気違い博士(マッドサイエンティスト)邸宅の落とし穴外伝異世界編アルフォンス

らんすろー

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三男ピエール

テリオス侯爵家を継ぐ者

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我はピエール

テリオス侯爵家の第五子、三男だ。

侯爵家の正室は 先代王の弟 公爵の娘

我の母上は 子爵家の娘で 小さい頃から 正室の侍女を務めていて 

正室に従って 侯爵家に来た。

帝国領境の辺境伯から側室が来た時に

正室が 侯爵に母を 側室にする様に 

言って 第三夫人になった。

正室は 第二夫人と仲良くしたいのだが

第二夫人は ライバル視してる。

世話好きの 正室が産んだ アリスは

大好きなので よく アリスの部屋に

遊びに行く。

アリスの部屋では リカオン兄さんが

構われ過ぎて 辟易してるので 

我を誘って 窓から飛び出す。

リカオンは 飛行の魔法が使えるのだ。

我は 飛行は使えないが 風の結界を張って浮遊することは出来る。

リカオンが居れば一緒に飛べるのだ。

兄さんとは同い年なので 親友の様なものだ。

弟の四男は年子なので いつも3人一緒だ。

彼は活発でわんぱくなのだ。

そしてアルフォンス。

リカオンの弟だが 我らと違って髪が黒く目も黒く肌も色が濃い。

先祖返りだそうだ。

侯爵家は 勇者を祖先に持つ。

婚姻するたびに 王国貴族の血が入り

金髪青目になって来てるが

初代は 異世界から召喚された勇者で

王女と結婚して代々続いている。

先祖返りは たまに起こり独立して

我が領内で男爵として暮らす。

なぜか 魔力がないのだ。

しかし 記憶力や発想力があり

家宰として我が家を発展させている。

先祖返りのご多聞に漏れず

アルフォンスも才能を発揮している。

3歳で別宅へ避暑に行った時

いろんな改革をして 

ただの避暑地だった辺境の町を

1ヶ月で城塞都市にしてしまった。

実際に 動いたのは 我々3人の悪ガキトリオなので、

リカオンの手柄と 世間では言われているが

すべて リカオンが 猫可愛がりしてる

3歳の アルフォンスの我儘を 聞いてたら

出来ちゃったのだ。

凄い我儘を言う アルフォンスと

それを 実行できてしまう 

魔力を持った 我等四兄弟。

リカオンと我は 6歳 四男は 5歳

無敵の リカオン軍団だ。

移動する時は 我と四男が アルフォンスを 左右から抱き 浮遊して

リカオンが 飛行魔法で飛ぶので

別邸の周りでは 名物になっている。

避暑地を 発展させた功績で

リカオンは 子爵に陞爵されて 領地を貰った。

帝国との 戦争で戦死した 子爵領だ。

前子爵の 嫡男は5歳。

領地経営は 無理なので 伯爵となり

王都に行った。

その後を 6歳のリカオンが 入ったのだ。

我等 四兄弟の 活躍は凄まじく

たちまち領都は 王国1の大都市になってしまった。

3年後の検査で やはりアルフォンスには 魔力がなかった。

父である侯爵は アルフォンスを

別邸の町の 領主(正式には代官 男爵では領地を持てない)にして 遠ざけた。

普段 第二夫人と 王都の屋敷にいるので

アルフォンスの 活躍を知らないのだ。

リカオンは 王都まで よく飛んで行くので

もの凄い 可愛いがりようだ。

第二夫人との 長男や次女が 死んだので

第二夫人と 三女を 物凄く大切にしてる。

我も 浮遊魔法を駆使して リカオンと共に 侯爵の元について行ってるので

第二夫人は 雰囲気が長男に似てる我を

特に 可愛がってくれるし、

三女も 我に懐いている。

リカオンには 確執があるのかあまり

懐かない。

侯爵の愛情→三女>リカオン>セシル>アリス>四女>我>四男....アルフォンス

なにしろアルフォンスは 侯爵に似てないのだ。

