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18 事後と対策
しおりを挟む日本のネット小説界隈では、2017年時点で、異世界転生や異世界転移小説が大人気である。
しかし、生まれ変わりというのは普通の事で、だれでも魂があるなら生まれ変わっている、と霊能力者や仏教宗教者は語る。
まれに、生まれたての魂が初めて生まれた事で、前世が無い場合もあるが、おおむね生まれ変わって前世があるものなのであると。
そして、大体前世というのは、一般的に自分の先祖などの血縁である場合が多く、守護霊や背後霊になって居たりするようである。ちなみに性別は基本変わらない。たまに間違った性別に宿った場合、FtMやMtFになるようだが。これは性的嗜好で同性愛者なのとは別次元であり、本当は女(男)であると魂から思い、実際に肉体改造して性転換しないと、違和感で精神的に病んでしまう人々である。
生まれ変わってんのに、なんで前世の魂が見守ってんの?というのは、3次元世界の感覚では説明できない。まさに霊というのは4次元的、感性的な存在なのだ。
これを裏付ける様な話は多い、チベットの高僧の生まれ変わりは有名な話であるが、これをモチーフとし、生まれ変わり伝承について取材したであろう映画「リトル・ブッダ」では、偉大な人物の霊は複数に分霊して生まれ変わる例もあると語られており、霊は同時に複数存在したり、分裂する様なことも示唆されている。
前回マリアンヌの前世霊はすぐ生まれ変わったが、実際には人品優れた人物でも、生まれ変わりには早くて50年は掛かるらしい。それに受精の瞬間から魂が宿ることも無いらしいとの事である。
注)スピリチュアル系は事実確認できない事柄なので、そのようなお話もある、と非常にさらっと流していただきたい。
前世であり、現在の守護霊であり、彼女に知識や助言を授けてくれている師である女霊との交信から醒めたマリアンヌは、男の身の上から、そっと身を起した。
普通は男の方が性的快楽からすぐ覚めるのだが、結構強引に搾り取ったので、まだ目覚めてはいない様である。
起こさない様に静かに、まだ己に入刀されていた肉サーベルを肉鞘から力を抜いて引き抜くと、ドロリと二人分の体液が流れ出た。さらに腹圧を込めて、男の胸から腹を汚す様にひり出す。
顔にひっ掛けてやりたいところだったが、さすがに起きようし、このくらいの意趣返しはかわいい物であろうと女は思った。
そして最低限の身仕舞いをすると、従者に侯爵が起きたら召使を呼んで世話するように指示し、自らは客室を出て素早く別室に入った。もちろんそこにはメイドが控えている。
メイドたちは無駄口をたたかず、黙々と婦人の体から衣服をすべて落とし、手水鉢を差し置いた。
マリアンヌは鉢の湯に腰を鎮めると、腹圧を掛る。自らの肉鞘に指を突っ込んで内部を探ると、指に子宮口が当たり、そこにはほんの少し柔らかい糸の様なものが出ている。それは、内部に滞留して妊娠を阻止するものであると師に聞き、作成した物品につながっている。
マリアンヌが使用している器具は、ガラスの小片で大きさは長さ2cmほど薄さ4mmほどで幅7mmほど、形はヒョウタンに似ており、小さなふくらみの方にビーズの様に穴が開いており、取り出し用の絹糸が結ばれていてその糸は子宮口の外にわずかに出ている。小片のくびれた部分には細い銅線が数回巻かれており、銅イオンの効果で殺精子効果と卵着床を妨害効果が付与されている。
これは最初は羊で実験を行い物品を改良した、比較的安全性の高い物である。彼女は4人出産した後は、もう子供は良いだろうと子宮に挿入していた。
その物がきちんと内部にあるのを改めて確認してホッとし、あとは股間に力を入れたあと抜き去り、絶妙な内筋コントロールにより水を内部に吸い込み、指を内部に出し入れして洗うと、排出、これを繰り返して己を清めた。
