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アルフォンス

隠居生活

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リカオンは ちょくちょく遊びにくる。

アリスが かまいすぎて 辟易してるのだ。

王太子妃だし、好きな姉だけど たまには離れて 息抜きしないとたまらない。

妻も ずっとアリスから リカオンの事を 誇張して聞かされていたので 伝説の勇者扱いだ。

アルフォンスに 貰った武具を 装着して帰った時は 感激のあまり 気絶してしまったほどだ。

と、言うわけで 時が経つごとに 頻繁に訪れるようになる。

風の結界を纏い、高速で空を飛んでくるのだ。

最初は目立たない夜に来ていたが、だんだん気にしなくなり、いつでも来るようになった。

今では、公爵が 飛んでても 誰も気にしないようになった。

このルートでの犯罪は起こらなくなったので、治安に貢献している。

アルフォンスにとっても 魔力が必要な時にきてくれるので、助かっている。

セシルはその後も 商業共和国の解放、同盟 バードマンの土地の奪還、セバスの手による建国、同盟など 軍事セシル、立ち上げセバスで 活躍する。

セバスは アルフォンスについて来て 国を発展させる実行を担って来た家宰だ。テリウス家の最高実力者でもある。すべての一族の領主には 彼の配下が 家宰に就いている。

帝国も黙ってない。

影にいる アルフォンスの存在と お尋ね者のエールの存在を嗅ぎつけ、暗殺者を送っているのだ。

チートな セシルやリカオンは 暗殺するのは無理なので アルフォンス、エール、セバスを狙っている。

セバスは 情報機関を持っているので
暗殺者は 落とし穴に誘導されて 落ち アルフォンスのラボに カプセルで運ばれ 空のカプセルが帰ってくる。

アルフォンスは 奴隷と暗殺者で 人体実験してるのだ。

ラボの敷地はだんだん大きくなり建物も増えてきた。

使用人は 奴隷や暗殺者だ。

記憶を替えて 忠誠心をつけた。
 
その中でもカレンは一番忠誠心がある。

役に立つし、褒めると喜ぶ。

今では、リカオンにとってのアリスの様なものだ。

帝国も 元皇国だった地と 教国しか残ってない。

アルフォンス十五歳 隠居のラボ生活。
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