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05 魔法使いの恋人候補
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――2時間後
今、俺たちは自分の部屋で飲んでいる。
何故、こうなったかと言うと……
――1時間前
最初は、ソフトドリンクを頼んでいたのに笹山さんが突然ビールを頼んだ。
そのビールがきっかけで笹山さんの何かに火が着いた。
ビールを何杯も頼みだしたのだ。
俺はと言うと……
「アンタは、ドリンクバーやろ?
ジュースのめ!ジュースを!」
どうやら俺は、酒を飲んではダメらしい……
大きな声ではしゃぐ笹山さん。
そして、シラフでただひたすらにコーラを飲む俺
そんな俺たちが店から追い出されるのにはそれほど時間は掛からなかった。
「持内!
今日は、お前の家で飲むでー
さぁ、おんぶや!」
俺は、今日も笹山さんを背負っていた。
「さっき、今日は飲まないって言ってたじゃないですか…」
「だって、飲んだんだもーん」
「飲んだんだもーんって…」
「よくよく考えたらさー
持内の奢りやねんからウチがソフトドリンクを飲む必要ないやん?」
「……鬼だ」
「おにぃ?私が鬼やってー?」
笹山さんは、笑いながら俺の頭をぐりぐりした。
「痛い、痛いって……」
そして、今。
酔って騒ぐ笹山さんを前にコーラーを飲む俺がいる。
今、俺たちは自分の部屋で飲んでいる。
何故、こうなったかと言うと……
――1時間前
最初は、ソフトドリンクを頼んでいたのに笹山さんが突然ビールを頼んだ。
そのビールがきっかけで笹山さんの何かに火が着いた。
ビールを何杯も頼みだしたのだ。
俺はと言うと……
「アンタは、ドリンクバーやろ?
ジュースのめ!ジュースを!」
どうやら俺は、酒を飲んではダメらしい……
大きな声ではしゃぐ笹山さん。
そして、シラフでただひたすらにコーラを飲む俺
そんな俺たちが店から追い出されるのにはそれほど時間は掛からなかった。
「持内!
今日は、お前の家で飲むでー
さぁ、おんぶや!」
俺は、今日も笹山さんを背負っていた。
「さっき、今日は飲まないって言ってたじゃないですか…」
「だって、飲んだんだもーん」
「飲んだんだもーんって…」
「よくよく考えたらさー
持内の奢りやねんからウチがソフトドリンクを飲む必要ないやん?」
「……鬼だ」
「おにぃ?私が鬼やってー?」
笹山さんは、笑いながら俺の頭をぐりぐりした。
「痛い、痛いって……」
そして、今。
酔って騒ぐ笹山さんを前にコーラーを飲む俺がいる。
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