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Scene10 今がその時だ
214 準備は整いました
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「それではみなさん。
準備は整いました!
と言いたいところですが夢を叶える像にふれることが出来たのは数名です」
学園長が皆の前にたち言葉を放ちます。
「校長が話をはじめたね。
リトルサマーキッス!私の唇を奪おうとした罪は重いわよ!」
ベラがそう言ってビシっとリトルサマーキッスに指をさす。
「……」
リトルサマーキッスは何も答えません。
心のなかでは思っています。
奪われそうになったのは僕なのに……と。
「しかし、テオスに勝つヒントを私達は手に入れました。
テオスに所属する存在のほとんどはクローンです。
クローンは能力が本体より低いです。
しかし幹部クラスのクローンである存在。
その10000分の1ですら苦戦しています。
そして10000分の1ということはその存在は10000人いると思ってください」
学園長の言葉にジルが言います。
「マジカよ」
「しかし絶望はしないでください。
10000分の1のクローンは10000分の1の核となった1000分の1である本体を叩けばすべて消滅します。
そして1000分の1のクローンも核となった100分の1を倒せば死滅します」
「なるほど……」
十三がうなづきます。
「どういうことなんだ?
簡単に言っているけど、10000分の1を倒すのに最大で1000分の1を1000体倒さなければ消えないってことだろ?」
ジルがそういうとジャキが言う。
「1/1を倒せばすべて消えるってことさ」
ジャキが笑う。
「そしてさらに本物を倒せば……
1/1も消えます。
先日、ポチポチキングという100分の1の個体を持った存在100体に襲われた村がありました。
村人の必死の抵抗も虚しく手も足も出ない、村人すべてが死を覚悟したとき。
そのポチポチキングが急に消えたのです」
「10分の1が倒されたってことか?」
座来栖が首を傾げます。
「ここからは私が話します」
六花が言葉を続けます。
「私の名前は六花。
アンゲロス軍の隊長の一人です。
私達は、その10分の1の個体に10体と同時に戦い苦戦していました。
また更に強力な個体も混じっていたので1分の1だと考えれます。
その個体もまた死滅しました。
私達は困惑しましたがとあるニュース番組の中継を見て知りました。
100分の1の個体、10分の1の個体、1分の1の個体が同時に消えた同時刻。
クリームパンダの言うボクサーがポチポチキングを倒したのです」
学生たちは驚きます。
クリームパンダはボクサーの中で最弱と言われている存在。
その存在が本体を倒した。
それは希望の光でもありました。
「また個体によっては心を悪しきものに変えられた1分の1のクローンも存在します」
学園長の言葉に生徒たちは困惑します。
すると白銀が現れます。
「やっほー」
生徒たちは警戒します。
「僕が本物の白銀さ」
白銀の言葉に生徒たちは困惑しか浮かびません。
「僕の1分の1の個体が途中で入れ替わって好き放題。
困ったものさ」
白銀は苦笑いを浮かべます。
「なので1分の1は僕が倒す。
君たちは他の本体もしくは1分の1を倒すんだ、
おまけで僕も色々倒しちゃうけどね」
白銀がそう言うと生徒たちはなぜか安心しました。
準備は整いました!
と言いたいところですが夢を叶える像にふれることが出来たのは数名です」
学園長が皆の前にたち言葉を放ちます。
「校長が話をはじめたね。
リトルサマーキッス!私の唇を奪おうとした罪は重いわよ!」
ベラがそう言ってビシっとリトルサマーキッスに指をさす。
「……」
リトルサマーキッスは何も答えません。
心のなかでは思っています。
奪われそうになったのは僕なのに……と。
「しかし、テオスに勝つヒントを私達は手に入れました。
テオスに所属する存在のほとんどはクローンです。
クローンは能力が本体より低いです。
しかし幹部クラスのクローンである存在。
その10000分の1ですら苦戦しています。
そして10000分の1ということはその存在は10000人いると思ってください」
学園長の言葉にジルが言います。
「マジカよ」
「しかし絶望はしないでください。
10000分の1のクローンは10000分の1の核となった1000分の1である本体を叩けばすべて消滅します。
そして1000分の1のクローンも核となった100分の1を倒せば死滅します」
「なるほど……」
十三がうなづきます。
「どういうことなんだ?
簡単に言っているけど、10000分の1を倒すのに最大で1000分の1を1000体倒さなければ消えないってことだろ?」
ジルがそういうとジャキが言う。
「1/1を倒せばすべて消えるってことさ」
ジャキが笑う。
「そしてさらに本物を倒せば……
1/1も消えます。
先日、ポチポチキングという100分の1の個体を持った存在100体に襲われた村がありました。
村人の必死の抵抗も虚しく手も足も出ない、村人すべてが死を覚悟したとき。
そのポチポチキングが急に消えたのです」
「10分の1が倒されたってことか?」
座来栖が首を傾げます。
「ここからは私が話します」
六花が言葉を続けます。
「私の名前は六花。
アンゲロス軍の隊長の一人です。
私達は、その10分の1の個体に10体と同時に戦い苦戦していました。
また更に強力な個体も混じっていたので1分の1だと考えれます。
その個体もまた死滅しました。
私達は困惑しましたがとあるニュース番組の中継を見て知りました。
100分の1の個体、10分の1の個体、1分の1の個体が同時に消えた同時刻。
クリームパンダの言うボクサーがポチポチキングを倒したのです」
学生たちは驚きます。
クリームパンダはボクサーの中で最弱と言われている存在。
その存在が本体を倒した。
それは希望の光でもありました。
「また個体によっては心を悪しきものに変えられた1分の1のクローンも存在します」
学園長の言葉に生徒たちは困惑します。
すると白銀が現れます。
「やっほー」
生徒たちは警戒します。
「僕が本物の白銀さ」
白銀の言葉に生徒たちは困惑しか浮かびません。
「僕の1分の1の個体が途中で入れ替わって好き放題。
困ったものさ」
白銀は苦笑いを浮かべます。
「なので1分の1は僕が倒す。
君たちは他の本体もしくは1分の1を倒すんだ、
おまけで僕も色々倒しちゃうけどね」
白銀がそう言うと生徒たちはなぜか安心しました。
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