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34.待ってました!!
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「おはようございます!!!」
職場に着くなり、デカイ声で挨拶をする俺。もうお分かりの通り、これが俺の、皆川涼介スタイルだ。
ただいま5月の後半。
だんだん気温も暑くなってきて、俺の挨拶も多分暑苦しく思われてくるころだろう(笑)
「涼介さん!涼介さん!!(*ノ▽ノ)」
「おう、榎本!! いつもいつもお前は可愛いな!!」
「はい!!最近メイク変えてみました! 女子以外で僕を可愛いと言ってくれるのは涼介さんだけです!(*>ω<*)」
「マジか!こんな可愛いのにか!! まったく世の中の奴らには呆れるぜ…… 榎本はこんなに可愛いのに!!」
「やー!!涼介さん、僕を落としにきてますか!!(*/∀\*) 僕はいつでもいいですよ(///∇///)」
「ごめんな榎本、それは出来ないんだぜ……!」
「もちろん分かってますよ!! だって涼介さんには……! あっ、今日ってもしかして?」
「おう!! 関西支社から帰ってくるんだ……!」
「涼介さん、瀧本さんとの愛の再会だっ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪」
「愛って(笑)(笑) ま、まぁでも、さすがにメッセージや電話だけじゃ、寂しかったのは事実……だけど、俺はぜんぜん大丈夫だったけどな!!」
「強がりな涼介さん可愛い♪(*>∀<*)」
俺は4年目になり、去年よりもさらに大型の案件を任せられるような存在になった。俺を慕ってくれる後輩も増えたが、そんな中でも、やはり榎本は一番可愛い後輩だ。後輩としても可愛いし、そもそも、もはや女の子よりも可愛い。
樹と付き合い出してから、たまにくる寂しさの悩みなども、榎本に全て聞いてもらっていたりしたのもあって、榎本には本当に感謝だ。
そして今日は、樹が関西支社から帰ってくる日。
メッセージでは夕方頃にこっちに到着するということだったが。
まぁ、その前に仕事だ。仕事を疎かにしてはいけない。
ということで、俺はさっそく取引先へ追加の新しい契約内容の商談をしに向かう。
ーーーーーーーーーーーー
「涼介くん、おはよう。今日はそっちから持ち込んだ商談だから、容赦なしで、不要だと思ったらガンガンツッコミよ?」
「いいね、その勢いで頼むよ秋保ちゃん! やっぱり、秋保ちゃんを攻略してこその大型契約だしね!」
古川との関係は、仕事上ではもちろん、プライベートでも続いていた。
あの日、去年のクリスマスの日に、俺は秋保ちゃんに、「自己都合の為に、食事に行けなくなった。申し訳ない。」と連絡をして、自分から誘った予定をキャンセルした。
だが、それで古川から嫌われたり、冷たくされたりということはなく、古川の方から、また食事に行こうと誘ってくれたりもした。そんな優しい古川に、俺は素直に樹との関係を話した。最初はビックリしていたが、古川は「素敵な恋愛だと思う。」と言ってくれて、それ以降も、社会人の友達として、古川とは良好に関係を継続している。
「うーん、メリットも感じるけど、うちの会社としては、まだ少しデメリットも多いかな。そこを払拭してくれる内容なら検討出来ます。」
「なるほどね……いやぁ、秋保ちゃん厳しいぜ……!でもそれでこそよ!! ここを突破しないとな! 一回持ち帰って、また再度商談の時間もらえますか!」
「もちろんいいよ。次は私を納得させてみてね(笑)」
「ありがとうございます!!次こそはやったるぜ!」
「ところで涼介くん、もう会社に戻る?どうせなら、またうちの社員食堂でお昼食べて行かない?」
「おう!いいよ、じゃあ食べて行こうかな!」
