まっしろなティスタメント

はらぺこおねこ。

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06 泣かない彼と泣き虫な彼女

2012年11月1日

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2012年11月01日

今日は、俺の誕生日。
婆ちゃんから1通の封筒が送られてきた。
中には、「誕生日おめでとう」と書かれた手紙と一緒に10万円が入っていた。

嬉しかった。

婆ちゃんにお礼のメールをしたけれど、返事は来ない。
何故なら、婆ちゃんは、メールの見方は知ってるけれど返信の仕方は、知らないからだ……

さて、この10万円何に使おうかな……

お金には、あんま困ってなかったりもする。
美穂が毎月5万円もの大金を小遣いとしてくれる。

あんま使ってないから20万円溜まり、今回の10万円がプラスされたことになる。

俺が、頭を悩ませていると、突如俺の病室のドアが広がり、大きなカボチャと小さなカボチャ2つが現れた。

もちろん、ドンキー・ホーテに売ってそうな、玩具のカボチャの仮面だ。

「トリック・ア・トリート!
 お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞー」

その声は、愛ちゃんと千春ちゃんだった。
もう1つのカボチャは、無言だ。

「ハロウィンは、昨日ですよ」

「え?」

千春ちゃんが、カボチャのマスクを取る。

愛ちゃんと隼人君もマスクを取る。
隼人君は、顔をそらしプルプルと震えている。

「隼人君は、もしかして確信犯?」

「うん。ハロウィンが、昨日なのは知っていたけれど……
 亜金さんが、どんな反応をするか見てみたかったんだ」

「そうか……
 まぁ、こんな反応だ」

「あ、あと亜金さん、誕生日おめでとー」

愛ちゃんが、そう言って駄菓子がいっぱい入った袋を俺に出してくれた。

「え?」

俺は、目を丸くさせて驚く。

「今日、亜金さんの誕生日だって、愛ちゃんと隼人君に言ったらプレゼントしたいって言うから昨日、みんなで、買に行ったんだー」

千春ちゃんが、そう言って笑う。

「そっか、みんなありがとう」

「えへへ」

愛ちゃんが笑う。

「うん?」

「夜は、美穂さんとデートするの?」

「え?」

「お泊りデートしちゃえ♪」

千春ちゃんが、そう言って笑う。

「子供たちの前で何を……」

俺は、苦笑いを浮かべる。

「僕たちに言えないことをするの?」

隼人君が鋭い質問をした。

「う……」

俺は、何も言えない言わない。
この隼人君は、確信犯だ……
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