第二夫人の愛情→我→三女→四男→四女
    あとは疎ましく思っている。

リカオンは 子爵になると 王国の侯爵屋敷の隣の屋敷を買取り 子爵邸にした。

我等2人は 頻繁に飛んで往復するので名物になっている。

勿論、王都に行く時には 我は第二夫人と三女へのお土産を忘れないので、

我だけ侯爵邸で泊まる。

リカオンは 子爵邸で泊まらなければ

王宮や領地から連絡が来た時困るのだ。

アリスは リカオンについてきて 子爵領にいる

寝るときに リカオンかアルフォンスが
そばにいないと眠れないそうだ。

アルフォンスが男爵領に行った時

帝国との戦争で 深傷を負った 辺境伯が亡くなり 

リカオンが 辺境伯になった。

我は 子爵領を受け継ぎ 子爵となった。

アルフォンスは リカオンを助けに行き四男が 男爵領を引き継ぐ。

アリスは なんと 四男と同い年の

王太子と 結婚して 王太子妃になった。

王太子10歳 アリス13歳。

王太子はアリスの縫いぐるみになった。

王太子は 現在王国1の魔力を持つ

我、リカオンと王都では三勇士と呼ばらる腕白だが、

リカオンと同じくアリスには頭が上がらない。

我等3人より 検査前だから一般には知られてないが 

大量に魔力を持つ セシルを 

完全に掌握してるのだ。

リカオンは 帝国の侵略を完全に退け

侯爵家を相続して 大侯爵を名乗る。

父上は 我が子爵邸で暮らしてもらっている。

我が家には 父上、正室様、第二夫人、母上、セシル、三女、妹が暮らしている。

父上は リカオンを可愛いがっていたので 仲は良いが 

第二夫人がいるので、我が家にいる。

我が 辺境伯になるのかと 思っていたら

4歳の セシルがなった。

帝国戦で活躍したからだ。

アルフォンスが補佐するし

我が一族に 永年仕えるセバスが 

家宰をするので 心配はない。

アリスの 采配で 王太子の妹 王女が

リカオンと結婚して

リカオンは 公爵となり 宰相に就いた。

我は 後を引き継ぎ 侯爵となり

子爵領もそのまま領有して

大侯爵の称号も貰った。

アルフォンスは男爵領に戻り 研究と開発の毎日。

四男は 王国の反対側にある

魔の森境の 辺境伯の依子になり

子爵として活躍している。

魔の森の勇者と呼ばれている。


今日も 王太子とリカオンが誘いに来る

アルフォンスの所へ遊びに行くと。







ピエール編終了です。

四男は主人公としてやるつもりなのでまだ名前がありません。

ここでつけるとリチャードとかになりそうなので、やめました。

後で全部直すのはめんどくさいのでその時まで可哀想ですがありません。

アルフォンスですが、

きちがい博士に将来なりたいと思っていた私は

彼を主人公にした話をよく 考えていました。

天本さんの死神博士最高です。

きちがい博士が先に居て 

正義の味方 主人公である

杉野彰センパイが

必要に迫られて出来たので 

アルフォンスは真の主人公なのです。

最初は ドクタースランプみたいな話でした。

そのうち なんで きちがい博士に

なったのだろうと生い立ちを考え 

話が膨らんで来たのです。

杉野彰センパイにはあまり想い入れがないので 話が進まないのです。

警察官の知り合いもいないし彼は勝手に動いてくれるキャラではないからです。

アルフォンス編はやりたい事が次々に浮かび次々に忘れていくので外伝として始めました。

本編は 箱根編 京都編 阿蘇編 北海道編と続くのですが、

登場人物が増え水滸伝的になって来ました。

全員活躍させようとしてるので、難しくてなかなか進みません。

今、1番活躍させたいのが リザードマンの魔王です。

彼の妹であるリザードフォックスの妹リサとの闘い。

ケモナーの勇者 佐々木勇士とリサの出会いなど。

主人公 彰センパイは 完全に脇役になっています。

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