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翌年1月
1月25日
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1月25日
朝が来る。
俺は、ゆっくりと体を起こし時計を見る。
朝の10時、体がだるい。
昨日、福田さんに言われた言葉が頭に残る。
『杉山??
杉山太郎の事を言っているのかい?
アイツなら警察を辞めているよ』
仮に杉山が警察を辞めていたとして、どうして俺を捕まえようとするのだろう。
そんな事を考えていると、南さんから電話がかかって来ました。
「猫さんおはよう!」
「おはようございます」
「眠そうな声だね。
もしかして、寝てた?」
「いえ、今起きた所です」
「そうか、よかった」
「で、なにかありました?」
「もしかして、由香と一緒に居る?」
「いえ、由香さんとは一緒じゃないですが……」
「そうか……」
「どうしたんですか?」
「いや、何でもない
少し、話をしたいんだけどいいかな?」
「はい、大丈夫です」
「じゃ、いつもの場所で……」
電話は、そこで切れました。
いつもの場所と言うのは、マクドのことですね。
俺は、枚方市駅近くのマクドに向かいました。
すると、はるかさんがいつも座っていた場所で南さんを見つけることが出来ました。
南さんは、俺に気づくと「ここに座って」と言いました。
「南さん、こんにちは」
「うん、こんにちは。
話があるんだけどいいかな?」
「はい」
「由香が、店を辞めたんだ」
「え?」
「何故だか知らない?」
「わかりません……」
「そっかー
猫さんなら、何か知っていると思ったんだけどなー」
「なんで、俺が……?」
「……猫さんさ
由香の気持ち知ってる??」
「由香さんの気持ちですか?」
「うん」
「わかんないです。
まぁ、こっちは、いつも元気をもらっていますが……」
「猫さんって、噂通り鈍いよね」
「え?」
「なんでもない」
南さんは、そう言うと席を立った。
「ごめん、急用が出たから帰るわ」
南さんは、ゆっくりと店を出た。
由香さん、店を辞めちゃったみたいです。
理由をメールで聞いても返事は来ません。
何があったのでしょうか??
朝が来る。
俺は、ゆっくりと体を起こし時計を見る。
朝の10時、体がだるい。
昨日、福田さんに言われた言葉が頭に残る。
『杉山??
杉山太郎の事を言っているのかい?
アイツなら警察を辞めているよ』
仮に杉山が警察を辞めていたとして、どうして俺を捕まえようとするのだろう。
そんな事を考えていると、南さんから電話がかかって来ました。
「猫さんおはよう!」
「おはようございます」
「眠そうな声だね。
もしかして、寝てた?」
「いえ、今起きた所です」
「そうか、よかった」
「で、なにかありました?」
「もしかして、由香と一緒に居る?」
「いえ、由香さんとは一緒じゃないですが……」
「そうか……」
「どうしたんですか?」
「いや、何でもない
少し、話をしたいんだけどいいかな?」
「はい、大丈夫です」
「じゃ、いつもの場所で……」
電話は、そこで切れました。
いつもの場所と言うのは、マクドのことですね。
俺は、枚方市駅近くのマクドに向かいました。
すると、はるかさんがいつも座っていた場所で南さんを見つけることが出来ました。
南さんは、俺に気づくと「ここに座って」と言いました。
「南さん、こんにちは」
「うん、こんにちは。
話があるんだけどいいかな?」
「はい」
「由香が、店を辞めたんだ」
「え?」
「何故だか知らない?」
「わかりません……」
「そっかー
猫さんなら、何か知っていると思ったんだけどなー」
「なんで、俺が……?」
「……猫さんさ
由香の気持ち知ってる??」
「由香さんの気持ちですか?」
「うん」
「わかんないです。
まぁ、こっちは、いつも元気をもらっていますが……」
「猫さんって、噂通り鈍いよね」
「え?」
「なんでもない」
南さんは、そう言うと席を立った。
「ごめん、急用が出たから帰るわ」
南さんは、ゆっくりと店を出た。
由香さん、店を辞めちゃったみたいです。
理由をメールで聞いても返事は来ません。
何があったのでしょうか??
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