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水端さんが一貴さんのことを見て微笑みかけている。顔も真っ赤だ。それなのに悪いなと思った。しかし、黙っておくというなら仕方が無くて、見守るしかないと思った。好きになったのはヨークのことなのだと分かっていながらだから、少し胸が痛くなった。
さて、ブイヤベースを食べ終わったところでスタッフによってお皿が下げられた。そして、ピザが運ばれてきた。良い匂いがしている。マルゲリータとシーフードのピザだ。大きなお皿に置かれていて、各自がそれぞれ一切れずつ取ることになる。こういうカジュアルな店だと居心地が良いし話もしやすい。周りと見ると、みんなが和気あいあいと話をしていて楽しそうだ。
「カズ兄さん。ピザを取ってあげる」
「ありがとう。水端君。君はチーズが好きだと言っていただろう。この店のチーズは美味しいと評判だ。きっと気に入ると思う」
「嬉しいです!僕の話を覚えていてくれたんですね」
「ああ。覚えている。料亭での会食の席だった。小さくカットされたチーズを食べて、君がおかわりしたいぐらいだと言っていた」
「はい。あの料理、美味しかったです。また行きたいな。ところで、宇宙人の話をしましょうよ。一貴社長も庭で見たという話を聞きたいです」
「もちろんだ」
「あちちちち……」
二人が話を始めたのを見守りながら、ピザをお皿に取った。一貴さんと水端さんの分と俺の分だ。そして、それぞれの前にお皿を置いて、自分の分を食べ始めた。俺は話さない方が良さそうだと思った。しばらく成り行きを見守った方がいい。
そこで、ふと、六槍さんからの視線を感じた。俺の方を見ていた。一体どうしたのだろうか。
「六槍さん、どうしたの?」
「ヨークさんがいるみたいだね。水端さんが好きになったのって、彼の方じゃ無いかな?」
「当たりみたいだよ。内緒にしておくんだって」
「毎日接していたら何か変だと思うから、話を聞いたら、ああなるほどって思うけど、そうじゃなかったら信じるのは難しいよ。目の前でいきなり、自分が宇宙人だって説明しても、分からないよ。姿が見られたら信じてもらえると思うけど、姿を見せていないだろう。僕に見えないんだ」
「さっき、一瞬だけ姿が見えたんだ。でも、また見えなくなったよ」
「ヨークさんの考え方だなあ。会社では彼が仕事をしていることも多いから、違いが分かってきたよ。誰かに会うときはヨークさんが出てくるんだ」
「へえーーー。そうなんだね。失敗がないようにかな?」
「それもあるかも知れないけど、会っておきたい人の時に出てくるんだ。本人がそう言っていたよ」
「へえーーー。まさか、相手の人達も宇宙人がいるなんて思わないだろうね。それこそ、姿が見える人がいるんじゃないのかな?」
「どうだろうね。姿を見せないように出来るからね。今のうちに食べたら?また一貴社長に戻って、世話を焼かないといけなくなるかも知れないよ」
「うひゃひゃひゃ。そうだね」
六槍さんの言うとおりだ。今のうちにピザを食べておくことにした。六槍さんの隣には琉芯がいて、大和と何か話し込んでいるようだった。そして、話が漏れ聞こえてきて、マザーのレコーディングのことだと分かった。そして、10月にあるIKUのイベントの話題だと分かった。ベテルギウスなど、IKU所属のミュージシャン達が出演する。もちろん、俺達も呼ばれている。そのステージ衣装もプラセルの提供であり、デザイン画像が届いたそうだ。それがかっこいいらしい。
「六槍さん。朝陽とどんな感じ?今日の店は良かったね。みんな、楽しそうだよ」
「相変わらずだよ。友達以上みたいなところもあるけど、進展なしだ。親友みたいな間柄も良いなとは思っているよ」
「そうなんだね。こんなに想われているのに……」
