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14-6(悠人視点)
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12時半。
学食『薄味』で、昼ご飯を食べている。向かいには森本と真羽と山崎が座り、午後からの研究課題の話をしている。俺と夏樹は、女の子と話している。話題は、カレシの浮気というものだ。彼女のお姉ちゃんのケースだという。
「仕事が忙しいから、ラインが減ったんだって。じつは浮気だったのよ」
「いやだね~。嘘をつかれたくないよ」
「向こうの子と上手くいったら、乗り換えようとしたのよ。上手くいかなくて、お姉ちゃんのところに戻ってきたんだって。いきなりラインが増えて、束縛されるようになったって。忙しくて会えない間、他の男と会っていないかって……」
「ありえないよ。自分のことを棚にあげるなんて」
「夏樹君のパートナーさん、そんな人じゃないもんね。浮気なんかないでしょう?」
「うん。モテるけどねえ、そういうことはしっかりしてる人だから」
「悠人君はー?イケメンパートナーの裕理さん。ふふふー」
「あ……」
どうしよう?上手くいっていると言いたいのに、恥ずかしくて言い出せない。顔が熱くなったことが答えだったようで、彼女から頭を撫でられた。夏樹も一緒になってやっている。どこかで見た光景だ。
「俺はイヌじゃないよ!」
「可愛いんだもん。夏樹君、連絡を取らないの?もう12時半だよー」
「あ、忘れてた~。また叱られるところだったよ~。悠人もしておけよ。するように言われているんだよね?」
「う、うん!」
夏樹には今朝のことを相談した。憑依元である、黒崎さんのパートナーとしての意見が聞きたかったからだ。ラインぐらいは送ってあげろというものだった。大して手間がかからないことと、お互いのコミュニケーションになるからだ。そして、こうアドバイスされた。返事は要求しないこと、放置しておけ、向こうから追いかけて来るのだと。
ラインを開いて、早瀬のアイコンを選択した。ハロウィンのステージで撮ったもので、オレンジ色の光の仲に立っている人が本人だ。黒いマントで顔が分からない。
「学食の薄味でごはんを食べているよ。夏樹たちと一緒。和風チキン南蛮と、サラダを取ってきた」
「『早瀬裕理 12:30 いい子だ。午後から仕事を休んで帰るよ』」
「大丈夫?熱が出た?」
「『早瀬裕理 12:31 大丈夫。ひと段落がついたからだ。家で休むよ』」
「遠藤さんの約束、別の日に変えてもらうよ」
「『早瀬裕理 12:32 行きなさい。せっかくだから。帰りに迎えに行く』」
「寝ててよ。俺は大丈夫だから」
ありがとう。そのメッセージを受け取った後は返信しないようにした。夏樹からどうしたのかと声を掛けられた。
「裕理さんが午後から帰るって。心配なんだよ。黒崎さんに連絡した?」
「さっきしたよ。一緒にいるんだって。無理をしても弱音を吐かないから、悪い子になる魔法をかけたそうだよ。悠人の前だと魔法が解かれるから、要注意だってさ」
「ええーー?」
「悠人の前だと、カッコつけているからだってさ。ケツを叩いてやれって……」
「叩いたら、もっと頑張るじゃん」
「そうじゃないよ。いい子になったら、ケツを叩くんだよ」
にっこりと笑った後、俺のケツを叩いてきた。お返しに撫でてやると、変質者だと言われてしまった。
学食『薄味』で、昼ご飯を食べている。向かいには森本と真羽と山崎が座り、午後からの研究課題の話をしている。俺と夏樹は、女の子と話している。話題は、カレシの浮気というものだ。彼女のお姉ちゃんのケースだという。
「仕事が忙しいから、ラインが減ったんだって。じつは浮気だったのよ」
「いやだね~。嘘をつかれたくないよ」
「向こうの子と上手くいったら、乗り換えようとしたのよ。上手くいかなくて、お姉ちゃんのところに戻ってきたんだって。いきなりラインが増えて、束縛されるようになったって。忙しくて会えない間、他の男と会っていないかって……」
「ありえないよ。自分のことを棚にあげるなんて」
「夏樹君のパートナーさん、そんな人じゃないもんね。浮気なんかないでしょう?」
「うん。モテるけどねえ、そういうことはしっかりしてる人だから」
「悠人君はー?イケメンパートナーの裕理さん。ふふふー」
「あ……」
どうしよう?上手くいっていると言いたいのに、恥ずかしくて言い出せない。顔が熱くなったことが答えだったようで、彼女から頭を撫でられた。夏樹も一緒になってやっている。どこかで見た光景だ。
「俺はイヌじゃないよ!」
「可愛いんだもん。夏樹君、連絡を取らないの?もう12時半だよー」
「あ、忘れてた~。また叱られるところだったよ~。悠人もしておけよ。するように言われているんだよね?」
「う、うん!」
夏樹には今朝のことを相談した。憑依元である、黒崎さんのパートナーとしての意見が聞きたかったからだ。ラインぐらいは送ってあげろというものだった。大して手間がかからないことと、お互いのコミュニケーションになるからだ。そして、こうアドバイスされた。返事は要求しないこと、放置しておけ、向こうから追いかけて来るのだと。
ラインを開いて、早瀬のアイコンを選択した。ハロウィンのステージで撮ったもので、オレンジ色の光の仲に立っている人が本人だ。黒いマントで顔が分からない。
「学食の薄味でごはんを食べているよ。夏樹たちと一緒。和風チキン南蛮と、サラダを取ってきた」
「『早瀬裕理 12:30 いい子だ。午後から仕事を休んで帰るよ』」
「大丈夫?熱が出た?」
「『早瀬裕理 12:31 大丈夫。ひと段落がついたからだ。家で休むよ』」
「遠藤さんの約束、別の日に変えてもらうよ」
「『早瀬裕理 12:32 行きなさい。せっかくだから。帰りに迎えに行く』」
「寝ててよ。俺は大丈夫だから」
ありがとう。そのメッセージを受け取った後は返信しないようにした。夏樹からどうしたのかと声を掛けられた。
「裕理さんが午後から帰るって。心配なんだよ。黒崎さんに連絡した?」
「さっきしたよ。一緒にいるんだって。無理をしても弱音を吐かないから、悪い子になる魔法をかけたそうだよ。悠人の前だと魔法が解かれるから、要注意だってさ」
「ええーー?」
「悠人の前だと、カッコつけているからだってさ。ケツを叩いてやれって……」
「叩いたら、もっと頑張るじゃん」
「そうじゃないよ。いい子になったら、ケツを叩くんだよ」
にっこりと笑った後、俺のケツを叩いてきた。お返しに撫でてやると、変質者だと言われてしまった。
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