ダンジョンマスター

きゅうわ

「よし！それじゃ案内してくれるか」

「ぷにゅ！」

僕は『モチ』に先ほど見つけた敵がいる所まで連れてってもらうことにした。

近くにどんな敵がいるのかを確認しに行くだけなので戦うことはしないが、もし敵に見つかり戦うことになってしまった時のために『ルトン』も連れて行くことにした。

それじゃダンジョンはどうするんだって話になるんだけどダンジョンマスターには自分のダンジョンに侵入者が入って来るとダンジョンコアから報せが来るようになっているのだ。

そのため侵入者はダンジョンマスターに気付かれないようにダンジョンへ侵入することはできない。

そしてダンジョンマスターはどこにいても自分のダンジョンへ転移する力が備わっており、ダンジョンへいつどこにいても戻ることが出来るのだ。

さらにダンジョンマスターは自分の配下であるモンスターを呼び寄せることも可能なのである。

そのためダンジョンを留守にしてみんなで外に出ても大丈夫なのである。

「それじゃ行くぞ！『モチ』『ルトン』」

僕はダンジョンの外へ向かう穴へ一歩踏み出した。