六槍さんの想いは届かないのだろうか。そこで、黒崎の顔が思い浮かんだ。今頃どうしているだろうかと。ラインでも送ってみようかと思った。しかし、会食の席に集中しろと言うに決まっているから、やめておくことにした。
さて、ブイヤベースを食べ終わったところでスタッフによってお皿が下げられた。そして、ピザが運ばれてきた。良い匂いがしている。マルゲリータとシーフードのピザだ。大きなお皿に置かれていて、各自がそれぞれ一切れずつ取ることになる。こういうカジュアルな店だと居心地が良いし話もしやすい。周りと見ると、みんなが和気あいあいと話をしていて楽しそうだ。
「カズ兄さん。ピザを取ってあげる」
「ありがとう。水端君。君はチーズが好きだと言っていただろう。この店のチーズは美味しいと評判だ。きっと気に入ると思う」
「嬉しいです!僕の話を覚えていてくれたんですね」
「ああ。覚えている。料亭での会食の席だった。小さくカットされたチーズを食べて、君がおかわりしたいぐらいだと言っていた」
「はい。あの料理、美味しかったです。また行きたいな。ところで、宇宙人の話をしましょうよ。一貴社長も庭で見たという話を聞きたいです」
「もちろんだ」
「あちちちち……」
二人が話を始めたのを見守りながら、ピザをお皿に取った。一貴さんと水端さんの分と俺の分だ。そして、それぞれの前にお皿を置いて、自分の分を食べ始めた。俺は話さない方が良さそうだと思った。しばらく成り行きを見守った方がいい。
そこで、ふと、六槍さんからの視線を感じた。俺の方を見ていた。一体どうしたのだろうか。
「六槍さん、どうしたの?」
「ヨークさんがいるみたいだね。水端さんが好きになったのって、彼の方じゃ無いかな?」
「当たりみたいだよ。内緒にしておくんだって」
「毎日接していたら何か変だと思うから、話を聞いたら、ああなるほどって思うけど、そうじゃなかったら信じるのは難しいよ。目の前でいきなり、自分が宇宙人だって説明しても、分からないよ。姿が見られたら信じてもらえると思うけど、姿を見せていないだろう。僕に見えないんだ」
「さっき、一瞬だけ姿が見えたんだ。でも、また見えなくなったよ」
「ヨークさんの考え方だなあ。会社では彼が仕事をしていることも多いから、違いが分かってきたよ。誰かに会うときはヨークさんが出てくるんだ」
「へえーーー。そうなんだね。失敗がないようにかな?」
「それもあるかも知れないけど、会っておきたい人の時に出てくるんだ。本人がそう言っていたよ」
「へえーーー。まさか、相手の人達も宇宙人がいるなんて思わないだろうね。それこそ、姿が見える人がいるんじゃないのかな?」
「どうだろうね。姿を見せないように出来るからね。今のうちに食べたら?また一貴社長に戻って、世話を焼かないといけなくなるかも知れないよ」
「うひゃひゃひゃ。そうだね」
六槍さんの言うとおりだ。今のうちにピザを食べておくことにした。六槍さんの隣には琉芯がいて、大和と何か話し込んでいるようだった。そして、話が漏れ聞こえてきて、マザーのレコーディングのことだと分かった。そして、10月にあるIKUのイベントの話題だと分かった。ベテルギウスなど、IKU所属のミュージシャン達が出演する。もちろん、俺達も呼ばれている。そのステージ衣装もプラセルの提供であり、デザイン画像が届いたそうだ。それがかっこいいらしい。
「六槍さん。朝陽とどんな感じ?今日の店は良かったね。みんな、楽しそうだよ」
「相変わらずだよ。友達以上みたいなところもあるけど、進展なしだ。親友みたいな間柄も良いなとは思っているよ」
「そうなんだね。こんなに想われているのに……」
六槍さんの想いは届かないのだろうか。そこで、黒崎の顔が思い浮かんだ。今頃どうしているだろうかと。ラインでも送ってみようかと思った。しかし、会食の席に集中しろと言うに決まっているから、やめておくことにした。
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