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06 不幸の手紙
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「……」
サラリーマンがその小屋に入る。
そこにいたのは少年と亡くなった女性。
そして老人の姿があった。
「おや?」
老人が声を上げる。
「貴方がこの方々を殺したのですか?」
「私ではありませぬ。
そしてこの少年。
虫の息ではございますが命があります」
「それでは病院へ……」
サラリーマンがそう言うと老人は首を横にふる。
「それはできませぬ。
この髪の色を見たところ……
この少年、どうやらエルフの血が混じっていますね」
「赤茶色いですね」
サラリーマンが顎に手を当てる。
「なので私が治療します」
老人がそう言って腕をまくった。
2時間後。
「あとはこの子の治癒能力に賭けましょう」
老人がそいって息を吐いた。
「ところで御老人。
貴方の名前を尋ねてみよろしいですか?」
「私に名前はありませぬ。
ただ皆様からは翁と呼ばれています。
貴方は?」
「僕の名前はサラリーマン。
まぁアニメで言うところのヒーロー名ですね」
「なるほど」
翁は小さく頷いた。
サラリーマンがその小屋に入る。
そこにいたのは少年と亡くなった女性。
そして老人の姿があった。
「おや?」
老人が声を上げる。
「貴方がこの方々を殺したのですか?」
「私ではありませぬ。
そしてこの少年。
虫の息ではございますが命があります」
「それでは病院へ……」
サラリーマンがそう言うと老人は首を横にふる。
「それはできませぬ。
この髪の色を見たところ……
この少年、どうやらエルフの血が混じっていますね」
「赤茶色いですね」
サラリーマンが顎に手を当てる。
「なので私が治療します」
老人がそう言って腕をまくった。
2時間後。
「あとはこの子の治癒能力に賭けましょう」
老人がそいって息を吐いた。
「ところで御老人。
貴方の名前を尋ねてみよろしいですか?」
「私に名前はありませぬ。
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「なるほど」
翁は小さく頷いた。
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