~マーメイド~

はらぺこおねこ。

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Scene01 出会い

07 秋は恋の季節

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 その夜、梨麻の家。

「ん……あ、ん……」

マーメイドが梨麻の口の中で舌を転がす。

「うん。
 上手っすよ」

「ありがとうございます」

マーメイドが、ニッコリと微笑む。
彼女は、レンタルマーメイド。
云わば、性専門のマーメイドで梨麻は、とっかえひっかえマーメイドを変えている。
そこで買って売るということを繰り返すよりは、レンタルして行くほうが賢いと思い、菜々緒のみを側に置き他のマーメイドはレンタルマーメイドを利用することにしたのだ。

「じゃ、そろそろ……」

「はい」

マーメイドと梨麻の大人の夜がはじまる。

「っんは……」

 マーメイドが艶っぽい声を上げる。

「君はなんかいいね」

「ありがとうございます。
 その梨麻さまの……その……上手です」

「そうっすか?
 ありがとう」

梨麻は、マーメイドの身体のグッとギュッと。
優しく強く優しく……

「おや?どうしたんです?」

「すみません。
 梨麻さまのが、ものすごく気持ちよくて……」

「気にしなくていいんっすよ?
 いっぱい気持ちよくなっていいんですよ」

梨麻は、そう言ってマーメイドにキスを交える。

「あ……ん……」

マーメイドが、声を出す。

「やっぱりキスするほうが興奮するっす」

「ああ……」

マーメイドは、梨麻のキステクにうっとりととろける。
甘い甘い夜をふたりは過ごした。


 ――壱の家

「ピノが、料理するー」

壱が、エプロンを付けたときピノがそう言った。
そして、壱からエプロンを奪った。

「え?ピノ料理できるの?」

「ピノの料理は、天才だよ」

ピノは、そう言って大きな包丁も持つ。

「あ、包丁はダメだよ。
 危ないか――」

壱がそう言ったときには、既に遅く。
キャベツがまな板の上でみじん切りにされていた。

「早いね」

壱は驚く。
驚いている間に、ピノはサンマに手を当てると綺麗に内蔵を取り分けた。

「あれ?もしかして、僕より上手い?」

壱は、ピノが料理を作るのを黙ってみることにした。
そして出てきた料理は……

 1.松茸ご飯
 2.焼きサンマ
 3.キャベツの炒め物

以上。

壱は小さく言った。

「サンマにキャベツは合わないんじゃないかな?」

「ダメだよ!お野菜はきちんと食べなくちゃ!」

ピノが頬を膨らましてそう言った。

「そうだね」

ピノの顔があまりにも可愛いので壱はそれを受け入れた。
実際に食べてみるとそんなに違和感はなかった。
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