古川と社員食堂で昼飯を食べながら、会話をする。
「涼介くん、恋人の上司の人はいつ帰ってくるの?」
「今日の夕方なんだよ!! なんか、やっと会えるなって感じで!」
「そうなんだ……あぁなんか素敵な恋愛……やっと、半年間待ってやっと会えるんだね…(涙)良かったね、涼介くん(涙) 王子様が……ナイト(騎士)が、お姫様を迎えに来るんだね……(涙) 涼介くん、胸がキュンって……キュンとするよね(涙)」
「う、うん……王子様……?騎士……? キュン死……?ま、まぁそんな感じ、なのかな……?」
「再会して、まず甘い言葉をかけてくれたりするのかな?それとも涼介くんの方が思いっきり甘えるの? あぁ、いいな、素敵な恋……どこで再会するかも大事だよね。夜の夜景の見える橋の上とか、二人の思い出の場所とか、会社のビルの屋上で、待ち合わせとかどう?」
「いや、普通に駅に迎えに行くつもりだけど……あはは……(笑)」
今まではぜんぜん知らなかったが、話してみると古川は、実はかなりのロマンチストというか、少女漫画思考というか……乙女チックな思考の持ち主だということを最近知った。
「じゃあ涼介くん、どんな再会を果たしたのか、絶対教えてね。それで、そこにはどんなロマンチックな雰囲気が溢れてたのか、教えてね。あぁ、本当、素敵な恋……羨ましいなぁ……」
「あっ、うん……多分秋保ちゃんが期待しているようなロマンチックは起こらないと思うけど……うん、また連絡するよ!(笑)」
ロマンチストモードの古川と話すのちょっと難しいので、ここら辺でお暇させてもらう。
しかし、ギャップ萌えとはよく言ったもので、クールでかつ仕事デキる感満載の古川が、実は恋愛ロマンチストだとは……刺さる人には刺さりそうだ。
表面上では仲良くなったと思っても、まだまだその人に関しては知らないことがたくさんあるもんだと思う。
樹もそうだ、不器用で奥手だと思ったけど、そんな樹も、定期的に俺に会いたいって連絡してくるし……!!!
そんなの俺もだよ!!?
ーーーーーーーーーーーー
会社に戻り、改めて樹にメッセージを入れる。
【18時半に、駅に迎えに行きます!! 今日は、何か食べて行きますか!】
樹から返信が来る。
【今日は涼介の好きなもの、作りたいな。リクエスト考えておいて。】
俺はすぐさま返信を。
【疲れてるだろうから、外食の方が……と思ったけど、俺は樹さんの手料理が食べてえ!!お願いします!!】
樹からの返信。
【もちろん、任せて。早く涼介に会いたい。】
早く会いたいか……。本当だよ、この半年間長かったよ。俺だって樹さんと早く会いたい…!!
事務作業を終えて、俺は即定時退社出来る準備をしておく。
「皆川先輩~! 商談の事前準備について教えてほしいことがあって~!教えてください!」
「先輩、ちょっと伺いたいことがありまして。」
「皆川先輩! 私たち今日飲みに行くんですけど、よかったら先輩もどうですか!」
後輩達から指導を求められたり、飲みに誘われたりと、俺も4年目の社員としての存在感がついてきたのかな。
しかーし!! 今日だけは後輩達に時間を割いている場合ではないのだ。
「ごめんね、今日はちょっと大事な予定があって定時ですぐ帰らないといけないから、指導はまた今度ね。飲み会もまた今度行くから!!」
それでも、俺から教わりたいという後輩や、飲み会に来てほしいという後輩が駄々をこねてくる後輩達に……
「涼介さん、あとは僕に任せて(^o^ゞ 涼介さんは、瀧本さんとの愛の再会に向けて行ってください!!」
「おぉ、榎本!! お前は本当に頼りになる後輩だ!!(涙)」
「涼介さんを困らせる後輩達は僕が許さないぞ!!(^∇^)」
「榎本、ちょっと怖いぞ!!(笑) でも、この場は任せた!!」
この場は榎本に任せて、俺はしっかり定時退社で上がり、駅へと向かった。
ーーーーーーーーーーーー
時刻は18:30。
俺は一人、待ち合わせ場所で待っていた。
やっと会える……本当に、この半年間、去年のイブの日から、待ちに待ったこの時がようやく来た。メッセージのやり取りや、たまに電話したりして、樹をメッセージや声越しで感じることは出来ていたけど、やっぱり会いたい。本気で好きだからこそ、会いたい、この半年間、その気持ちが強くなっている一方だった。すぐなようで、長かった半年間……
ようやく……樹を……
【着いたよ。今行くね。】
樹から送られてきたメッセージを見て、緊張と嬉しさの感情が同時に沸き上がる。
遠くから、こちらに向かって歩いてくる姿が見えた。
樹だ。
樹を見た瞬間、俺は涙が出てきた。感情が一気に目頭の方へ溢れ出てしまった。
「ごめんごめん、少し遅れちゃったね、さあ、晩ごはんは涼介のリクエストって、あれ……」
俺の目から涙が出ていることに気が付き、樹はそっと抱きしめてくる。
「涼介、寂しかった……?」
「はい……なんか、笑顔で……いつもの俺のテンションで再会したかったんですけど、つい涙が……(泣)」
「そうか、良かったよ、同じ気持ちで。俺もずっと涼介に会いたかったから。」
「樹さん(泣)」
樹に抱きしめられて、久しぶりの樹の温もりに俺は涙が溢れながらも安心していた。回りの人目など、今は一切気にならない。俺は瀧本樹を待っていた。
「涼介、今日は好きなだけ涼介のリクエストも聞くし、話もするし、抱きしめてあげるからね。だから、もう泣かないで?」
「はい!!もう泣いてないっすよ!!そんな、いつまでもピーピー泣かないっすよ!(笑) 樹さん、俺、リクエストいっぱい考えたから、買い出し行きましょ!!GO!!」
「切り替え早っ! さすが涼介…… オッケー! 行こうか。」
「あっ、でも……後で家についたら……キスは……欲しいかな……(笑)」
「涼介……涼介……!!」
久しぶりの樹との再会、ちょっとムードを壊してしまったかも?だが、これも俺と樹らしくて良いのかなとか思ったり。
今日は遠慮なく、樹に甘えることにした。
職場に着くなり、デカイ声で挨拶をする俺。もうお分かりの通り、これが俺の、皆川涼介スタイルだ。
ただいま5月の後半。
だんだん気温も暑くなってきて、俺の挨拶も多分暑苦しく思われてくるころだろう(笑)
「涼介さん!涼介さん!!(*ノ▽ノ)」
「おう、榎本!! いつもいつもお前は可愛いな!!」
「はい!!最近メイク変えてみました! 女子以外で僕を可愛いと言ってくれるのは涼介さんだけです!(*>ω<*)」
「マジか!こんな可愛いのにか!! まったく世の中の奴らには呆れるぜ…… 榎本はこんなに可愛いのに!!」
「やー!!涼介さん、僕を落としにきてますか!!(*/∀\*) 僕はいつでもいいですよ(///∇///)」
「ごめんな榎本、それは出来ないんだぜ……!」
「もちろん分かってますよ!! だって涼介さんには……! あっ、今日ってもしかして?」
「おう!! 関西支社から帰ってくるんだ……!」
「涼介さん、瀧本さんとの愛の再会だっ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪」
「愛って(笑)(笑) ま、まぁでも、さすがにメッセージや電話だけじゃ、寂しかったのは事実……だけど、俺はぜんぜん大丈夫だったけどな!!」
「強がりな涼介さん可愛い♪(*>∀<*)」
俺は4年目になり、去年よりもさらに大型の案件を任せられるような存在になった。俺を慕ってくれる後輩も増えたが、そんな中でも、やはり榎本は一番可愛い後輩だ。後輩としても可愛いし、そもそも、もはや女の子よりも可愛い。
樹と付き合い出してから、たまにくる寂しさの悩みなども、榎本に全て聞いてもらっていたりしたのもあって、榎本には本当に感謝だ。
そして今日は、樹が関西支社から帰ってくる日。