腰水は日本のかつての遊女たちの避妊方法である。
まず、用心紙という和紙を膣奥に詰め込み、行為。その後は、たらいにお湯か水を張り、性器内部を洗う、これが腰水で、性器内部を洗うことで避妊としたのだ。
もちこん、こんなことでは確実な避妊には至らないので、結構な確率で妊娠してしまったようである。そうなった後の処置はとりあえず今は置いておく。
腰水の際は指で内部を洗っていたのだろうが、それだとしっかり洗い切れない。竹の水鉄砲の様な、いわゆる現在の使い捨てビデのような器具を使い、それを突っ込んで洗った方が良いのではと考えられるのであるが、ここで古の女性の能力を取り上げたい。
かつての日本の生理の処置は、膣口に大き目な梅干し程度の、脱脂されておらず撥水力のある青梅綿を詰め、力を居れて経血を封じ、小用の時に出す、というものだった。非常にPC筋の能力が高かったのである。
そのため、その手の性器を扱う手管に優れた遊女たちなら、自らの身体能力を駆使して、内部に水を吸い込んだり排出したりなどは、お手の物だったのではないかと「推察」する。
現代に販売している、差し込み型使い捨てビデ状の器具などなくても、自らの肉体の力で水を吸い込み内部洗浄出来るのだ。
実際花電車というストリップショーの一種の芸では、空気を女性器自在に内部に取り込み、吹き矢の筒を差し込んで風船を割るという技があるのであるが、極めた芸を持つ方は、水を吸い込み、そのまま階段を上下してもこぼす事など無いということである。
そして子宮内避妊器具(IUD)である。
現在の物は、ほぼ切手大の、魚の骨から頭と尾を取り去ったような外見で、非常に柔らかいプラスチックでできており、子宮内部に挿入することにより、受精卵の着床を邪魔して、妊娠を妨ぐことができる。
子宮内に異物があると、妊娠が妨げられるというのは、非常に古くからわかっていた。
紀元前4世紀の医者ヒポクラテスは、動物(ラクダが用いられた可能性がある)の子宮に異物を入れると避妊効果があることを発見し、IUDの先駆者と考えられている。
しかしながら、現代的な子宮内避妊は1928年にドイツのリヒャルト・リヒターによって始められたもので、以後効率と持続期間の改良が重ねられているのだ。
最新のものは、避妊に効果的なホルモン剤が練り込まれていたり、着床阻害効果のある銅イオンが付加され妊娠阻害を効果的に行う工夫がなされている。
当初の避妊リングは避妊ピンといわれ、丸っこい釘の様な形状の硝子の器具などを子宮に差し込み、釘の頭状のところで子宮口をふさぐ子宮栓状、いわゆるペッサリー状であり、装着感は非常に悪かった様である。
木のペッサリー部と動物の腸などで作られた子宮挿入部分のものもあったが、これは感染症の元になって居たようだ。が、使う女性はそれなりにいたらしい。とにかく多少不快でも避妊したい!という心情・事情は昔から強くあったのである。
女の部分を清め終わったマリアンヌが腰水から立ち上がると、召使達は湯で絞った布巾で、女主人を労わるように、しかし手早く拭き清めていく。
彼女たちは貴人の衣装にふさわしいドレスを着つけ、落ち着いた髪型に結い上げていった。化粧も落ち着いた物にする。
「奥様、出来上がりました」
「……よろしい。アレグレ様は?」
「先ほどお目覚めになったご様子です。お仕度をされております」
「そう、お茶をご用意して。甘いお菓子もね」
「かしこまりました」
彼との交渉はまだ終わっていないのである。
当初の報酬を確認するために、彼女にはまだ休息は許されなかった。
**********
実際に腰水の際に、内部に膣に水を吸い込めていたかどうかは、確証たる文書が見つけられなかったので、「推察」です、ご了承ください。
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