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招かざる来訪者
熟成
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※BLではないけれど、それっぽい表現があります。苦手な人は全力でブラウザバックだ!
どのくらい意識を失っていたのか気がつくと、キングサイズのレオのベッドに裸のままだがキチンと掛け布団を肩まで掛けて、ぼくは横になっていた。
レオはシンプルな白いシャツとと細身のスラックスを身に付けてソファでお茶を飲んでいた、アールグレイの香りがする。
「気がついたかい。身体の調子はどう?媚薬効果は魔力で抜いたから、もう無いと思うけど。残っている?」
それを聞いて自分の身体を掛けてある薄い掛け布団を捲って確認する。何とも無いよようだ。情事の痕跡も違和感も無い。実際は色々ヤられて魔力で記憶を消されているのかもしれないが、よくわからない。ここではレオの魔力が強過ぎる。
「………残ってない、大丈夫だ。」
「そう、良かった。じゃあ服、着てよ。お姫様の所に送ってあげるよ。あれから3時間くらいだから、まだグッスリ眠っていると思うよ。」
3時間………このケタ外れのインキュバスなら3時間で、ゆうきに何でも出来ただろう。夢の中でも現実でも、そして記憶を操ってしまえば証拠なんて残らない。ただ、帰った時にぼくが触れたらレオの魔力の残滓に必ず気づくはずだ。そこまで悶々と考えていると
「ちょっと、変な想像してないだろうね。君にもお姫様にも何一つしてないから。3時間、私がやってた事は………。」
相変わらず美しいが人の悪い笑みを浮かべてレオは、ぼくを見た。
「君の記憶を見させてもらった。夢の中は勿論、今夜の晩餐までたっぷり楽しんだ。その間に君の媚薬効果を消して今に至る。いやー。楽しかった。」
「な、な……ひ、人のプライバシーを何だと思ってるんだーーー。」
ワナワナ震えながら、ぼくは思わずそう叫んでいた。
「ゆうきちゃんだっけ?お姫様の前では雰囲気、随分、違うんだね。まぁ姿が、それじゃカッコつけなきゃ生きてけないよね。まだ精通もしてないのに頑張ってるよね、おじさん感心しちゃった。」
「ヤ・メ・ロ………」
「服、着ないの?続きして欲しいのかな?裸でいたら異空間で精通するまで可愛がってあげるよ。せっかく意識が戻った事だしサービスしてあげようか?」
「わ~~。」
慌てて、いつもの服を魔力で身に付ける。コイツはやると言ったらヤる。
「そうやって素直だと可愛いなぁ。ここ最近でトップレベルで楽しかったから、お礼をあげる。口開けて舌出して。」
クソ、そうやって何でもかんでも強力な「魅了」を、バンバン使うな。心が折れるだろう。
持っていたカップを消して、つかつか近づいて来るレオに、ベッドに座ったまま情けなく口を開いて舌を出す。
由希人の頭の後ろを片手で抱き込むようにしてレオは彼をベッドに押し倒しながら
「君の身体の限界まであげるから。無理そうだったら私を軽く叩いて教えて。」
と、囁いてレオは自分の唇で由希人の舌を包み込んで一度、軽く吸ってから、きっちりと唇を合わせる。そこから、レオの強力な魔力が流れ込んでくる。身体が勝手に、びくんびくん跳ねる、身体の内側が焼けるように熱い。どこまでが限界かなんてわからない、もう何が何だかわからなくなりそうだ。気が遠くなる。
「ま、こんなものかな。」
ちゅっと音を立てて、レオが由希人から唇を離す。
