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04 魔法使いと女友だち

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 すぐに返事が返ってきた。

「お、早いやん!」

 笹山さんがはしゃぐ。
 俺は、ドキドキしながらメールを開いた。

  ***
  送信されたメッセージはお届けできませんでした。

 俺は一瞬固まった。

「貸してみー」

 笹山さんが俺の携帯を奪った。

「うそ、なんやこれ?
 ウチも送ってみるわ……」

 笹山さんも、橘さんにメールを送ろうと携帯を弄った。

 そして、すぐに笹山さんの携帯が反応する。
 そして、ゆっくりと首を振った。

 仕事開始の予鈴がなる。

 俺の頭の中が真っ白になる。
 やっぱり、利用されただけなのかな。
 あのときのキスは……
 そこまで、考えたとき笹山さんとのキスを思い出した……
 俺は、何をやっているのだろう……?

 俺は、心ここにあらずの状態でパソコンのモニターの前に座っていた。
 パサ……
 笹山さんが、俺の頭の上にファイル置いた。

「仕事のときは、仕事のことだけを考えような……?」

 笹山さんが小さな声でそういった。
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