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Scene01.そうして僕は死んだ

04 私の名前は

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布団がそっと外される。

女の子が言った。

「もう大丈夫だよ」

小さく笑う。

「大丈夫……?でも、あの人達は……」

「アイツらは全員逃げたぞ」

女子高生がそういった。
セーラー服を来ているから女子高生と思ってはいるけれど。
もしかしたら女子中学生かもしれない。

「あなたは?」

「私の名前は詩空シソラ清空キヨラ
 ファルシオン科学部隊の隊長さんだ」

「ファルシオン……?」

なんだろう。
やはりこの世界は異世界なのか。
僕の知る世界にファルシオンという組織はない。
知らないだけかもしれないけれど。

「私の名前は、シエラ・シエル」

女の子が名乗った。

「僕は……」

あれ?僕の名前はなんだ?

「お前の転生者だな?」

「え?」

清空さんの言葉に僕は驚く。

「違うか?」

「多分そうです」

「そうか……丹歌の友達になれるかもな」

「丹歌?」

「そうだニコニコの丹歌だ」

「なんかよく笑いそうな名前ですね」

「それが全然笑わないんだ」

清空さんが苦笑いを浮かべた。

「先生!私に名前をつけさせてください!」

清空さんが小さく笑う。

「聞いてみてやろう」

「空色のソラ!」

「はは、まぁいいだろう。
 君の名前はこれからはソラだ!」

そうして僕はソラになった。
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