「これで、かなり魔力量が上昇したし私の魔力が、こんなに付いているインキュバスに手を出せる命知らずの淫魔も、そういないはずだから君と君のお姫様は今より、かなり安全になると思うよー。……と、言うかさっさと食べちゃったらいいんじゃないの?そんなに「熟成」させて何が、したいの?」
「熟成」と言う聞き慣れない単語に首を傾げて
「「熟成」って何?」
と、尋ねた。
レオは心底、呆れたと言わんばかりの顔をした。
「知らないでやってたの?無知ってコワイ。「熟成」っていうのは処女の女の子ちゃんを処女のまんま、時間を掛けて快楽だけ仕込んであげて、「アタシ処女なのに……メチャクチャにして」って持ち主の淫魔に懇願するくらい調教しちゃって美味しく頂くレアな食事方法のコトだよ。」
仰向けに転がっている、呆然としたぼくの隣にレオはうつ伏せで肘で身体を支えて隣を見下ろしながら説明を続ける。
「吸収出来る魔力の質と量がハンパじゃないから淫魔はみんなやりたいけど、その間は淫魔側も他の女の子を食べちゃったら「熟成」が無効になっちゃうから根気と忍耐が必要なんだよ。インキュバスは大変さを知ってるから「熟成中」の女の子ちゃんを見つけても手を出さないのが暗黙のルールなんだ。ただ夢の中で「共有」は出来るから他の淫魔はやりたがるよ。夢の中でも味は普通の食事より、数段美味しいからね。感度も上がって「熟成」が進むから淫魔は好んで「熟成中の共有」するんだよ。普通はね。」
「確かに美味しそうになってた………。」
独り言みたいに、そう呟く。
「周辺で「熟成」が見つかった場合、最も力の強いインキュバスが初めに「共有」に行くのも暗黙のルール。だから私が君の所に魔力を隠さず瞬間移動もせず礼儀正しく尋ねたワケ。色んなルールをキチンと教えて、私が「共有」したら、ようやく他の子もお願いに行く権利が発生する。」
「………なんなんだよ。その、とんでもないルール。ぼくは………絶対、嫌だ。「共有」なんて気持ち悪い。」
嫌悪感を隠さずにベッドから半身を起こして寝そべったレオを睨み付けた。
「んーーー。インキュバス的には気持ち良いコトなんだけどね。由希人君の夢の日々を見せてもらったから何となくだけど…………気持ちは少しわかる…………かな?「共有」問題は私を断ったワケだし、マトモな奴なら言ってこないと思うけど……まぁ、気をつけて。後、言っておいた方がいいのは退魔師のことくらいかな?」
「退魔師?」
「そ、あんまり人間にオイタをするとワラワラ出て来て淫魔を消そうとする面倒な方々。由希人君みたいな清らかなインキュバスとは本来なら何の接点も無いはずなんだけど「熟成」してたら「共有」されて夢の中で女の子ちゃんが、毎晩、乱行パーティされてるケースがあるから、ヤツラのアンテナに引っかかるコトがある。」
「もう……情報量が多すぎて……どうしたらいいのかわからなくなって来た。」
「一番、手っ取り早いのは、君が今から家に帰ったら大人になって眠り姫のゆうきちゃん?だっけ?彼女を美味しく食べちゃえば「熟成」解消!問題解決じゃない。」
「それは……そうなんだろうけど、まだそんな関係じゃない。」
ぼくは、ベットから降りて、足元を睨み付けながら、ヤケ気味で言う。
「魔力も、もう、潤沢にあるんだから「魅了」もガンガン使って、それこそインキュバスの本領発揮しなよ。」
レオそう言った後に半眼になって
「ヘタレドーテー。」
と付け加える。
そのまま固まって絶句するぼくを横目に
「事実だろ。未精通のオマケも付けておいてやるよ。とにかくリスクを減らしたきゃ、さっさと帰ってヤれ。」
レオはベッドから、ヒョイと起き上って降りてから、ぼくを片手で抱え上げると一瞬で、ゆうきの部屋に飛んだ。
そして、ポンと降ろす。
「じゃあな、気が変わって「共有」したけりゃいつでも大歓迎だ。」
レオはそう言ってぼくのシャツの胸ポケットに名刺大の複雑な紅い紋様の描かれたカードを押し込む。
「これを魔力で燃やしたら、すぐ来てやるよ。」
「「共有」は、しないから、これは要らない。」
無表情で、そう答える。
「クソガキが。困ったら一回だけ来てやるっつってんの。持っときな。」
「…………………………ありがとう。」
小さくて聞こえないくらいの声でぼくは礼を言った。
レオは背中を向けて軽く片手を上げてから一瞬で消えた。
レオが消えた場所を、しばらくボンヤリ見つめていたが、振り返って、ゆうきのベットまで歩いた。
自分の紡いだ拙い結界の中で平和そうに彼女は眠っていた。結界の綻びはない。結界に手を突っ込んで茶色い柔らかい髪を撫でる。他の淫魔の魔力の気配など全くない。心底、ホッとすろ。
今夜は色々な事がありすぎた。ゆうきと話がしたい。どうでもいい事で笑ったり。身に余る魔力は受け取ったけれど、長い時間、媚薬めいたものが身体を苛んだり、たくさんのケタちがいの魔力にあてられてフラフラする。
大広間での同じ種族の食事の様子も心をシャットアウトしなくては耐えれない程ショックだった。あの中の1人に、ゆうきがされてしまったらと、思うと身が切られる感覚がする。いや、実際、自分が切られた方が遥かに気楽だと思う。今夜だって、夢の中での「共有」すら辛くてレオに自ら、自分の身体を捧げたくらいだ。インキュバスとしては、どこかが壊れていると言われても仕方ないだろう。
レオは、そんな淫魔が物珍しかったから気まぐれに助けてくれたんだろう。
知らないうちに「熟成」なんかして、そのせいで、ゆうきは危険に晒されている。
一度、交わってしまえば、その危険は大幅に減る。
一度、だけでいい。「魅了」を使って………後は、記憶を操って………。疲れた頭に、そんな誘惑が影を落とす。
これからしようとしている事と、大広間での行為は、同じなのか違うのか、もうわからない。
どのくらい意識を失っていたのか気がつくと、キングサイズのレオのベッドに裸のままだがキチンと掛け布団を肩まで掛けて、ぼくは横になっていた。
レオはシンプルな白いシャツとと細身のスラックスを身に付けてソファでお茶を飲んでいた、アールグレイの香りがする。
「気がついたかい。身体の調子はどう?媚薬効果は魔力で抜いたから、もう無いと思うけど。残っている?」
それを聞いて自分の身体を掛けてある薄い掛け布団を捲って確認する。何とも無いよようだ。情事の痕跡も違和感も無い。実際は色々ヤられて魔力で記憶を消されているのかもしれないが、よくわからない。ここではレオの魔力が強過ぎる。
「………残ってない、大丈夫だ。」
「そう、良かった。じゃあ服、着てよ。お姫様の所に送ってあげるよ。あれから3時間くらいだから、まだグッスリ眠っていると思うよ。」
3時間………このケタ外れのインキュバスなら3時間で、ゆうきに何でも出来ただろう。夢の中でも現実でも、そして記憶を操ってしまえば証拠なんて残らない。ただ、帰った時にぼくが触れたらレオの魔力の残滓に必ず気づくはずだ。そこまで悶々と考えていると
「ちょっと、変な想像してないだろうね。君にもお姫様にも何一つしてないから。3時間、私がやってた事は………。」
相変わらず美しいが人の悪い笑みを浮かべてレオは、ぼくを見た。
「君の記憶を見させてもらった。夢の中は勿論、今夜の晩餐までたっぷり楽しんだ。その間に君の媚薬効果を消して今に至る。いやー。楽しかった。」
「な、な……ひ、人のプライバシーを何だと思ってるんだーーー。」
ワナワナ震えながら、ぼくは思わずそう叫んでいた。
「ゆうきちゃんだっけ?お姫様の前では雰囲気、随分、違うんだね。まぁ姿が、それじゃカッコつけなきゃ生きてけないよね。まだ精通もしてないのに頑張ってるよね、おじさん感心しちゃった。」
「ヤ・メ・ロ………」
「服、着ないの?続きして欲しいのかな?裸でいたら異空間で精通するまで可愛がってあげるよ。せっかく意識が戻った事だしサービスしてあげようか?」
「わ~~。」
慌てて、いつもの服を魔力で身に付ける。コイツはやると言ったらヤる。
「そうやって素直だと可愛いなぁ。ここ最近でトップレベルで楽しかったから、お礼をあげる。口開けて舌出して。」
クソ、そうやって何でもかんでも強力な「魅了」を、バンバン使うな。心が折れるだろう。
持っていたカップを消して、つかつか近づいて来るレオに、ベッドに座ったまま情けなく口を開いて舌を出す。
由希人の頭の後ろを片手で抱き込むようにしてレオは彼をベッドに押し倒しながら
「君の身体の限界まであげるから。無理そうだったら私を軽く叩いて教えて。」
と、囁いてレオは自分の唇で由希人の舌を包み込んで一度、軽く吸ってから、きっちりと唇を合わせる。そこから、レオの強力な魔力が流れ込んでくる。身体が勝手に、びくんびくん跳ねる、身体の内側が焼けるように熱い。どこまでが限界かなんてわからない、もう何が何だかわからなくなりそうだ。気が遠くなる。
「ま、こんなものかな。」
ちゅっと音を立てて、レオが由希人から唇を離す。
「これで、かなり魔力量が上昇したし私の魔力が、こんなに付いているインキュバスに手を出せる命知らずの淫魔も、そういないはずだから君と君のお姫様は今より、かなり安全になると思うよー。……と、言うかさっさと食べちゃったらいいんじゃないの?そんなに「熟成」させて何が、したいの?」
「熟成」と言う聞き慣れない単語に首を傾げて
「「熟成」って何?」
と、尋ねた。
レオは心底、呆れたと言わんばかりの顔をした。
「知らないでやってたの?無知ってコワイ。「熟成」っていうのは処女の女の子ちゃんを処女のまんま、時間を掛けて快楽だけ仕込んであげて、「アタシ処女なのに……メチャクチャにして」って持ち主の淫魔に懇願するくらい調教しちゃって美味しく頂くレアな食事方法のコトだよ。」
仰向けに転がっている、呆然としたぼくの隣にレオはうつ伏せで肘で身体を支えて隣を見下ろしながら説明を続ける。
「吸収出来る魔力の質と量がハンパじゃないから淫魔はみんなやりたいけど、その間は淫魔側も他の女の子を食べちゃったら「熟成」が無効になっちゃうから根気と忍耐が必要なんだよ。インキュバスは大変さを知ってるから「熟成中」の女の子ちゃんを見つけても手を出さないのが暗黙のルールなんだ。ただ夢の中で「共有」は出来るから他の淫魔はやりたがるよ。夢の中でも味は普通の食事より、数段美味しいからね。感度も上がって「熟成」が進むから淫魔は好んで「熟成中の共有」するんだよ。普通はね。」
「確かに美味しそうになってた………。」
独り言みたいに、そう呟く。
「周辺で「熟成」が見つかった場合、最も力の強いインキュバスが初めに「共有」に行くのも暗黙のルール。だから私が君の所に魔力を隠さず瞬間移動もせず礼儀正しく尋ねたワケ。色んなルールをキチンと教えて、私が「共有」したら、ようやく他の子もお願いに行く権利が発生する。」
「………なんなんだよ。その、とんでもないルール。ぼくは………絶対、嫌だ。「共有」なんて気持ち悪い。」
嫌悪感を隠さずにベッドから半身を起こして寝そべったレオを睨み付けた。
