162 / 184
06 泣かない彼と泣き虫な彼女
2012年11月8日
しおりを挟む
2012年11月08日
木曜日。
花粉症が鼻を刺激してくしゃみが止まらない。
鼻が乾燥して痛い。
少し外を歩く。
今日は、少し暖かく。
風がなければ、少し暑いくらいだった。
病院内にある公園に向かえば、子供たちが賑やかに絵を描いている。
その中には、隼人君や愛ちゃんの姿があった。
「亜金さんだ……」
愛ちゃんが、俺に気付くと俺の方に小走りでやってきた。
隼人君は、ゆっくりと近づいてくる。
「暇なんだね」
隼人君が、苦笑い。
「入院中は、暇なもんだ」
俺も苦笑いを浮かべる。
「そんなもん?」
「ああ、そんなもんだ」
「亜金さん、暇なの?」
愛ちゃんが、目をキラキラと輝かせる。
「まぁ、そうだけど……」
「じゃ、亜金さんも絵を描こう」
「え?」
「その『え?』は、『絵』ともじってますか?」
そう言ってはるか先生が、お絵かきセットを持って現れる。
「もじってません……」
「とりあえず、亜金さんも『ひと描き行こうぜ!』」
はるか先生が、嬉しそうに笑う。
「はるか先生、それ少し古いし何か違う……」
「要は、気合よ!気合!
気合があれば、何でもできる!」
「本当に気合だけで何でもできますか?」
「え?」
はるか先生が、困った表情を浮かべる。
「いえ、何でもありません」
「相談なら、いつでも聞きますから、いつでも言ってくださいね!」
「はい、ありがとうございます」
「んじゃ、絵を描きましょう!」
はるか先生が、そう言って俺にお絵かきセットを渡してくれた。
とりあえず、俺は颯爽と絵を描いた。
うん。
とっても下手だ……
木曜日。
花粉症が鼻を刺激してくしゃみが止まらない。
鼻が乾燥して痛い。
少し外を歩く。
今日は、少し暖かく。
風がなければ、少し暑いくらいだった。
病院内にある公園に向かえば、子供たちが賑やかに絵を描いている。
その中には、隼人君や愛ちゃんの姿があった。
「亜金さんだ……」
愛ちゃんが、俺に気付くと俺の方に小走りでやってきた。
隼人君は、ゆっくりと近づいてくる。
「暇なんだね」
隼人君が、苦笑い。
「入院中は、暇なもんだ」
俺も苦笑いを浮かべる。
「そんなもん?」
「ああ、そんなもんだ」
「亜金さん、暇なの?」
愛ちゃんが、目をキラキラと輝かせる。
「まぁ、そうだけど……」
「じゃ、亜金さんも絵を描こう」
「え?」
「その『え?』は、『絵』ともじってますか?」
そう言ってはるか先生が、お絵かきセットを持って現れる。
「もじってません……」
「とりあえず、亜金さんも『ひと描き行こうぜ!』」
はるか先生が、嬉しそうに笑う。
「はるか先生、それ少し古いし何か違う……」
「要は、気合よ!気合!
気合があれば、何でもできる!」
「本当に気合だけで何でもできますか?」
「え?」
はるか先生が、困った表情を浮かべる。
「いえ、何でもありません」
「相談なら、いつでも聞きますから、いつでも言ってくださいね!」
「はい、ありがとうございます」
「んじゃ、絵を描きましょう!」
はるか先生が、そう言って俺にお絵かきセットを渡してくれた。
とりあえず、俺は颯爽と絵を描いた。
うん。
とっても下手だ……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
なお、スピンオフもございます。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる