ダンジョンマスター

いちわ

「ふぅ～無事に異世界へと転移することができたのか！」

僕は目を開けて周りを見渡して見るとそこには目を閉じる前とは違う風景が広がっていた。目を閉じる前は真っ白な世界だったが目を開けた時に広がっていた風景とは太陽の日が差し込む洞窟の中だった。

「まずはダンジョンを設置する場所だけどここでいいかな？」

僕は異世界へと転移してきた目的それはダンジョンを作ることだった。まぁ実際にはダンジョンを作り大きくしていくことで吸収することができる魔力を回収することが本当というか僕がするように言われていることだった。

「それじゃ《ダンジョン創生》」

僕は持っていたカバンの中からダンジョンを作るためには必ずと必要と言われるダンジョンコアを取り出した。

ダンジョンマスターとしての素質を持つ者がダンジョンコアを持ち《ダンジョン創生》と魔力を込めながら唱えるとダンジョンを作ることができるのだ。

「これから僕のダンジョンマスターとしての生活が始まるんだな」

僕は目を閉じる。

そして僕はその言葉を残し洞窟から姿が幻だったかのように消えたのだった。