不老に剣士

はらぺこおねこ。

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Scene02 エレメント魔法学園

34 加護

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「はい」

丹歌は軽く返事をしました。

「む?」

オーは何かに気づきます。

「どうしたの?」

「君が噂の丹歌くん?」

「あ、はい」

オーは丹歌にいいました。

「ロボ部に、入らないか?
ひぃふぅ」

「ロボット作るのですか?」

「そうそう!
ロボットだけじゃなく家電やアイテムを作るよ!
白銀先生が顧問だよ」

「あれ?白銀先生って歩法クラブなんじゃ......?」

丹歌がそういうとティコがいいます。

「掛け持ちなのよ」

「そうなのですか?」

「ロボ部に入ると歩法も身に付くんだな」

オーの言葉で丹歌は思いました。

剣士になるにしたって魔道士になるにしまって間合いは大事。
機械のことはわからない。
歩法が学べるのなら、ロボ部も悪くないかも……

そう思うと丹歌は軽く頭を下げて「よろしくお願いします」と言いました。

すると十三もロボ部に入るといいました。

「お?もしかして僕のいないところで僕の話かい?」

白銀が現れます。

「ロボ部ふたり入りました」

オーがそういうと白銀はニッコリと笑いました。

「丹歌くんと十三くんかい?
目を見ればわかるよ」

「はい」

「ではでは入部届けにサインを」

白銀は入部届けの用紙を空間から取り出すとふたりに用紙を渡しました。

ふたりはそのままサインをしてロボ部に入りました。

プレゲトンは丹歌の方を見ます。

「ん?」

「なんでもないわよ。
友達出来るといいわね」

「うん!」

「では丹歌と十三、レベルアップの加護を与えるぞ」

「はい、お願いします」

「ポポンとな!」

丹歌と十三の額にスタンプが押されました。

「スタンプ?」

「そう!それがレベルアップの加護だ!
それがふたりを強くする!」
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