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翌年1月

1月7日

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1月7日

今日は、面接に行ってきました。
パソコンのカスタマーサポートの仕事です。
結果は、ダメでした。
緊張して声が出ません。
胸は刺されたような痛みで散々でした。
へこたれていると尾上さんから電話がきました。
「面接どうでした?」
「散々でした……」
「声が震えていますね。
 もしかして、泣いていますか?」
「いえ、泣いてないですよ?
 外が寒いから……」
「今、どこですか?」
「京都の烏丸御池駅にいます」
「わかりました。
 今から迎えに行きますので、猫さんは温かい場所で待っていてください」
そう言って待つこと1時間。
尾上さんから電話が掛ってきました。
「今、烏丸御池駅にいますが、猫さんの姿が見当たりません」
「何番出口ですか?」
「2番出口ってなってます」
「俺が居るのは6番出口なので、今から2番出口に行きますので少し待ってください」
「はい」
電話を切るとすぐに、2番出口へ向かいました。
するとそこには尾上さんが車の前で不安そうに立っていました。
「尾上さん……」
「あ、猫さん」
「こんにちは」
「こんにちは。
 顔が、赤いですよ?風邪ですか……?」
「風邪じゃないと思います」
「では、猫さんの家まで送ります」
「お願いします」
俺達は、車の中に乗りました。
「あ、疲れているのなら寝てもいいですよ?」
「いや、眠れないですよ」
「そうですか」
尾上さんは、頷くと車を発進させ俺を家まで運んでくれました。
尾上さん、ありがとう。
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