フォロワーのHaruさんが殺されたそうです。

はらぺこおねこ。

文字の大きさ
66 / 94
翌年1月

1月9日


1月9日

今日は、誕生日会
何をプレゼントしようか迷っています。
アクセサリーをプレゼントするほど親しくありません。
香水は、尾上さんの趣味がわかりません。
本人に聞くって方法もありますが、それじゃサプライズになりません。
とりあえず、枚方市駅付近にある美味しいと評判のロールケーキを購入して待ち合わせの場所へ向かいました。
バスターミナルで待っていると、由香さんを見つけることが出来ました。
いつも脅かされているので、今度はこっちが脅かそうかと思い、由香さんに気づかれないように接近しました。
そして、背後から由香さんに声を掛けました。
「由香さん発見♪」
そしたら、由香さんは一瞬体をピクっと反応させたあと、俺の方を見てニッコリと笑いました。
「ターゲット猫!
 これよりハグをする!」
と言って、由香さんは俺の体を抱きしめました。
「尾上さんの誕生日プレゼントって、ロールケーキで良かったでしょうか?」
由香さんは俺から体を離すと、笑顔のままで言いました。
「何でもいいんだよー
 気持ちさえこもっていれば」
「そうですか……」
俺達は、そのまま尾上さんの家に車で向かいました。
誕生日会のメンバーは、俺を含めた4人です。
きっといつもなら、この場所には俺ではなく、はるかさんが座っていたんだと思います。
俺は、タイミングを見計らって尾上さんにプレゼントを渡しました。
「私、ここのロールケーキ大好きなんです」
尾上さんは、そう言ってニッコリと笑ってくれました。
「私の時は、ダイヤの指輪がいいなぁ」
由香さんが、そう言って俺の背中に再び抱きついてきました。
「ダイヤって幾らくらいするんですか?」
すると由香さんが、笑いながら答えました。
「30万円くらいのがいいなー」
「結婚指輪並じゃないですか……」
俺は、即答で答えてしまった。
そしたら、由香さんの口からとんでもない言葉は出ました。
「結婚指輪は1000万円くらいの指輪がいいなぁー」
「無職ですみません」
俺は、少し泣きたくなった。
でも、稼ぎがあっても1000万円の指輪なんてそう簡単にプレゼントできそうもありません。
「気にしなくていいです」
尾上さんは、そう言うと優しく俺の頭を撫でてくれました。
「と言うか、ダイヤをカラットで言うんじゃなく金額で言うところが由香らしい」
南さんはそう言って笑いました。
「私、カラットとかいまいち解んないんだもーん」
由香さんが頬を膨らませました。
誕生日パーティーはそんな感じでスタートしました。
尾上さんの手作りケーキ美味しかったです。
尾上さんに、由香さんは髪留めを、南さんはブローチをプレゼントしていました。
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。