104 / 130
Scene08 デモニックになった日
104 さよならの静けさが染み渡る
しおりを挟む
「出番なかったな」
ハイジが、到着したばかりの壱に言った。
「ハイジさん来てたのですか?」
「健康診断でな来てた」
「だったらどうして助けてくれなかったのですか?」
睨む壱に黙るハイジ。
「違うよ!壱!ハイジさんは助けられる側の立場だったの!」
「ピノ!まて、それは――」
「箱の中でキッコンカッコン」
ノノがリズミカルに歌う。
「それ以上は待てっくれ!言わないでくれ」
戸惑うハイジ。
「どういうこと?」
頭を捻る壱。
すると美智子が言う。
「あ、もしかしてMRI検査ですか?」
「……」
黙るハイジ。
「正解!正解!大正解!」
踊り舞うピノとノノ。
「やった!」
喜ぶ美智子。
「あの、ごめんなさい」
壱が謝る。
「今度、飯を奢らさせろよ?」
ハイジの言葉に壱が疑問をぶつける。
「ここは『奢れよ』じゃないの?」
「は?俺は仮にもピノとノノに助けられたんだぜ?
拘束され動けない俺を機械から出してくれて――
って、あれ?どうしてMRIの動かし方知ってるんだ?」
ハイジはノノの方を見る。
「ノノの力はサーチなの!
見たものの扱い方と調べ方はすべてわかるの!
ちなみに美智子さんの今日のパンツの色は黄色なの!」
ノノは得意げに言った。
「正解です」
美智子は照れることもなく答えた。
「……」
壱の方が照れていた。
「ノノさん、戦闘能力を磨きウチで働きませんか?」
美智子がノノをスカウトする。
「ノノは強いのよ?」
ノノがノリノリでダンスする。
「じゃ、僕に一撃を浴びせたら――」
壱がそういいかけたとき。
激痛が走る。
「焼き肉食べ放題なの」
ノノはそう言って小さく笑った。
うずくまりもがく壱。
「ぴょんぴょんしろ!
ぴょんぴょん!」
ハイジがそういうとノノが言う。
「無駄なの。
下からではなく横から殴り。
なおかつ急所を狙い秘孔もついたの。
夜の方はもうお盛ん間違いないの!」
ノノがそういうとハイジが言う。
「マジでか?
使えるのか?凄く痛そうだぞ?」
「早くピノを抱くのだ!」
「ピノー
ピノの痛いの痛いの飛んでけ―って魔法で何処かに飛ばしてー」
壱が涙目で言う。
「えっと直接触らないと駄目なんだけど良いの?」
「え?」
「じゃー、せーのでぺろりんこしちゃうね」
「せーのー」
「ピノー!!!
ノーーーーーー!!!!!」
壱の眼の前が真っ暗になった。
人生が終わる。
人生にさよならを告げる静かな言葉が心に染み渡った。
ハイジが、到着したばかりの壱に言った。
「ハイジさん来てたのですか?」
「健康診断でな来てた」
「だったらどうして助けてくれなかったのですか?」
睨む壱に黙るハイジ。
「違うよ!壱!ハイジさんは助けられる側の立場だったの!」
「ピノ!まて、それは――」
「箱の中でキッコンカッコン」
ノノがリズミカルに歌う。
「それ以上は待てっくれ!言わないでくれ」
戸惑うハイジ。
「どういうこと?」
頭を捻る壱。
すると美智子が言う。
「あ、もしかしてMRI検査ですか?」
「……」
黙るハイジ。
「正解!正解!大正解!」
踊り舞うピノとノノ。
「やった!」
喜ぶ美智子。
「あの、ごめんなさい」
壱が謝る。
「今度、飯を奢らさせろよ?」
ハイジの言葉に壱が疑問をぶつける。
「ここは『奢れよ』じゃないの?」
「は?俺は仮にもピノとノノに助けられたんだぜ?
拘束され動けない俺を機械から出してくれて――
って、あれ?どうしてMRIの動かし方知ってるんだ?」
ハイジはノノの方を見る。
「ノノの力はサーチなの!
見たものの扱い方と調べ方はすべてわかるの!
ちなみに美智子さんの今日のパンツの色は黄色なの!」
ノノは得意げに言った。
「正解です」
美智子は照れることもなく答えた。
「……」
壱の方が照れていた。
「ノノさん、戦闘能力を磨きウチで働きませんか?」
美智子がノノをスカウトする。
「ノノは強いのよ?」
ノノがノリノリでダンスする。
「じゃ、僕に一撃を浴びせたら――」
壱がそういいかけたとき。
激痛が走る。
「焼き肉食べ放題なの」
ノノはそう言って小さく笑った。
うずくまりもがく壱。
「ぴょんぴょんしろ!
ぴょんぴょん!」
ハイジがそういうとノノが言う。
「無駄なの。
下からではなく横から殴り。
なおかつ急所を狙い秘孔もついたの。
夜の方はもうお盛ん間違いないの!」
ノノがそういうとハイジが言う。
「マジでか?
使えるのか?凄く痛そうだぞ?」
「早くピノを抱くのだ!」
「ピノー
ピノの痛いの痛いの飛んでけ―って魔法で何処かに飛ばしてー」
壱が涙目で言う。
「えっと直接触らないと駄目なんだけど良いの?」
「え?」
「じゃー、せーのでぺろりんこしちゃうね」
「せーのー」
「ピノー!!!
ノーーーーーー!!!!!」
壱の眼の前が真っ暗になった。
人生が終わる。
人生にさよならを告げる静かな言葉が心に染み渡った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦妻と若い彼 継承される情熱
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
同期に恋して
美希みなみ
恋愛
近藤 千夏 27歳 STI株式会社 国内営業部事務
高遠 涼真 27歳 STI株式会社 国内営業部
同期入社の2人。
千夏はもう何年も同期の涼真に片思いをしている。しかし今の仲の良い同期の関係を壊せずにいて。
平凡な千夏と、いつも女の子に囲まれている涼真。
千夏は同期の関係を壊せるの?
「甘い罠に溺れたら」の登場人物が少しだけでてきます。全くストーリには影響がないのでこちらのお話だけでも読んで頂けるとうれしいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる