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Scene08 デモニックになった日
116 手打ちそば
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――2023年12月31日
壱は退院した。
同時期にゆかりも退院することになった。
十三は昨日退院した。
「ゆかりさん、本当に帰っちゃうの?」
ピノがゆかりに尋ねる。
「うん、実家の富山に帰ろうと思うの」
「そっか」
ピノが泣きそうな顔をしている。
紫の表情はいつもどおりだった。
壱たちは病院のタクシー乗り場までゆかりを見送る。
「じゃ、またね」
ゆかりが手を振る。
「またね。
ゆかりさん。
LINE送りますね」
「うん、私も送るね」
ゆかりは紫をぎゅっと抱きしめる。
紫は顔を赤くしてそして小さく笑う。
「またね」
紫の言葉を聞いたゆかりは紫から離れピノにもハグをしたあとタクシーに乗った。
そしてタクシーが見えなくなった。
「行っちゃったね」
ピノがそう言うと紫がボロボロと涙を零しながら頷いた。
「うん」
「紫さん、がんばったね」
「うん、最後は笑ってお別れしたかったから……」
紫がそういうとピノが抱きしめる。
「ピノたちがいるからね!」
「ありがとう」
紫はピノにお礼を言った。
「あちゃー間に合わなかったか」
ノノの声とともに十三たちが現れる。
「ノノちゃん!」
ピノが驚く。
「ノノ、松葉杖で歩けるまでに回復しましたー」
ノノが小さく笑う。
「来週には退院できるから新学期には間に合うね」
十三がそう言うとノノが笑う。
「3人一緒だね」
「そうだね」
ピノが頷くと紫は不思議そうな顔をする。
「3人って私も?」
「もちろんだよ」
ピノとノノが声を揃えてそういった。
紫は、それだけでなにかに救われた気がした。
「さてノノさん、病室に戻ろうか」
「そうだね、黙って病室出てきたからバレちゃう。
あの看護師さん怖いのー」
「どの看護師さんが怖いのですか?」
ノノはビクリと反応する。
「え?だれのことなの?ノノわからないの」
「さて、病室に戻りますよ。
十三さん、少しお話が……」
「はい」
ふたりは看護師に連れられて病院の中へと戻った。
すると入れ替わるように美智子がやってきた。
「退院の手続き終わりましたよ。
帰りましょう」
「え?手続きをやってくれたの?」
「はい、秘書なので……
入院費は経費で落としておきますね」
「ありがとう」
「さて、喫茶萌々に行きましょう」
一同は、美智子の運転で喫茶萌々に向かった。
「あ!紫ちゃんだー」
桃が紫に駆け寄る。
「お?お仕事お疲れ様」
太郎が紫を迎え入れる。
「た、ただいま」
紫が小さく笑う。
「あ、紫ちゃん!
おかえり!手打ちそばを作ろ!」
瓜がそう言って萌とともに現れる。
「おかえり!ささ、蕎麦を手打ちにしちゃいましょう!」
萌のそれを合図にみんなで手打ちそばを作った。
壱は退院した。
同時期にゆかりも退院することになった。
十三は昨日退院した。
「ゆかりさん、本当に帰っちゃうの?」
ピノがゆかりに尋ねる。
「うん、実家の富山に帰ろうと思うの」
「そっか」
ピノが泣きそうな顔をしている。
紫の表情はいつもどおりだった。
壱たちは病院のタクシー乗り場までゆかりを見送る。
「じゃ、またね」
ゆかりが手を振る。
「またね。
ゆかりさん。
LINE送りますね」
「うん、私も送るね」
ゆかりは紫をぎゅっと抱きしめる。
紫は顔を赤くしてそして小さく笑う。
「またね」
紫の言葉を聞いたゆかりは紫から離れピノにもハグをしたあとタクシーに乗った。
そしてタクシーが見えなくなった。
「行っちゃったね」
ピノがそう言うと紫がボロボロと涙を零しながら頷いた。
「うん」
「紫さん、がんばったね」
「うん、最後は笑ってお別れしたかったから……」
紫がそういうとピノが抱きしめる。
「ピノたちがいるからね!」
「ありがとう」
紫はピノにお礼を言った。
「あちゃー間に合わなかったか」
ノノの声とともに十三たちが現れる。
「ノノちゃん!」
ピノが驚く。
「ノノ、松葉杖で歩けるまでに回復しましたー」
ノノが小さく笑う。
「来週には退院できるから新学期には間に合うね」
十三がそう言うとノノが笑う。
「3人一緒だね」
「そうだね」
ピノが頷くと紫は不思議そうな顔をする。
「3人って私も?」
「もちろんだよ」
ピノとノノが声を揃えてそういった。
紫は、それだけでなにかに救われた気がした。
「さてノノさん、病室に戻ろうか」
「そうだね、黙って病室出てきたからバレちゃう。
あの看護師さん怖いのー」
「どの看護師さんが怖いのですか?」
ノノはビクリと反応する。
「え?だれのことなの?ノノわからないの」
「さて、病室に戻りますよ。
十三さん、少しお話が……」
「はい」
ふたりは看護師に連れられて病院の中へと戻った。
すると入れ替わるように美智子がやってきた。
「退院の手続き終わりましたよ。
帰りましょう」
「え?手続きをやってくれたの?」
「はい、秘書なので……
入院費は経費で落としておきますね」
「ありがとう」
「さて、喫茶萌々に行きましょう」
一同は、美智子の運転で喫茶萌々に向かった。
「あ!紫ちゃんだー」
桃が紫に駆け寄る。
「お?お仕事お疲れ様」
太郎が紫を迎え入れる。
「た、ただいま」
紫が小さく笑う。
「あ、紫ちゃん!
おかえり!手打ちそばを作ろ!」
瓜がそう言って萌とともに現れる。
「おかえり!ささ、蕎麦を手打ちにしちゃいましょう!」
萌のそれを合図にみんなで手打ちそばを作った。
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