「んーーー。インキュバス的には気持ち良いコトなんだけどね。由希人君の夢の日々を見せてもらったから何となくだけど…………気持ちは少しわかる…………かな?「共有」問題は私を断ったワケだし、マトモな奴なら言ってこないと思うけど……まぁ、気をつけて。後、言っておいた方がいいのは退魔師のことくらいかな?」
「退魔師?」
「そ、あんまり人間にオイタをするとワラワラ出て来て淫魔を消そうとする面倒な方々。由希人君みたいな清らかなインキュバスとは本来なら何の接点も無いはずなんだけど「熟成」してたら「共有」されて夢の中で女の子ちゃんが、毎晩、乱行パーティされてるケースがあるから、ヤツラのアンテナに引っかかるコトがある。」
「もう……情報量が多すぎて……どうしたらいいのかわからなくなって来た。」
「一番、手っ取り早いのは、君が今から家に帰ったら大人になって眠り姫のゆうきちゃん?だっけ?彼女を美味しく食べちゃえば「熟成」解消!問題解決じゃない。」
「それは……そうなんだろうけど、まだそんな関係じゃない。」
ぼくは、ベットから降りて、足元を睨み付けながら、ヤケ気味で言う。
「魔力も、もう、潤沢にあるんだから「魅了」もガンガン使って、それこそインキュバスの本領発揮しなよ。」
レオそう言った後に半眼になって
「ヘタレドーテー。」
と付け加える。
そのまま固まって絶句するぼくを横目に
「事実だろ。未精通のオマケも付けておいてやるよ。とにかくリスクを減らしたきゃ、さっさと帰ってヤれ。」
レオはベッドから、ヒョイと起き上って降りてから、ぼくを片手で抱え上げると一瞬で、ゆうきの部屋に飛んだ。
そして、ポンと降ろす。
「じゃあな、気が変わって「共有」したけりゃいつでも大歓迎だ。」
レオはそう言ってぼくのシャツの胸ポケットに名刺大の複雑な紅い紋様の描かれたカードを押し込む。
「これを魔力で燃やしたら、すぐ来てやるよ。」
「「共有」は、しないから、これは要らない。」
無表情で、そう答える。
「クソガキが。困ったら一回だけ来てやるっつってんの。持っときな。」
「…………………………ありがとう。」
小さくて聞こえないくらいの声でぼくは礼を言った。
レオは背中を向けて軽く片手を上げてから一瞬で消えた。
レオが消えた場所を、しばらくボンヤリ見つめていたが、振り返って、ゆうきのベットまで歩いた。
自分の紡いだ拙い結界の中で平和そうに彼女は眠っていた。結界の綻びはない。結界に手を突っ込んで茶色い柔らかい髪を撫でる。他の淫魔の魔力の気配など全くない。心底、ホッとすろ。
今夜は色々な事がありすぎた。ゆうきと話がしたい。どうでもいい事で笑ったり。身に余る魔力は受け取ったけれど、長い時間、媚薬めいたものが身体を苛んだり、たくさんのケタちがいの魔力にあてられてフラフラする。
大広間での同じ種族の食事の様子も心をシャットアウトしなくては耐えれない程ショックだった。あの中の1人に、ゆうきがされてしまったらと、思うと身が切られる感覚がする。いや、実際、自分が切られた方が遥かに気楽だと思う。今夜だって、夢の中での「共有」すら辛くてレオに自ら、自分の身体を捧げたくらいだ。インキュバスとしては、どこかが壊れていると言われても仕方ないだろう。
レオは、そんな淫魔が物珍しかったから気まぐれに助けてくれたんだろう。
知らないうちに「熟成」なんかして、そのせいで、ゆうきは危険に晒されている。
一度、交わってしまえば、その危険は大幅に減る。
一度、だけでいい。「魅了」を使って………後は、記憶を操って………。疲れた頭に、そんな誘惑が影を落とす。
これからしようとしている事と、大広間での行為は、同じなのか違うのか、もうわからない。
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