い声で鳴くと、朝が来たんだなあ、という実感がわいてくる。今日は風向きが良いのか、隣町から鐘の音も聞こえてきた。今日は私が、十八歳になる日だ。
部屋の窓からは、私の住む村——リナル村が一望できた。家が高台にあるからこその景色だ。まあ、そのぶん水汲みは大変なんだけど。
少しぼんやりと外を眺めていたら、川辺で村の女の子たちが水浴びをしていた。私は目がいい方だ。だから、彼女たちの笑う顔も、柔らかそうな肌も、そして乳房の先の突起さえも、私にはバッチリ見えた——ああ、心臓がドキドキしてる。
私は、どうも異性より同性にときめいてしまうらしい。かわいい女の子を見ると、なんだか舞い上がってしまう。触れたいと思ってしまう。その手に、脚に、髪に、うなじに、唇に——。私は女の子に恋して、女の子に……欲情してしまうんだと思う。
このことは、今まで誰にも話したことがない。友だちにも、ママにも。バレたらきっと、詰問されて面倒くさいことになる。最悪、矯正施設に入れられてしまうかもしれない。
物思いから覚め、改めて外を見やると、水浴びの女の子たちはいなくなっていた。
部屋を出て、下の階へ降りる。ママはエプロンをつけ、鍋で何かの薬を作っているようだった。ママはすぐ私に気付いて、「ミルティナ、お誕生日おめでとう」と祝ってくれる。プレゼントを手渡された。包みを開けると、そこにはシルバーのネックレス。ママが自ら魔力を込めた一級品だ。嬉しい。けど欲を言えば、今年こそはもっと違うものが欲しかった。毎年似たものを貰っているから、もう戸棚はアクセサリーでいっぱいなのだ。けれど、せっかくの貰いものに文句は言えない。
「ありがとう! でも、これで私も成人かあ。嬉しいけど、もうちょっと子どものままでいたかったかも」
私がぼやいたら、ママは笑った。ママが笑うと、頬にちょっとえくぼができる。
「何言ってるの。私なんて、十八のときはほんの少しの荷物で旅に出たものよ」
ママはちょっと誇らしげ。
ママは若い頃は名のある魔女で、なんでも国王様に仕えていたこともあるらしい。そんなママは私の目標——だった。
「旅なんて今どき誰もしないよ。そんなの流行らないし——」
「怪物も出るものね」
「そんな子ども騙しはもう信じてないよ」
外の森には怪物が出るのだと言われて育ったので、実は私は今でも、一つ目の巨人や、斧を持った牛の化け物なんかを夢に見ることがある。でもそれはママには言わない……言ったら絶対からかわれる。
「なんだ、まだ信じてるのかと思った」
ママがクスクスと笑いながら人差し指を振ると、台所から木のお椀と、パンの入ったカゴが、宙を滑るようにしてやってきた。
ママの魔法はすごいとみんなは言う。私は魔法が使えないけれど、たしかにママほど高い精度で魔法を使える人はほとんど見たことがない。
魔法って、どういう原理で動いてるんだろう。私はいつも不思議に思う。でも、周りのみんなは誰も気にしない。きっと、「水を熱したら湯気が出てくる」とか、「黄昏の石を叩いたらオレンジ色に激しく光る」とか、そういった具合に何か仕組みがあると思うのだけど。
私はお椀とカゴを受け取り、テーブルの席につくと、パンをスープに浸して食べる。うん、いつも通り美味しい。煮込まれた野菜が、甘みを伴って舌に溶けていく。鼻に抜ける小麦の香りもいい。
私はママの料理が大好きだ。たまに街で食べる、ソースの美味しいアブホーンのステーキとか、味付けの濃いミニウェイルのムニエルとかも好きだけど、やっぱりママの料理が私の舌には一番合っている。
ママは私の前に座って、美味しそうに食べるねえ、なんて言っている。
「そういえばミルティナ。近所のパーシーが今度結婚するそうよ」
「へー、そうなんだ」
「興味なさそうねえ。パーシーとも仲良かったでしょう?」
「小さい頃の話でしょ。最近は顔を合わせてもいないし」
それもそうねえ、とママは頬杖をつく。
「ミルティナもいい旦那さんが見つかると良いわね」
「……そうだね、若いうちに死なない人を見つけるよ」
嫌味っぽく言ってやると、ママが眉根を寄せる。
「まあ、パパのこと言ってるの? パパだって、望んで病気になったわけじゃなかったのよ?」
「でも病弱な相手と結婚なんて……ママ一人で生活費稼いでたんでしょう?」
「まあねえ。それでも私は、今でもパパ一筋よ」
パパを私は見たことがない。物心ついたころから、私の親はママだけだった。パパは流行り病で、さっさと逝ってしまったのだ。ママはそれですごく苦労したらしい。それでも、ママはパパただ一人を愛している。
「ところでミルティナ? 魔法の修練はどうするの?」
うっ。
私は答えたくなくて、しばらくパンで口をいっぱいにしていたけれど、それもやがて溶けて無くなった。私は渋々答える。
「……どうせ無理だよ」
「何言ってるの。あなたは私の娘なのよ? 魔法使いの素質が無いわけないじゃない」
「……そうなのかなあ」
「そうよ。国家魔術師にだってなれる!」