メッセージでは夕方頃にこっちに到着するということだったが。
まぁ、その前に仕事だ。仕事を疎かにしてはいけない。
ということで、俺はさっそく取引先へ追加の新しい契約内容の商談をしに向かう。
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「涼介くん、おはよう。今日はそっちから持ち込んだ商談だから、容赦なしで、不要だと思ったらガンガンツッコミよ?」
「いいね、その勢いで頼むよ秋保ちゃん! やっぱり、秋保ちゃんを攻略してこその大型契約だしね!」
古川との関係は、仕事上ではもちろん、プライベートでも続いていた。
あの日、去年のクリスマスの日に、俺は秋保ちゃんに、「自己都合の為に、食事に行けなくなった。申し訳ない。」と連絡をして、自分から誘った予定をキャンセルした。
だが、それで古川から嫌われたり、冷たくされたりということはなく、古川の方から、また食事に行こうと誘ってくれたりもした。そんな優しい古川に、俺は素直に樹との関係を話した。最初はビックリしていたが、古川は「素敵な恋愛だと思う。」と言ってくれて、それ以降も、社会人の友達として、古川とは良好に関係を継続している。
「うーん、メリットも感じるけど、うちの会社としては、まだ少しデメリットも多いかな。そこを払拭してくれる内容なら検討出来ます。」
「なるほどね……いやぁ、秋保ちゃん厳しいぜ……!でもそれでこそよ!! ここを突破しないとな! 一回持ち帰って、また再度商談の時間もらえますか!」
「もちろんいいよ。次は私を納得させてみてね(笑)」
「ありがとうございます!!次こそはやったるぜ!」
「ところで涼介くん、もう会社に戻る?どうせなら、またうちの社員食堂でお昼食べて行かない?」
「おう!いいよ、じゃあ食べて行こうかな!」
古川と社員食堂で昼飯を食べながら、会話をする。
「涼介くん、恋人の上司の人はいつ帰ってくるの?」
「今日の夕方なんだよ!! なんか、やっと会えるなって感じで!」
「そうなんだ……あぁなんか素敵な恋愛……やっと、半年間待ってやっと会えるんだね…(涙)良かったね、涼介くん(涙) 王子様が……ナイト(騎士)が、お姫様を迎えに来るんだね……(涙) 涼介くん、胸がキュンって……キュンとするよね(涙)」
「う、うん……王子様……?騎士……? キュン死……?ま、まぁそんな感じ、なのかな……?」
「再会して、まず甘い言葉をかけてくれたりするのかな?それとも涼介くんの方が思いっきり甘えるの? あぁ、いいな、素敵な恋……どこで再会するかも大事だよね。夜の夜景の見える橋の上とか、二人の思い出の場所とか、会社のビルの屋上で、待ち合わせとかどう?」
「いや、普通に駅に迎えに行くつもりだけど……あはは……(笑)」
今まではぜんぜん知らなかったが、話してみると古川は、実はかなりのロマンチストというか、少女漫画思考というか……乙女チックな思考の持ち主だということを最近知った。
「じゃあ涼介くん、どんな再会を果たしたのか、絶対教えてね。それで、そこにはどんなロマンチックな雰囲気が溢れてたのか、教えてね。あぁ、本当、素敵な恋……羨ましいなぁ……」
「あっ、うん……多分秋保ちゃんが期待しているようなロマンチックは起こらないと思うけど……うん、また連絡するよ!(笑)」
ロマンチストモードの古川と話すのちょっと難しいので、ここら辺でお暇させてもらう。
しかし、ギャップ萌えとはよく言ったもので、クールでかつ仕事デキる感満載の古川が、実は恋愛ロマンチストだとは……刺さる人には刺さりそうだ。
表面上では仲良くなったと思っても、まだまだその人に関しては知らないことがたくさんあるもんだと思う。
樹もそうだ、不器用で奥手だと思ったけど、そんな樹も、定期的に俺に会いたいって連絡してくるし……!!!
そんなの俺もだよ!!?
