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05 振り上げた拳
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「俺は短気だからよう」
赤いスーツを着た男がそういう。
「命は……助けて……」
女が命乞いをする。
「俺はヤクザものでね。
普通の一般人さんには手を出さない」
「じゃ、私も……!!!」
女の顔に希望が見える。
「一つ聞く。
お前は一般人か?」
「当たり前じゃない」
女が小さく笑う。
「……嘘つきは嫌いなんだよね」
赤いスーツを着た男が銃口を女に向ける。
「ほら!私、胸は小さいけど綺麗なんだよ!」
「ほう?」
赤いスーツの男が小さく笑う。
「さぁお触りになって。
感度も抜群で気持ちいいよ」
「そうやって何人殺した?」
「え?」
女の顔が青ざめる。
「答えろ!お前はそうやって何人ウチの奴らを殺した!?」
「流石、コード893のヤクザの幹部なだけはあるわね」
女がケラケラ笑う。
「お前の名前は紫だろ?
調べたぞ!」
「あら。個人情報もなにもないわね。
そうよ私はギフテッド!
モトフミさまより力を授かった存在!
そうよ、私は特別なの!そんな女を抱けるのよ?
光栄に思いなさい」
「まだ言うか?」
それでも嬉しそうに女は笑う。
女の名前は紫。
あるきっかけで特殊な力ギフテッドに目覚める。
その力は自分に触れたものを爆発させることが出来る。
「貴方をぐちゃぐちゃにして逝かせてあげる」
「……」
今、紫を睨む男。
その名前は、南 秋夫。
コード893の幹部の一人。
彼は彼であるきっかけを気にギフテッドに目覚める。
自分或いは対象を移動させることが出来る。
俗に言う瞬間移動だ。
「さぁ?私に触りたくなった?パンツ見る?」
「テメェ見てえな女の下着見て喜ぶやついるのか?
って、あー、いるのか。いるから死んだのか」
「そう。なんで死んだかわかる?」
「何がいいたい?」
「愚かだからよ。
愚かだから死ぬの。
全てなる愚かなるものに死を!滅びろ!滅びろ!滅びろ!」
紫が嬉しそうに笑う。
「世界はどうかしてるねぇ。
エルフが世界をどうにかしようとしているのに人間同士で争う理由がどこにある?」
「私達は人間じゃないよ」
「ああん?」
「選ばれた存在。テオスよ!」
「テオス?神にでもなったつもりか?」
「違うわよ。私達は既に神だったのよ。
産まれていくわ作られていくわ。
私達のようなギフテッドが!
そして私達は力の目覚める方法を知った。
与えることが出来る!
もう泣いたって許さないんだから!!」
紫は地面を踏んで走ろうとした。
そして盛大に転んだ。
「なにをやって――」
秋夫は油断した。
秋夫の地面が吹き飛んだのである。
しかし秋夫も能力者その場から瞬間移動で離れたのだ。
秋夫はそのままその場を離れることにした。
「参ったね。
触れようとしたもの全てを爆発って。
こういう使い方もあるのか」
秋夫はため息を吐いた。
赤いスーツを着た男がそういう。
「命は……助けて……」
女が命乞いをする。
「俺はヤクザものでね。
普通の一般人さんには手を出さない」
「じゃ、私も……!!!」
女の顔に希望が見える。
「一つ聞く。
お前は一般人か?」
「当たり前じゃない」
女が小さく笑う。
「……嘘つきは嫌いなんだよね」
赤いスーツを着た男が銃口を女に向ける。
「ほら!私、胸は小さいけど綺麗なんだよ!」
「ほう?」
赤いスーツの男が小さく笑う。
「さぁお触りになって。
感度も抜群で気持ちいいよ」
「そうやって何人殺した?」
「え?」
女の顔が青ざめる。
「答えろ!お前はそうやって何人ウチの奴らを殺した!?」
「流石、コード893のヤクザの幹部なだけはあるわね」
女がケラケラ笑う。
「お前の名前は紫だろ?
調べたぞ!」
「あら。個人情報もなにもないわね。
そうよ私はギフテッド!
モトフミさまより力を授かった存在!
そうよ、私は特別なの!そんな女を抱けるのよ?
光栄に思いなさい」
「まだ言うか?」
それでも嬉しそうに女は笑う。
女の名前は紫。
あるきっかけで特殊な力ギフテッドに目覚める。
その力は自分に触れたものを爆発させることが出来る。
「貴方をぐちゃぐちゃにして逝かせてあげる」
「……」
今、紫を睨む男。
その名前は、南 秋夫。
コード893の幹部の一人。
彼は彼であるきっかけを気にギフテッドに目覚める。
自分或いは対象を移動させることが出来る。
俗に言う瞬間移動だ。
「さぁ?私に触りたくなった?パンツ見る?」
「テメェ見てえな女の下着見て喜ぶやついるのか?
って、あー、いるのか。いるから死んだのか」
「そう。なんで死んだかわかる?」
「何がいいたい?」
「愚かだからよ。
愚かだから死ぬの。
全てなる愚かなるものに死を!滅びろ!滅びろ!滅びろ!」
紫が嬉しそうに笑う。
「世界はどうかしてるねぇ。
エルフが世界をどうにかしようとしているのに人間同士で争う理由がどこにある?」
「私達は人間じゃないよ」
「ああん?」
「選ばれた存在。テオスよ!」
「テオス?神にでもなったつもりか?」
「違うわよ。私達は既に神だったのよ。
産まれていくわ作られていくわ。
私達のようなギフテッドが!
そして私達は力の目覚める方法を知った。
与えることが出来る!
もう泣いたって許さないんだから!!」
紫は地面を踏んで走ろうとした。
そして盛大に転んだ。
「なにをやって――」
秋夫は油断した。
秋夫の地面が吹き飛んだのである。
しかし秋夫も能力者その場から瞬間移動で離れたのだ。
秋夫はそのままその場を離れることにした。
「参ったね。
触れようとしたもの全てを爆発って。
こういう使い方もあるのか」
秋夫はため息を吐いた。
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