10 / 184
01 僕の生きる意味
2012年6月10日
しおりを挟む
2012年06月10日
朝、いつものようにベッドで、横になっていると若い女性の看護師さんが俺の病室に入って来た。
「おはようございます。
お目覚めのようですね」
「うん」
看護師さんは、慣れた手つきで俺の腕に点滴の針を刺した。
「上手ですね」
「そうですか?」
「いつもの看護師さんは、点滴が下手なんですよ」
それを聞いた看護師さんは目を丸くさせる。
「千代田さんが……ですか?」
「千代田??
あの看護師さん、千代田さんと言うのか……」
「はい。
詩空さんの担当は、私と千代田さんですから……」
「そうなのか……」
「ちなみに私は、春雨千春って言います。
気軽に千春って呼んでくださいね」
「あ、はい。
俺のことも亜金でいいですよ」
「はい。
よろしくお願いしますね」
千春ちゃんは、ニッコリと笑う。
「では、少し散歩に行きましょうか?」
「ああ……」
俺は、その後、軽く散歩した。
「千代田さんは、今日は休み?」
「はい。
実は、私、昨日まで姉と旅行に行っていたんですよ」
「そっかー
どこに行ってきたんですか?」
「ハワイです」
「おー
海外……
看護師さんって儲かるの?」
「姉が医者をしているので、ほとんど姉に費用をだしてもらいました……」
「お姉さん、医者なの?」
「はい。
この病院って小児科と外科を兼ねているので、結構忙しいみたいです」
「そうなのか……」
「双子なんですけど、差がつくばかりで少し悲しいです」
「看護師さんも立派な仕事だよ」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
「さて、そろそろ部屋に戻りましょう」
千春ちゃんと一緒に病室に戻った。
病室に戻ると、美紗が居た。
「どこに行っていたの?」
「散歩だよ」
「そう……」
美紗は、何処か寂しそうだった。
朝、いつものようにベッドで、横になっていると若い女性の看護師さんが俺の病室に入って来た。
「おはようございます。
お目覚めのようですね」
「うん」
看護師さんは、慣れた手つきで俺の腕に点滴の針を刺した。
「上手ですね」
「そうですか?」
「いつもの看護師さんは、点滴が下手なんですよ」
それを聞いた看護師さんは目を丸くさせる。
「千代田さんが……ですか?」
「千代田??
あの看護師さん、千代田さんと言うのか……」
「はい。
詩空さんの担当は、私と千代田さんですから……」
「そうなのか……」
「ちなみに私は、春雨千春って言います。
気軽に千春って呼んでくださいね」
「あ、はい。
俺のことも亜金でいいですよ」
「はい。
よろしくお願いしますね」
千春ちゃんは、ニッコリと笑う。
「では、少し散歩に行きましょうか?」
「ああ……」
俺は、その後、軽く散歩した。
「千代田さんは、今日は休み?」
「はい。
実は、私、昨日まで姉と旅行に行っていたんですよ」
「そっかー
どこに行ってきたんですか?」
「ハワイです」
「おー
海外……
看護師さんって儲かるの?」
「姉が医者をしているので、ほとんど姉に費用をだしてもらいました……」
「お姉さん、医者なの?」
「はい。
この病院って小児科と外科を兼ねているので、結構忙しいみたいです」
「そうなのか……」
「双子なんですけど、差がつくばかりで少し悲しいです」
「看護師さんも立派な仕事だよ」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
「さて、そろそろ部屋に戻りましょう」
千春ちゃんと一緒に病室に戻った。
病室に戻ると、美紗が居た。
「どこに行っていたの?」
「散歩だよ」
「そう……」
美紗は、何処か寂しそうだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
放課後の保健室
一条凛子
恋愛
はじめまして。
数ある中から、この保健室を見つけてくださって、本当にありがとうございます。
わたくし、ここの主(あるじ)であり、夜間専門のカウンセラー、**一条 凛子(いちじょう りんこ)**と申します。
ここは、昼間の喧騒から逃れてきた、頑張り屋の大人たちのためだけの秘密の聖域(サンクチュアリ)。
あなたが、ようやく重たい鎧を脱いで、ありのままの姿で羽を休めることができる——夜だけ開く、特別な保健室です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる