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露出する者。
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1番始めにロダーを見つけたと騒いだ少女の後から現れた女性たち4人は、それぞれが扇情的な格好をしていた。
少女ほどではないが、やはりかなりボリュームのある乳房と細い腰、そして大きな尻──それらは剥き出しとまではいかずとも、けっこうな肌面積が露出している。
「……皆さん下着で風邪引かないんでしょうか?」
「あの『歩く目の毒』を見ておいて、感想が衣装かよ」
「いや、だって……あの方たち、マント持ってないんでしょうか?確か僕の家の屋根裏にマント代わりになりそうな掛布が……」
「あってもやらなくていい。あいつら、ああ見えてCランクの冒険者パーティーだから」
「へぇ!すごいんですねぇ!」
なるほど「人は見かけによらない」とはこういうことかと、バルトロメイは素直に納得しかける。
きちんとした服が着られなくても、実力は関係がないらしい。
「おい!魔法使い!何仲間と悪だくみをしている?!」
「悪だくみぃ?」
居丈高に叫んで棍棒を振り降ろした女はブラジャーにしか見えない胸当てをつけていたが、生憎とそれに防御力がたいしてあるとは思えず、ぶるんと揺れて騒ぎに足を止めた男たちの視線をその膨らみに集めた。
しかし彼女らはそういう視線に慣れているのか、特に恥ずかしがることもなく、さらにこちらに近付いてくる。
服装からは想像できないが、それぞれが手に持っている武器は棍棒の他に弓や長剣、竪琴、そして先端にキラキラと輝く石を嵌めた杖などで、それぞれ戦士や弓矢士、剣士、聖歌士、魔術師なのだが、バルトロメイにしてみれば、はっきりとわかりやすい剣士以外の職業はわからない。
「おい、バルト、こいつらの相手をするなよ?」
「う…うん?いいけど。別に」
ロダーに言われるまでもなくバルトロメイの方には用がないのだから、特に助けを求められなければ話そうとも思わない人たちだった。
「おい!お前は黙れ!」
「おい!バルトは関係ないだろう!手を出すな!」
グッと棍棒を持った女が近付き、バルトロメイに向かっていきなり棍棒を振り降ろそうとしたところを、ロダーが止めに入る。
不思議なことに振り上げられた腕だけでなく勢いをつけようとしたらしく片足を蹴り上げたおかしな格好で女は固まっており、何が起こったのかわからずポカンと立ち尽くすバルトロメイの目にはロダーの背中だけが映った。
少女ほどではないが、やはりかなりボリュームのある乳房と細い腰、そして大きな尻──それらは剥き出しとまではいかずとも、けっこうな肌面積が露出している。
「……皆さん下着で風邪引かないんでしょうか?」
「あの『歩く目の毒』を見ておいて、感想が衣装かよ」
「いや、だって……あの方たち、マント持ってないんでしょうか?確か僕の家の屋根裏にマント代わりになりそうな掛布が……」
「あってもやらなくていい。あいつら、ああ見えてCランクの冒険者パーティーだから」
「へぇ!すごいんですねぇ!」
なるほど「人は見かけによらない」とはこういうことかと、バルトロメイは素直に納得しかける。
きちんとした服が着られなくても、実力は関係がないらしい。
「おい!魔法使い!何仲間と悪だくみをしている?!」
「悪だくみぃ?」
居丈高に叫んで棍棒を振り降ろした女はブラジャーにしか見えない胸当てをつけていたが、生憎とそれに防御力がたいしてあるとは思えず、ぶるんと揺れて騒ぎに足を止めた男たちの視線をその膨らみに集めた。
しかし彼女らはそういう視線に慣れているのか、特に恥ずかしがることもなく、さらにこちらに近付いてくる。
服装からは想像できないが、それぞれが手に持っている武器は棍棒の他に弓や長剣、竪琴、そして先端にキラキラと輝く石を嵌めた杖などで、それぞれ戦士や弓矢士、剣士、聖歌士、魔術師なのだが、バルトロメイにしてみれば、はっきりとわかりやすい剣士以外の職業はわからない。
「おい、バルト、こいつらの相手をするなよ?」
「う…うん?いいけど。別に」
ロダーに言われるまでもなくバルトロメイの方には用がないのだから、特に助けを求められなければ話そうとも思わない人たちだった。
「おい!お前は黙れ!」
「おい!バルトは関係ないだろう!手を出すな!」
グッと棍棒を持った女が近付き、バルトロメイに向かっていきなり棍棒を振り降ろそうとしたところを、ロダーが止めに入る。
不思議なことに振り上げられた腕だけでなく勢いをつけようとしたらしく片足を蹴り上げたおかしな格好で女は固まっており、何が起こったのかわからずポカンと立ち尽くすバルトロメイの目にはロダーの背中だけが映った。
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