ママは鼻の穴を膨らませて言う。その様子からして、本気で言っているらしい。
私には魔法が使えない。これは努力の問題ではなく、才能の問題だ。
幼い頃から、トータルで十二年間、魔法を専門にする学校に通わせてもらった。私がママの娘だということは大体の人が勘付いていて、だからこそ期待もされた。色々勉強して、実践して、勉強して、実践して、それをひたすらこなした。同級生は次々と魔法の技術を身に着けていった。でも私には何も身に着かない。私はいくら笑われても、十二年間、一度たりとも諦めなかった。でも私に使える魔法は、一切なかった。みんな、私を置いていった。
もう、いいよ。夢は捨てた。
コン、コン、コン。
そのとき、ドアがノックされた。
「ごめんください」
扉の向こうから、かわいらしい声。初めて聞く。誰だか分からないけれど、女の子であることは確かだった。
ママと一緒に扉を開けに行くと、そこにはどこかの伝統衣装をまとった女の子が立っていた。白い服に、白い髪。瞳はきれいな青。年はたぶん、私より少し下くらい。スリットのあるスカートから、生脚がちらりと見え隠れする。
「大魔法使いのアリア・ヴィヴァーチェさんのお宅で間違いなかったでしょうか?」
「ええ、そうですけど」
すると、女の子はにこりと笑って、
「初めまして、お母さま」
少女は懐かしむような顔でママを見上げている。
え? どういうこと?
そう口に出したくなる気持ちを抑え、ママに説明を求めようとした。ママは、信じられないとでも言いたげな、驚愕の表情を浮かべていた。
「もしかして——あなた、お名前は?」
ママが動揺したまま、けれど優しく尋ねると、女の子はアンリエッタ・アレグロと名乗った。
「長いのでアンと呼んでください」
アンと名乗る女の子が握手を求める。ママは求められるままに女の子の手を取る。続けて私にも手が差し出され、わけのわからないまま握手を交わす。
「えっと、あなたは……?」
ようやく口を挟めた。女の子は柔らかな笑顔を浮かべたまま答えた。
「さっき言った通り、アリアさんの娘ですよ。といっても、あなたとは父親が違いますけど」
「父親が……違う?」
どういうこと……!?
ママに説明してもらおうとしたら、ママは見たことのない表情をしていた。柔らかく口角を上げて。まるで、思い人のことを考えているような表情。
「まさか……この子の言ってること、本当なの?」
ママは目を逸らして答えなかった。でもその態度自体が、ほとんど答えだ。
つまり、ママには隠し子がいた?
パパ一筋とか言っておいて……。
「最低」
部屋の窓からは、私の住む村——リナル村が一望できた。家が高台にあるからこその景色だ。まあ、そのぶん水汲みは大変なんだけど。
少しぼんやりと外を眺めていたら、川辺で村の女の子たちが水浴びをしていた。私は目がいい方だ。だから、彼女たちの笑う顔も、柔らかそうな肌も、そして乳房の先の突起さえも、私にはバッチリ見えた——ああ、心臓がドキドキしてる。
私は、どうも異性より同性にときめいてしまうらしい。かわいい女の子を見ると、なんだか舞い上がってしまう。触れたいと思ってしまう。その手に、脚に、髪に、うなじに、唇に——。私は女の子に恋して、女の子に……欲情してしまうんだと思う。
このことは、今まで誰にも話したことがない。友だちにも、ママにも。バレたらきっと、詰問されて面倒くさいことになる。最悪、矯正施設に入れられてしまうかもしれない。
物思いから覚め、改めて外を見やると、水浴びの女の子たちはいなくなっていた。
部屋を出て、下の階へ降りる。ママはエプロンをつけ、鍋で何かの薬を作っているようだった。ママはすぐ私に気付いて、「ミルティナ、お誕生日おめでとう」と祝ってくれる。プレゼントを手渡された。包みを開けると、そこにはシルバーのネックレス。ママが自ら魔力を込めた一級品だ。嬉しい。けど欲を言えば、今年こそはもっと違うものが欲しかった。毎年似たものを貰っているから、もう戸棚はアクセサリーでいっぱいなのだ。けれど、せっかくの貰いものに文句は言えない。
「ありがとう! でも、これで私も成人かあ。嬉しいけど、もうちょっと子どものままでいたかったかも」
私がぼやいたら、ママは笑った。ママが笑うと、頬にちょっとえくぼができる。
「何言ってるの。私なんて、十八のときはほんの少しの荷物で旅に出たものよ」
ママはちょっと誇らしげ。
ママは若い頃は名のある魔女で、なんでも国王様に仕えていたこともあるらしい。そんなママは私の目標——だった。
「旅なんて今どき誰もしないよ。そんなの流行らないし——」
「怪物も出るものね」
「そんな子ども騙しはもう信じてないよ」
外の森には怪物が出るのだと言われて育ったので、実は私は今でも、一つ目の巨人や、斧を持った牛の化け物なんかを夢に見ることがある。でもそれはママには言わない……言ったら絶対からかわれる。
「なんだ、まだ信じてるのかと思った」
