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しおりを挟む「いや~若いって良いねぇ~」
加藤室長だ
確か、肺癌で亡くなるんだよな
俺が、下を向いて居ると、同期の西村が、俺の頭をこついた。
「お前、昨日は深雪ちゃんと、デートだったよな?」
「ああぁ」
「で遅刻したと?」
「遅れて、すまない」
すると、西村は腕を組んで少し引きつった顔で話を続けた。
「そう言う事を言ってるんじゃねぇ
あの美人の深雪ちゃんに、夜遅くまで、あんな事やこんな事をして、楽しんでたんだよな?」
「ふ、不潔です!」
研修生のフミちゃんが、目を潤ませながら、俺を見つめた。
懐かしい面子に、俺は懐かしさを感じつつあった。
「知ってるか?陰毛を調べれば、その人の性暦が解かるんだぞ?」
フミちゃんが目を丸くして驚いている。
「オラ!陰毛調べてやるから、脱げ!」
「先輩
研究の為に犠牲になって下さい」
と、二人掛かりで俺のズボンを下ろそうとした。
加藤さんは、ケラケラとその様子を楽しんでいる。
俺は、とっさに思い出した
確か、この二人
この時には、付き合っているはず
「お前ら、二人はどうなんだよ~?
意気投合しちゃってさ、付き合ってるんじゃないのかぁ?」
「な、なぜそれを!?」
油断した、二人の手を振り払い。
俺は、体制を整えた。
そうこうしている内に、深雪が戻って来たのを確かめると、加藤さんが、「そろそろ仕事をしようか」と、言ったのを合図に、今日の業務が始まった。
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