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会社に戻り、改めて樹にメッセージを入れる。
【18時半に、駅に迎えに行きます!! 今日は、何か食べて行きますか!】
樹から返信が来る。
【今日は涼介の好きなもの、作りたいな。リクエスト考えておいて。】
俺はすぐさま返信を。
【疲れてるだろうから、外食の方が……と思ったけど、俺は樹さんの手料理が食べてえ!!お願いします!!】
樹からの返信。
【もちろん、任せて。早く涼介に会いたい。】
早く会いたいか……。本当だよ、この半年間長かったよ。俺だって樹さんと早く会いたい…!!
事務作業を終えて、俺は即定時退社出来る準備をしておく。
「皆川先輩~! 商談の事前準備について教えてほしいことがあって~!教えてください!」
「先輩、ちょっと伺いたいことがありまして。」
「皆川先輩! 私たち今日飲みに行くんですけど、よかったら先輩もどうですか!」
後輩達から指導を求められたり、飲みに誘われたりと、俺も4年目の社員としての存在感がついてきたのかな。
しかーし!! 今日だけは後輩達に時間を割いている場合ではないのだ。
「ごめんね、今日はちょっと大事な予定があって定時ですぐ帰らないといけないから、指導はまた今度ね。飲み会もまた今度行くから!!」
それでも、俺から教わりたいという後輩や、飲み会に来てほしいという後輩が駄々をこねてくる後輩達に……
「涼介さん、あとは僕に任せて(^o^ゞ 涼介さんは、瀧本さんとの愛の再会に向けて行ってください!!」
「おぉ、榎本!! お前は本当に頼りになる後輩だ!!(涙)」
「涼介さんを困らせる後輩達は僕が許さないぞ!!(^∇^)」
「榎本、ちょっと怖いぞ!!(笑) でも、この場は任せた!!」
この場は榎本に任せて、俺はしっかり定時退社で上がり、駅へと向かった。
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時刻は18:30。
俺は一人、待ち合わせ場所で待っていた。
やっと会える……本当に、この半年間、去年のイブの日から、待ちに待ったこの時がようやく来た。メッセージのやり取りや、たまに電話したりして、樹をメッセージや声越しで感じることは出来ていたけど、やっぱり会いたい。本気で好きだからこそ、会いたい、この半年間、その気持ちが強くなっている一方だった。すぐなようで、長かった半年間……
ようやく……樹を……
【着いたよ。今行くね。】
樹から送られてきたメッセージを見て、緊張と嬉しさの感情が同時に沸き上がる。
遠くから、こちらに向かって歩いてくる姿が見えた。
樹だ。
樹を見た瞬間、俺は涙が出てきた。感情が一気に目頭の方へ溢れ出てしまった。
「ごめんごめん、少し遅れちゃったね、さあ、晩ごはんは涼介のリクエストって、あれ……」
俺の目から涙が出ていることに気が付き、樹はそっと抱きしめてくる。
「涼介、寂しかった……?」
「はい……なんか、笑顔で……いつもの俺のテンションで再会したかったんですけど、つい涙が……(泣)」
「そうか、良かったよ、同じ気持ちで。俺もずっと涼介に会いたかったから。」
「樹さん(泣)」
樹に抱きしめられて、久しぶりの樹の温もりに俺は涙が溢れながらも安心していた。回りの人目など、今は一切気にならない。俺は瀧本樹を待っていた。
「涼介、今日は好きなだけ涼介のリクエストも聞くし、話もするし、抱きしめてあげるからね。だから、もう泣かないで?」
「はい!!もう泣いてないっすよ!!そんな、いつまでもピーピー泣かないっすよ!(笑) 樹さん、俺、リクエストいっぱい考えたから、買い出し行きましょ!!GO!!」
「切り替え早っ! さすが涼介…… オッケー! 行こうか。」
「あっ、でも……後で家についたら……キスは……欲しいかな……(笑)」
「涼介……涼介……!!」
久しぶりの樹との再会、ちょっとムードを壊してしまったかも?だが、これも俺と樹らしくて良いのかなとか思ったり。
今日は遠慮なく、樹に甘えることにした。
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