120 / 132
06 魔法使いの再会
120
しおりを挟む
俺は、橘さんが材料をすべて入れ終わるのを確認すると、さりげなくそのビニール袋を手に取った。
橘さんはニッコリと笑うと、「さぁ、行きましょう」と言った。
俺は、その言葉に頷いた。
俺達は、そのまま自分の部屋を出た。
「ここから近いんですか?」
「すぐそこですよ。
実は、さっきスーパーからここに来るとき通り過ぎていたりします」
「そうなんですか?」
「そうなんです」
会話が止まった。
ヤバい……
どうしよう……
「持内君って、お酒は強い方ですか?」
「え?」
「私の家の地下に、大きな、ワインセラーがあるんです」
「へぇー」
「後で、ごちそうしますね」
「はい、楽しみにしてます」
大きなワインセラーって、橘さんってお嬢様なのかな??
「はい、到着です」
そう言って案内された家は、普通の家だった。
「さぁ、上がって下さいな」
「お邪魔します」
なんか緊張する…
案内されたリビングのソファーに俺は座った。
「私、今からオムライスを作るから、テレビでも見てて下さいね」
橘さんは、そう言うとテレビのリモコンを俺に渡した。
俺は、とりあえずテレビの電源をつけた。
テレビをつけると、ニュース番組が放送されていた。
元首相が、議員を辞めたとか辞めないとか……
最近の若者が、政治に興味になさすぎるとか……
今の俺には、どうでも良い話をニュースで議論している。
この議論している人たちは、若いとき政治に興味を持っていたのだろうか?
いや、政治家だから興味はあるか……
ふと、そんな事を思った。
それは、もとい…
今の若者が政治に興味がないのではなく……
興味のある政治をやっている議員がいないことが問題なのではないだろうか?
政治なんて誰がやっても同じようなものだし……
そんな事を、考えているとキッチンの方から良い匂いがして来た。
橘さんはニッコリと笑うと、「さぁ、行きましょう」と言った。
俺は、その言葉に頷いた。
俺達は、そのまま自分の部屋を出た。
「ここから近いんですか?」
「すぐそこですよ。
実は、さっきスーパーからここに来るとき通り過ぎていたりします」
「そうなんですか?」
「そうなんです」
会話が止まった。
ヤバい……
どうしよう……
「持内君って、お酒は強い方ですか?」
「え?」
「私の家の地下に、大きな、ワインセラーがあるんです」
「へぇー」
「後で、ごちそうしますね」
「はい、楽しみにしてます」
大きなワインセラーって、橘さんってお嬢様なのかな??
「はい、到着です」
そう言って案内された家は、普通の家だった。
「さぁ、上がって下さいな」
「お邪魔します」
なんか緊張する…
案内されたリビングのソファーに俺は座った。
「私、今からオムライスを作るから、テレビでも見てて下さいね」
橘さんは、そう言うとテレビのリモコンを俺に渡した。
俺は、とりあえずテレビの電源をつけた。
テレビをつけると、ニュース番組が放送されていた。
元首相が、議員を辞めたとか辞めないとか……
最近の若者が、政治に興味になさすぎるとか……
今の俺には、どうでも良い話をニュースで議論している。
この議論している人たちは、若いとき政治に興味を持っていたのだろうか?
いや、政治家だから興味はあるか……
ふと、そんな事を思った。
それは、もとい…
今の若者が政治に興味がないのではなく……
興味のある政治をやっている議員がいないことが問題なのではないだろうか?
政治なんて誰がやっても同じようなものだし……
そんな事を、考えているとキッチンの方から良い匂いがして来た。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
15
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる