21 / 60
五章「キノコもの申す」
21. あいまいな日本の私たち
しおりを挟む
『あいまいな日本の私たち及び日本語について』
世田谷在住キノコちゃん
アメリカやヨーロッパ辺りの人たちや、或いは日本国内でも、日本人たちは自らの主張をはっきりさせないで、あいまいに濁す傾向にあると、そうはっきり主張され続けている。
それには、和の精神なり沈黙の美徳なりと、言いわけは多々あろうて。だがまあ、言いわけである。反論ではない。反論できないの。
和か? 沈黙でもって受け入れるの?
否。ノー。
日本に生まれ育ってここに死ぬつもりの当方、歴とした日本人なのよ。ここではっきり言うわ。主張するわ。
私たちは和を尊び沈黙に美を求むことは事実。
だが主張する。私たちははっきりと主張できるし、何事においてあいまいに済まさない精神をも併せ持っているのだと。
ぼんやりとしたままに留めるのも一興、否寧ろ、ぼんやりとしたその極みにこそはっきりとした主張の裏付けがあるのだ。
ここのところを解さない日本国外人、乃至は日本国内人のボケナスのあいまいな主張に過ぎないのである。
あいまいにしか主張できないなどと、あいまいな理屈でもって攻撃されたところで比丘ともしない。それが我ら日本の、私たちなのであるのよ。
日本の言語は日本語を土台にして世界のあらゆる語の和を持って沈黙に値する融合を目指してきた。まだ目指し続けている。まだまだ、だまだま。きゃは。
ふー、かくして日本の言語は、はっきりと主張をもできる武具であろう。茶器でもあろう。お米であろう。お米ないなら麦くえー。ぷしゅけー。
――とかなんとかって、この前飲み会でアタシ酔っぱらって管巻いてたよって、飲み友から飲んでもほどほどにしなよって忠告られて、や~ん、アタシぜんぜん覚えてないしぃーとか言ったら叩かれた。二発叩かれたよお。
そーいうときの叩き方って、ぱっこーんとかって感じでぇ、あんま痛くないのよねえ。本気では叩いてないもんねー。
きゃは。アタシ今夜もまた酔ってんのよお。
――カチッ
と更新完了。ふ~~、疲れたー。
『おいキノコ、何やってんだ?』
『あーお兄ちゃん、勝手に入ってくんなっつーの!』
『いやあ、邪魔しちゃ悪いと思ってな』
二つ年上のアタシのお兄ちゃんは、いつもぶらぶらしてて、ウザくてクサい。
『で、なんか用?』
『いや別に。それよりお前今ブラウザの画面最小化したろ? もしかしてエロサイトとか見てたのか?』
『そんなわけないでしょ! ブログよブログ!』
『ブログか。ちょっと見せてみろよ』
『イヤよ』
『ちょっとくらいいいじゃないかぁ。ブログは人に見てもらうものなんだろ?』
ぶらぶらして暇だからいつもこうなの。あーヤダヤダ。
『あのねえ、アタシのブログ確かに公開してるけど、でも身内には見られたくないのよ。そういうのってあるでしょ』
特にお兄ちゃんにはね。どうせ下らないだとか、面白味に欠けるだとか文句ばっかなんだから。
『見られたくないって、お前のおっぱいの写真とか?』
『だからなんでそうなるのよ!』
『するんだろ。その巨乳のアップ写真ばっかアップ』
『しないわよっ!』
『わかったわかった。だからそんなキンキン声を出すな』
『もー。それよりお兄ちゃんクサいわよ。お風呂入ってよぉ!』
『入ってほしいのか? そうかあ、それじゃさっそく入ろっか』
『一人で!』
世田谷在住キノコちゃん
アメリカやヨーロッパ辺りの人たちや、或いは日本国内でも、日本人たちは自らの主張をはっきりさせないで、あいまいに濁す傾向にあると、そうはっきり主張され続けている。
それには、和の精神なり沈黙の美徳なりと、言いわけは多々あろうて。だがまあ、言いわけである。反論ではない。反論できないの。
和か? 沈黙でもって受け入れるの?
