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Scene01.そうして僕は死んだ

11 唐揚げにマヨネーズ

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僕はある発明を思いついた。

「唐揚げにマヨネーズ!」

僕がそう言うと清空さんが一口頬張る。

「うまい!なんだこれ!初めての料理だぞ!」

「え?」

「料理登録できるんじゃないか?」

焔くんもテンションが上っている。

「料理登録?」

僕は首を傾げる。

「料理ネットワークに登録してレシピを提供するの!
 レシピを見てもらった数によってお金がもらえるんだよ!」

シエラさんがそう教えてくれた。
クックパットみたいなものかな。

「登録するにはどうすればいい?」

「よし!ソラはまずネットワーク魔法を覚えよう!」

「なんですか?それは……」

「ネットワーク魔法があれば何でも検索できるんだ。
 ほらこうやって……」

万桜さんがそう言って手のひらを広げると映像が流れる。
ドラマかな?

「あ、ボタンとバラだ」

なんか聞いたことのあるドロドロしてそうなドラマのタイトルだ。

「シエラさんも見ているの?」

万桜さんが喜ぶ。

「うん!ソラにもわかるように説明するね!
 猪専門の狩人ボタンと花売りの少女バラの恋愛ドラマなの」

「そうなんだ……」

良かった純愛そうなドラマだ。

「ソラはこっちのほうが好きじゃないのか?」

かみさまが映像を出す。
なんか海で男たちが戦っている。
もしかして……

「ワンピース?」

「おお!知ってるのか?
 ワンピースVSツーピース」

知らないやつだった。

「ひとつなぎの服か。
 シャツと服が別れた服か。
 意見が別れた男たちが戦うアクションアニメだ」

「……」

くだらない。

「最近、謎のスーツ軍団。スリーピースも現れて暑いよね!」

丹歌くんが小さく言う。

すると焔くんが言う。

「ソラは、男だ。
 こっちのほうが好きだ」

焔くんがそう言って何か映像を出そうとしたら……
清空さんがげんこつを焔くんに浴びせた。

「なんだよ。
 女の子が裸で抱き合うドラマじゃん!」

焔くん、少しそれ興味ある。

「もう一発殴られるか?」

清空さんが怖い。

「でもどうやるんですか?」

「ネットワークキャンディをやろう」

「え?」

「これを食べれば魔法を習得できる」

清空さんはそう言って僕の口の中にキャンディを入れた。
キャンディは一瞬で口の中に溶けた。

「手に魔力を込めて」

シエラさんがそう言って僕の手を握りしめそっと開く。

「今から料理ネットワークのアドレスを送るね」

すると僕の頭の中に何かがつながる。

僕の手のひらに料理サイトが出てきた。

「これが料理ネットワーク??」

「ああ。さぁ料理名を頭で入力だ」

「ええっと……
 親子揚」

僕は料理ネットワークで料理を登録した。
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