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04 魔法使いと女友だち

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 笹山さんと俺は、テーブルにお皿を置いた。

「いただきます。」

 笹山さんは、そう言うと目玉焼きから食べた。

「おいしいやん!」

「そんな、目玉焼きくらい誰だって作れますよ」

 今度は、トーストをひとくち口に運んだ。

「これも!」

「だから、誰だって作れますって……」

「ウチが、同じパンを使って作ってもここまで美味しくは作れんよ……」

「そんなこと無いと思いますよ」

 ってか、笹山さんが料理が出来る人なのかどうかは、わからないけど……

「アンタ、明日から私の弁当作ってきてや!」

「イヤです」

「即答やな……
 少しくらい考える時間があってもいいんちゃうん?」

「女の人に弁当を作るなんて変です」

「なぁ?
 言おう言おう思ってたんやけどな?」

「そろそろ敬語止めへんか?」

「え?」

「ずっと思っててん」

「持内君、ずっと敬語やなぁって……」
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