否。ノー。
日本に生まれ育ってここに死ぬつもりの当方、歴とした日本人なのよ。ここではっきり言うわ。主張するわ。
私たちは和を尊び沈黙に美を求むことは事実。
だが主張する。私たちははっきりと主張できるし、何事においてあいまいに済まさない精神をも併せ持っているのだと。
ぼんやりとしたままに留めるのも一興、否寧ろ、ぼんやりとしたその極みにこそはっきりとした主張の裏付けがあるのだ。
ここのところを解さない日本国外人、乃至は日本国内人のボケナスのあいまいな主張に過ぎないのである。
あいまいにしか主張できないなどと、あいまいな理屈でもって攻撃されたところで比丘ともしない。それが我ら日本の、私たちなのであるのよ。
日本の言語は日本語を土台にして世界のあらゆる語の和を持って沈黙に値する融合を目指してきた。まだ目指し続けている。まだまだ、だまだま。きゃは。
ふー、かくして日本の言語は、はっきりと主張をもできる武具であろう。茶器でもあろう。お米であろう。お米ないなら麦くえー。ぷしゅけー。
――とかなんとかって、この前飲み会でアタシ酔っぱらって管巻いてたよって、飲み友から飲んでもほどほどにしなよって忠告られて、や~ん、アタシぜんぜん覚えてないしぃーとか言ったら叩かれた。二発叩かれたよお。
そーいうときの叩き方って、ぱっこーんとかって感じでぇ、あんま痛くないのよねえ。本気では叩いてないもんねー。
きゃは。アタシ今夜もまた酔ってんのよお。
――カチッ
と更新完了。ふ~~、疲れたー。
『おいキノコ、何やってんだ?』
『あーお兄ちゃん、勝手に入ってくんなっつーの!』
『いやあ、邪魔しちゃ悪いと思ってな』
二つ年上のアタシのお兄ちゃんは、いつもぶらぶらしてて、ウザくてクサい。
『で、なんか用?』
『いや別に。それよりお前今ブラウザの画面最小化したろ? もしかしてエロサイトとか見てたのか?』
『そんなわけないでしょ! ブログよブログ!』
『ブログか。ちょっと見せてみろよ』
『イヤよ』
『ちょっとくらいいいじゃないかぁ。ブログは人に見てもらうものなんだろ?』
ぶらぶらして暇だからいつもこうなの。あーヤダヤダ。
『あのねえ、アタシのブログ確かに公開してるけど、でも身内には見られたくないのよ。そういうのってあるでしょ』
特にお兄ちゃんにはね。どうせ下らないだとか、面白味に欠けるだとか文句ばっかなんだから。
『見られたくないって、お前のおっぱいの写真とか?』
『だからなんでそうなるのよ!』
『するんだろ。その巨乳のアップ写真ばっかアップ』
『しないわよっ!』
『わかったわかった。だからそんなキンキン声を出すな』
『もー。それよりお兄ちゃんクサいわよ。お風呂入ってよぉ!』
『入ってほしいのか? そうかあ、それじゃさっそく入ろっか』
『一人で!』
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
王国の女王即位を巡るレイラとカンナの双子王女姉妹バトル
ヒロワークス
ファンタジー
豊かな大国アピル国の国王は、自らの跡継ぎに悩んでいた。長男がおらず、2人の双子姉妹しかいないからだ。
しかも、その双子姉妹レイラとカンナは、2人とも王妃の美貌を引き継ぎ、学問にも武術にも優れている。
甲乙つけがたい実力を持つ2人に、国王は、相談してどちらが女王になるか決めるよう命じる。
2人の相談は決裂し、体を使った激しいバトルで決着を図ろうとするのだった。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる