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12時30分。
学食『薄味』で昼ご飯を食べるところだ。昼どきだというのに、半数しか席が埋まっていない。大規模な店とはいえ、よっぽどの薄味で人気が無いのだろうか。ゆっくり過ごせるから助かっているが、閉鎖されないか心配だ。
今、ビュッフェから料理を取っているところだ。サバの味噌煮、麻婆豆腐、イワシフライ、サラダをトレーに乗せて行った。自分のトレーには乗せきれなくて、夏樹のトレーにも乗せて貰った後、森本がカロリー計算をした。俺が今日食べるのは、夏樹の4倍だそうだ。
テラス窓側の席に着き、さっそく話し始めた。話題はもちろん、夏樹の高校時代のものだ。是非とも話を聞きたい。夏樹は中学時代、街で喧嘩をふっかけられることが多くて、喧嘩ばかりしていたそうだ。高校進学も難しくなるぐらいだった。そこで、問題児が入学するという開明高校を受験して合格して入学し、卒業したそうだ。森本は夏樹とは同じ中学だ。俺と山崎は、夏樹の喧嘩の強さと、森本の冷静さに、かっこいいと思ってしまった。
「まさかあんなに強いなんて思ってなかったよ。ごめんね。守るって言ってさ」
「いいんだよ。結局、守ってもらったんだしさ」
「何もなくてよかったな」
「そんなに見るなよ」
「いいじゃん。森本は知っていたんだよね?夏樹が強いってことを……」
「ああ、中学から一緒だからな」
「憧れるよ。夏樹といじめっ子上司……。わわわ。……開明高校って有名だよね。個性派集団でさ。芸術方面の進路を選ぶ子が多いよね?行きたかった高校なんだ」
「そうなんだ。開明って問題児が多いよ?電車で他の学校の子から絡まれないけどさ。俺も問題児だったから」
「ふむふむ……。頭に来たら誰でもああなるよ」
「森本が知っているよ。俺、ひどかったよね?」
「大人しいとは言えなかったな。お前はいい奴だから一緒にいた。それだけだ」
「ありがとう……。黒崎さんに腹を立てているから、マイルドになったんだ~」
夏樹の話を聞き、今日の出来事の納得が出来た。夏樹の妹の万理が小学生の時に、近所の男に付きまとわれて、首を絞めかけられるという事件が起きたそうだ。それは学校の帰りだった。夏樹は両親から万理と一緒に帰るように言われていたが、妹と一緒に帰るのが恥ずかしくて、別々に帰っていたそうだ。そして、事件が起きた。それを夏樹は自分のせいだと思い、心のバランスを崩してしまった。抑えきれない感情を暴力という形で吐き出した結果、ケンカ三昧の中学時代だったと聞かされた。森本は夏樹の唯一の友達だった。今では落ち着いて、毎日が楽しいと笑っている。
(いろんなことがあった結果だ。強いのはそういうことか……)
今度は森本の高校時代の話が聞きたいと笑い合っていると、夏樹の方から着信が鳴った。黒崎さんからのビデオ通話だという。夏樹が電話に出ながら、俺達にも映って欲しいと言った。俺達がOKをすると、夏樹の手に、俺が食べているチキン南蛮に当たってしまった。そして、ソースが手に付いてしまい、彼が紙ナプキンを取ろうとした。そこへ、山崎が先にナプキンを取って彼に渡した。
「ああー、夏樹。こっちもついてるよ」
「なつきーー。電話がつながっているよ!」
「いけない。黒崎さーん」
夏樹が画面に向かって呼びかけると、聞き覚えのある低い声が聞こえてきた。黒崎さんが心配そうにしているから、夏樹が慌てて説明を始めた。その後、笑い声が聞こえて来たからホッとした。俺達は静かに食べ始めて、夏樹達の会話を聞いた。一緒に話して欲しいということだからだ。
「……夏樹。その山盛りサラダとチキン南蛮は、森本君の分か?」
「このおかずは悠人の分だよ。森本がカロリー計算をしたら、3000カロリーあるんだってさ。俺の2倍は食べているよ」
「4倍だろう。今夜は遅くなるから、親父の家で食事しろ。寂しくないから、しっかりと食べられるだろう」
「了解!……お茶漬けにしないってば。ちゃんと食べるよ~。悠人と森本と山崎を映そうか?」
「ああ。頼む」
この2人の関係が羨ましい。自分にもこんな相手が欲しい。何時に帰ると言われて、必ず帰ってくる人を待ちたい。入院した祖母は、とうとう家に帰れなかった。あの日の朝食が、最後に作ってくれたものだった。祖母のことを思い出して沈み込んでいると、夏樹から呼びかけられた。
「悠人、森本、山崎。画面に映ってほしいんだ」
「いいぞ」
「オッケー!」
「う、うん!」
森本と山崎との3人で並んで座り、画面に向かった。画面に映っているのは黒崎さんだ。先月、楽器店の前で初めて会った。その時は『いじめっ子上司』という表現どおりの人だったのに、今は印象が違う。服装はスーツ姿で共通点があるのに、今はとても優しそうに見えた。
「こんにちは。いつも夏樹がお世話になっているね」
「お久しぶりです。大したことはなかったので」
まずは森本が答えた。俺も失礼がないようにしようと思い、テーブルの上の手を下ろして、姿勢を直した。そして、画面へ静かに向き直り、軽く頭を下げた。
「先月はお騒がせしました」
「とんでもない。面白いものを見せてもらったよ」
黒崎さんが微笑んだ。やっぱり優しい人だと思った。そして、早瀬のことが羨ましくなった。こういう上司がそばにいるなんて良かったと思う。すると、黒崎さんが右の方へ視線を向けた。誰か通りかかったようだ。
「いや、本心だよ。早瀬が動揺するのは珍しいことだ。あの後も付き合いが続いているんだろう?いじめられていないか?」
「いえ、大丈夫です。親切にして頂いていますから」
この質問を軽く受け流すことにした。ここで告げ口するわけにはいかない。黒崎さんは表情を変えないが、何かあったかのように、また視線を右に向けた。そして、早瀬の名前を呼んだ。それを聞いて、思わず、肩がギクリと震えた。
学食『薄味』で昼ご飯を食べるところだ。昼どきだというのに、半数しか席が埋まっていない。大規模な店とはいえ、よっぽどの薄味で人気が無いのだろうか。ゆっくり過ごせるから助かっているが、閉鎖されないか心配だ。
今、ビュッフェから料理を取っているところだ。サバの味噌煮、麻婆豆腐、イワシフライ、サラダをトレーに乗せて行った。自分のトレーには乗せきれなくて、夏樹のトレーにも乗せて貰った後、森本がカロリー計算をした。俺が今日食べるのは、夏樹の4倍だそうだ。
テラス窓側の席に着き、さっそく話し始めた。話題はもちろん、夏樹の高校時代のものだ。是非とも話を聞きたい。夏樹は中学時代、街で喧嘩をふっかけられることが多くて、喧嘩ばかりしていたそうだ。高校進学も難しくなるぐらいだった。そこで、問題児が入学するという開明高校を受験して合格して入学し、卒業したそうだ。森本は夏樹とは同じ中学だ。俺と山崎は、夏樹の喧嘩の強さと、森本の冷静さに、かっこいいと思ってしまった。
「まさかあんなに強いなんて思ってなかったよ。ごめんね。守るって言ってさ」
「いいんだよ。結局、守ってもらったんだしさ」
「何もなくてよかったな」
「そんなに見るなよ」
「いいじゃん。森本は知っていたんだよね?夏樹が強いってことを……」
「ああ、中学から一緒だからな」
「憧れるよ。夏樹といじめっ子上司……。わわわ。……開明高校って有名だよね。個性派集団でさ。芸術方面の進路を選ぶ子が多いよね?行きたかった高校なんだ」
「そうなんだ。開明って問題児が多いよ?電車で他の学校の子から絡まれないけどさ。俺も問題児だったから」
「ふむふむ……。頭に来たら誰でもああなるよ」
「森本が知っているよ。俺、ひどかったよね?」
「大人しいとは言えなかったな。お前はいい奴だから一緒にいた。それだけだ」
「ありがとう……。黒崎さんに腹を立てているから、マイルドになったんだ~」
