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Scene03 大好き
20 悪いことをしたらごめんなさい
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梨麻には、かつて妹がいた。
しかし、梨麻が高校3年生の頃に事件に巻き込まれ命を落とした。
享年16歳、惜しくもその日は梨麻の妹、菜々の誕生日だった。
誕生日のその日、菜々は梨麻を快く思わない男たちに強姦されそして殺された。
その殺し方などは、残忍で……
梨麻たちには、伝わっていない。
また、男たちは未成年だったため梨麻たちにその名前を伝えられることなく……
懲役10年の判決を受けた今……
刑期を終えて今は外にいる。
梨麻の瞳に殺意が写る。
「あいつら、もう出ているんっすよね。
あの男たちを俺が見つけ出し全員、俺が殺すっす」
梨麻は、そう呟くと自分の部屋の窓から空を見上げる。
リビングからは、菜々緒の笑い声が聞こえる。
その声を聞いた梨麻は、平静に戻る。
「そうっす。
殺してしまったら、菜々緒を守ることができなくなるっす。
今度こそ守るっす。
必ず守るっすよ。菜々緒」
梨麻の目からは、殺意が消えた。
今から10年前……
梨麻が高校生のころ。
マーメイドなど見向きもしないで、人間の女の子。
女子高生から女子大生やOL。
自分のその容姿を使って色んな女の子を抱いてきた。
数人なんてレベルじゃなかった、数十人の単位もの女の子。
本気で付き合っているわけじゃなかった。
ただ、なんとなく……
そんな気持ちでセックスをしていた。
相手も梨麻には、そこまで期待していなかった。
相手もなんとなく梨麻になら抱かれてもいい。
そう思っていたのだ。
だから、抱いた女の子にラブホテルから出るところを見られても修羅場になることはなかった。
「えー。
今日も違う子連れているのー?」
「はいっす。
女の子いっぱい抱きたいからっすね」
「梨麻くん、エロいね!」
そんなやりとりが普通にあった。
だから、梨麻は女の子なら誰でも落とせると思っていた。
性欲が溜まれば、女友だちを呼び出したり、ナンパした女の子を捕まえてはセックスしたりしていた。
梨麻の初体験は、14歳。
そのころからセックスに目覚め、同級生や先輩に手を出しては性欲を満たしていった。
当然のことながらそれを快く思わない男たちもいた。
そして、梨麻をリンチする計画を立て襲撃するも梨麻のほうが一枚上手でそして喧嘩も強かったため襲ってきた男たちを返り討ちにしていた。
梨麻を相手にして勝てる人などひとりもいなかった。
ただひとり。ただひとり。梨麻でも勝てない相手がいた。
その男の名前は、斎藤 壱。
いつものように男たちに囲われ襲われているときに現れたのが壱なのだ。
壱は言った。
「弱い者いじめはダメだよ」
そう言って梨麻を襲っている男たちに言った。
「……あ?
兄さん、なんのつもりだ?
その男が何をしたかわかっているのか?」
リーダー格の男がそういうと壱は、尋ねる。
「なにをしたの?」
壱がそう尋ねると梨麻が苦笑いを浮かべていった。
「多分、あの人たちの誰かの彼女とセックスしたとかじゃないっすか?
誰がどの子の彼女かわかんないっすけど」
「そっかー
じゃ、とりあえずごめんなさいしようか?」
壱が苦笑いを浮かべてそう言った。
すると梨麻が、壱の胸ぐらをつかもうとしたとき……
一瞬で梨麻の体が地面にへばりついていた。
「な?」
梨麻は驚いた。
自分が一瞬で負けた。
「ね?ごめんなさいしよ?」
壱の言葉が優しい。
「って、後ろ後ろ!」
梨麻が慌てて壱の方を見ていった。
壱を襲うため後ろから金属バットで構えている男がいたのだ。
しかし、梨麻が高校3年生の頃に事件に巻き込まれ命を落とした。
享年16歳、惜しくもその日は梨麻の妹、菜々の誕生日だった。
誕生日のその日、菜々は梨麻を快く思わない男たちに強姦されそして殺された。
その殺し方などは、残忍で……
梨麻たちには、伝わっていない。
また、男たちは未成年だったため梨麻たちにその名前を伝えられることなく……
懲役10年の判決を受けた今……
刑期を終えて今は外にいる。
梨麻の瞳に殺意が写る。
「あいつら、もう出ているんっすよね。
あの男たちを俺が見つけ出し全員、俺が殺すっす」
梨麻は、そう呟くと自分の部屋の窓から空を見上げる。
リビングからは、菜々緒の笑い声が聞こえる。
その声を聞いた梨麻は、平静に戻る。
「そうっす。
殺してしまったら、菜々緒を守ることができなくなるっす。
今度こそ守るっす。
必ず守るっすよ。菜々緒」
梨麻の目からは、殺意が消えた。
今から10年前……
梨麻が高校生のころ。
マーメイドなど見向きもしないで、人間の女の子。
女子高生から女子大生やOL。
自分のその容姿を使って色んな女の子を抱いてきた。
数人なんてレベルじゃなかった、数十人の単位もの女の子。
本気で付き合っているわけじゃなかった。
ただ、なんとなく……
そんな気持ちでセックスをしていた。
相手も梨麻には、そこまで期待していなかった。
相手もなんとなく梨麻になら抱かれてもいい。
そう思っていたのだ。
だから、抱いた女の子にラブホテルから出るところを見られても修羅場になることはなかった。
「えー。
今日も違う子連れているのー?」
「はいっす。
女の子いっぱい抱きたいからっすね」
「梨麻くん、エロいね!」
そんなやりとりが普通にあった。
だから、梨麻は女の子なら誰でも落とせると思っていた。
性欲が溜まれば、女友だちを呼び出したり、ナンパした女の子を捕まえてはセックスしたりしていた。
梨麻の初体験は、14歳。
そのころからセックスに目覚め、同級生や先輩に手を出しては性欲を満たしていった。
当然のことながらそれを快く思わない男たちもいた。
そして、梨麻をリンチする計画を立て襲撃するも梨麻のほうが一枚上手でそして喧嘩も強かったため襲ってきた男たちを返り討ちにしていた。
梨麻を相手にして勝てる人などひとりもいなかった。
ただひとり。ただひとり。梨麻でも勝てない相手がいた。
その男の名前は、斎藤 壱。
いつものように男たちに囲われ襲われているときに現れたのが壱なのだ。
壱は言った。
「弱い者いじめはダメだよ」
そう言って梨麻を襲っている男たちに言った。
「……あ?
兄さん、なんのつもりだ?
その男が何をしたかわかっているのか?」
リーダー格の男がそういうと壱は、尋ねる。
「なにをしたの?」
壱がそう尋ねると梨麻が苦笑いを浮かべていった。
「多分、あの人たちの誰かの彼女とセックスしたとかじゃないっすか?
誰がどの子の彼女かわかんないっすけど」
「そっかー
じゃ、とりあえずごめんなさいしようか?」
壱が苦笑いを浮かべてそう言った。
すると梨麻が、壱の胸ぐらをつかもうとしたとき……
一瞬で梨麻の体が地面にへばりついていた。
「な?」
梨麻は驚いた。
自分が一瞬で負けた。
「ね?ごめんなさいしよ?」
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「って、後ろ後ろ!」
梨麻が慌てて壱の方を見ていった。
壱を襲うため後ろから金属バットで構えている男がいたのだ。
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