ママがクスクスと笑いながら人差し指を振ると、台所から木のお椀と、パンの入ったカゴが、宙を滑るようにしてやってきた。
ママの魔法はすごいとみんなは言う。私は魔法が使えないけれど、たしかにママほど高い精度で魔法を使える人はほとんど見たことがない。
魔法って、どういう原理で動いてるんだろう。私はいつも不思議に思う。でも、周りのみんなは誰も気にしない。きっと、「水を熱したら湯気が出てくる」とか、「黄昏の石を叩いたらオレンジ色に激しく光る」とか、そういった具合に何か仕組みがあると思うのだけど。
私はお椀とカゴを受け取り、テーブルの席につくと、パンをスープに浸して食べる。うん、いつも通り美味しい。煮込まれた野菜が、甘みを伴って舌に溶けていく。鼻に抜ける小麦の香りもいい。
私はママの料理が大好きだ。たまに街で食べる、ソースの美味しいアブホーンのステーキとか、味付けの濃いミニウェイルのムニエルとかも好きだけど、やっぱりママの料理が私の舌には一番合っている。
ママは私の前に座って、美味しそうに食べるねえ、なんて言っている。
「そういえばミルティナ。近所のパーシーが今度結婚するそうよ」
「へー、そうなんだ」
「興味なさそうねえ。パーシーとも仲良かったでしょう?」
「小さい頃の話でしょ。最近は顔を合わせてもいないし」
それもそうねえ、とママは頬杖をつく。
「ミルティナもいい旦那さんが見つかると良いわね」
「……そうだね、若いうちに死なない人を見つけるよ」
嫌味っぽく言ってやると、ママが眉根を寄せる。
「まあ、パパのこと言ってるの? パパだって、望んで病気になったわけじゃなかったのよ?」
「でも病弱な相手と結婚なんて……ママ一人で生活費稼いでたんでしょう?」
「まあねえ。それでも私は、今でもパパ一筋よ」
パパを私は見たことがない。物心ついたころから、私の親はママだけだった。パパは流行り病で、さっさと逝ってしまったのだ。ママはそれですごく苦労したらしい。それでも、ママはパパただ一人を愛している。
「ところでミルティナ? 魔法の修練はどうするの?」
うっ。
私は答えたくなくて、しばらくパンで口をいっぱいにしていたけれど、それもやがて溶けて無くなった。私は渋々答える。
「……どうせ無理だよ」
「何言ってるの。あなたは私の娘なのよ? 魔法使いの素質が無いわけないじゃない」
「……そうなのかなあ」
「そうよ。国家魔術師にだってなれる!」
ママは鼻の穴を膨らませて言う。その様子からして、本気で言っているらしい。
私には魔法が使えない。これは努力の問題ではなく、才能の問題だ。
幼い頃から、トータルで十二年間、魔法を専門にする学校に通わせてもらった。私がママの娘だということは大体の人が勘付いていて、だからこそ期待もされた。色々勉強して、実践して、勉強して、実践して、それをひたすらこなした。同級生は次々と魔法の技術を身に着けていった。でも私には何も身に着かない。私はいくら笑われても、十二年間、一度たりとも諦めなかった。でも私に使える魔法は、一切なかった。みんな、私を置いていった。
もう、いいよ。夢は捨てた。
コン、コン、コン。
そのとき、ドアがノックされた。
「ごめんください」
扉の向こうから、かわいらしい声。初めて聞く。誰だか分からないけれど、女の子であることは確かだった。
ママと一緒に扉を開けに行くと、そこにはどこかの伝統衣装をまとった女の子が立っていた。白い服に、白い髪。瞳はきれいな青。年はたぶん、私より少し下くらい。スリットのあるスカートから、生脚がちらりと見え隠れする。
「大魔法使いのアリア・ヴィヴァーチェさんのお宅で間違いなかったでしょうか?」
「ええ、そうですけど」
すると、女の子はにこりと笑って、
「初めまして、お母さま」
少女は懐かしむような顔でママを見上げている。
え? どういうこと?
そう口に出したくなる気持ちを抑え、ママに説明を求めようとした。ママは、信じられないとでも言いたげな、驚愕の表情を浮かべていた。
「もしかして——あなた、お名前は?」
ママが動揺したまま、けれど優しく尋ねると、女の子はアンリエッタ・アレグロと名乗った。
「長いのでアンと呼んでください」
アンと名乗る女の子が握手を求める。ママは求められるままに女の子の手を取る。続けて私にも手が差し出され、わけのわからないまま握手を交わす。
「えっと、あなたは……?」
ようやく口を挟めた。女の子は柔らかな笑顔を浮かべたまま答えた。
「さっき言った通り、アリアさんの娘ですよ。といっても、あなたとは父親が違いますけど」
「父親が……違う?」
どういうこと……!?
ママに説明してもらおうとしたら、ママは見たことのない表情をしていた。柔らかく口角を上げて。まるで、思い人のことを考えているような表情。
「まさか……この子の言ってること、本当なの?」
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