夏樹の話を聞き、今日の出来事の納得が出来た。夏樹の妹の万理が小学生の時に、近所の男に付きまとわれて、首を絞めかけられるという事件が起きたそうだ。それは学校の帰りだった。夏樹は両親から万理と一緒に帰るように言われていたが、妹と一緒に帰るのが恥ずかしくて、別々に帰っていたそうだ。そして、事件が起きた。それを夏樹は自分のせいだと思い、心のバランスを崩してしまった。抑えきれない感情を暴力という形で吐き出した結果、ケンカ三昧の中学時代だったと聞かされた。森本は夏樹の唯一の友達だった。今では落ち着いて、毎日が楽しいと笑っている。
(いろんなことがあった結果だ。強いのはそういうことか……)
今度は森本の高校時代の話が聞きたいと笑い合っていると、夏樹の方から着信が鳴った。黒崎さんからのビデオ通話だという。夏樹が電話に出ながら、俺達にも映って欲しいと言った。俺達がOKをすると、夏樹の手に、俺が食べているチキン南蛮に当たってしまった。そして、ソースが手に付いてしまい、彼が紙ナプキンを取ろうとした。そこへ、山崎が先にナプキンを取って彼に渡した。
「ああー、夏樹。こっちもついてるよ」
「なつきーー。電話がつながっているよ!」
「いけない。黒崎さーん」
夏樹が画面に向かって呼びかけると、聞き覚えのある低い声が聞こえてきた。黒崎さんが心配そうにしているから、夏樹が慌てて説明を始めた。その後、笑い声が聞こえて来たからホッとした。俺達は静かに食べ始めて、夏樹達の会話を聞いた。一緒に話して欲しいということだからだ。
「……夏樹。その山盛りサラダとチキン南蛮は、森本君の分か?」
「このおかずは悠人の分だよ。森本がカロリー計算をしたら、3000カロリーあるんだってさ。俺の2倍は食べているよ」
「4倍だろう。今夜は遅くなるから、親父の家で食事しろ。寂しくないから、しっかりと食べられるだろう」
「了解!……お茶漬けにしないってば。ちゃんと食べるよ~。悠人と森本と山崎を映そうか?」
「ああ。頼む」
この2人の関係が羨ましい。自分にもこんな相手が欲しい。何時に帰ると言われて、必ず帰ってくる人を待ちたい。入院した祖母は、とうとう家に帰れなかった。あの日の朝食が、最後に作ってくれたものだった。祖母のことを思い出して沈み込んでいると、夏樹から呼びかけられた。
「悠人、森本、山崎。画面に映ってほしいんだ」
「いいぞ」
「オッケー!」
「う、うん!」
森本と山崎との3人で並んで座り、画面に向かった。画面に映っているのは黒崎さんだ。先月、楽器店の前で初めて会った。その時は『いじめっ子上司』という表現どおりの人だったのに、今は印象が違う。服装はスーツ姿で共通点があるのに、今はとても優しそうに見えた。
「こんにちは。いつも夏樹がお世話になっているね」
「お久しぶりです。大したことはなかったので」
まずは森本が答えた。俺も失礼がないようにしようと思い、テーブルの上の手を下ろして、姿勢を直した。そして、画面へ静かに向き直り、軽く頭を下げた。
「先月はお騒がせしました」
「とんでもない。面白いものを見せてもらったよ」
黒崎さんが微笑んだ。やっぱり優しい人だと思った。そして、早瀬のことが羨ましくなった。こういう上司がそばにいるなんて良かったと思う。すると、黒崎さんが右の方へ視線を向けた。誰か通りかかったようだ。
「いや、本心だよ。早瀬が動揺するのは珍しいことだ。あの後も付き合いが続いているんだろう?いじめられていないか?」
「いえ、大丈夫です。親切にして頂いていますから」
この質問を軽く受け流すことにした。ここで告げ口するわけにはいかない。黒崎さんは表情を変えないが、何かあったかのように、また視線を右に向けた。そして、早瀬の名前を呼んだ。それを聞いて、思わず、肩がギクリと震えた。
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