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Scene04 あなたへ
76 失くしもの
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若者が意識を取り戻したとき両手両足を拘束されていました。
そして、口を目を塞がれていたため何が起きたかわかりません。
思い出そうとしたが思い出せません。
「あらーん?
この魔力、私好みじゃないの!」
若者の耳に、女っぽい男の声が聞こえます。
「……あぐ?」
若者は、言葉を放とうとしたが言葉が出ません。。
「貴方、私と手を組んでアイツらを倒さない?」
「うぐ?」
若者は、首を傾げます。
目も口も塞がれているため、現状が把握できません。
「もう!
不便ねぇ!」
女っぽい男は、そう言うと若者の両手両足の拘束を解除しました。
若者は自分で口をふさいでいたロープと、目を塞いでいた布を取りました。
「ありがとうございます」
若者が、お礼を言います。
でも周りには誰もいません。
「こっちよ!こっち!」
若者が、キョロキョロと辺りを見渡すとある大剣から声が出ていることに気づきます。
「助けてくれたのは君?」
若者は、何の疑問も持たずその大剣に尋ねました。
「あらーん?
剣が話していたのに驚かないの?」
「驚くものなのですか?」
若者の言葉に大剣は、嬉しそうな声で言います。
「気に入ったわ。
貴方、私のパートナーになりなさいよ!
私、狂音っていうの。
貴方は?」
大剣が、自分のことを狂音と自己紹介した。
しかし、若者はあることに気づく。
「あれ?僕の名前は……
あれ?わかんないです……」
若者が、そう言うと少し困った顔をした。
「もしかして、名前ないの?
まぁ、奴隷だから名前がなくてもおかしくわないわねぇー」
狂音が、そう言うと若者は首を傾げる。
「僕は、奴隷なのですか?」
「うーん。
でも、貴方の魔力量は、奴隷の粋を超えているのよねぇー
とても強いはずよ、貴方は……」
狂音の言葉に若者は、少し考えます。
「もしかして、僕は記憶喪失なのですか?」
「かもしれないわね。
そこにあるぐるぐるメガネも貴方のじゃないの?
貴方が来る時に一緒にここに来たから……」
狂音がそう言うと若者は、そのメガネを掛けます。
すると若者の頭になにかがよぎります。
「僕は、失くしものをした気がする。
沢山の何かを……
この失くしものが全て見つかったとき僕の記憶が蘇る。
そんな気がする」
「そうなの?
ならその失くしものを探さなくちゃいけないわねぇ」
狂音が、そう言うと男がひとり現れます。
「お前、どうやってロープを解いた?」
男が、若者に近づき首を掴みます。
そして、口を目を塞がれていたため何が起きたかわかりません。
思い出そうとしたが思い出せません。
「あらーん?
この魔力、私好みじゃないの!」
若者の耳に、女っぽい男の声が聞こえます。
「……あぐ?」
若者は、言葉を放とうとしたが言葉が出ません。。
「貴方、私と手を組んでアイツらを倒さない?」
「うぐ?」
若者は、首を傾げます。
目も口も塞がれているため、現状が把握できません。
「もう!
不便ねぇ!」
女っぽい男は、そう言うと若者の両手両足の拘束を解除しました。
若者は自分で口をふさいでいたロープと、目を塞いでいた布を取りました。
「ありがとうございます」
若者が、お礼を言います。
でも周りには誰もいません。
「こっちよ!こっち!」
若者が、キョロキョロと辺りを見渡すとある大剣から声が出ていることに気づきます。
「助けてくれたのは君?」
若者は、何の疑問も持たずその大剣に尋ねました。
「あらーん?
剣が話していたのに驚かないの?」
「驚くものなのですか?」
若者の言葉に大剣は、嬉しそうな声で言います。
「気に入ったわ。
貴方、私のパートナーになりなさいよ!
私、狂音っていうの。
貴方は?」
大剣が、自分のことを狂音と自己紹介した。
しかし、若者はあることに気づく。
「あれ?僕の名前は……
あれ?わかんないです……」
若者が、そう言うと少し困った顔をした。
「もしかして、名前ないの?
まぁ、奴隷だから名前がなくてもおかしくわないわねぇー」
狂音が、そう言うと若者は首を傾げる。
「僕は、奴隷なのですか?」
「うーん。
でも、貴方の魔力量は、奴隷の粋を超えているのよねぇー
とても強いはずよ、貴方は……」
狂音の言葉に若者は、少し考えます。
「もしかして、僕は記憶喪失なのですか?」
「かもしれないわね。
そこにあるぐるぐるメガネも貴方のじゃないの?
貴方が来る時に一緒にここに来たから……」
狂音がそう言うと若者は、そのメガネを掛けます。
すると若者の頭になにかがよぎります。
「僕は、失くしものをした気がする。
沢山の何かを……
この失くしものが全て見つかったとき僕の記憶が蘇る。
そんな気がする」
「そうなの?
ならその失くしものを探さなくちゃいけないわねぇ」
狂音が、そう言うと男がひとり現れます。
「お前、どうやってロープを解いた?」
男が、若者に近づき首を掴みます。
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