スパダリ育成職人の仕事<主に性的な部分で>

ぷにぷに0147

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25 身支度

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 翌日の朝、侍女に起こされ、けだるい体に鞭うって起きるマリアンヌ。やることは多い上、本日からは亡夫の弔問客も増えるであろうからだ。
 浴室に行くと、侍女と召使に身を任せ、身支度を進める。
 欧米では風呂に近年になるまで頻繁には風呂に入らなかったとか言われているが、この地では体を拭いたり局部を洗ったりは毎日普通にやっている。
 さて、身支度と言っても色々ある。身ぎれいに装うのもそうだが、体毛処理も身支度や身だしなみに入るだろう。
 マリアンヌは召使に体を拭かせて清めさせ、局部を布巾を使って洗った。召使が体の水分を拭きとると、パウダールームの長椅子に身を横たえ、足を開いて陰部をさらした。陰毛の処理をさせるためである。




 性器の粘膜部分は新陳代謝が盛んなので、垢が溜まりやすい。いわゆる恥垢である。
 男性は亀頭周囲の包皮に、女性は大陰唇と小陰唇の間と陰核と包皮の間に溜まりやすい。意外と見落としがちなのが肛門で、ふくよかな方、ガードルを好む方は間がぴっちり閉じているので肛門のしわに垢が溜まりやすい。
 これを放置しすぎると、においの他にも性器カンジダ症、性器ヘルペス、陰茎ガン、尖圭コンジローマ(イボを作るヒトパピローマウイルス・子宮頸ガンの原因の一つ)を始めとする性感染症の温床となり、さまざまな病気を引き起こすことになるので洗って清潔にするべきである。
 
 男性も女性も、粘膜部分には石鹸は刺激が強いのであまり使わない方が良い。使う際は数日に1度ほどでも良く、普段はお湯のみで問題ないだろう。

 男性の場合はきちんと包皮を剥いて洗う。女性の場合は、大陰唇と小陰唇の間に指を入れて洗い、陰核包皮を剥いて洗う。しかし包皮を剥いても細かい隙間に指を入れられない場合があるし、敏感な場所で触ると痛い人もいることだろう。その場合は、剥いた後、シャワーの強水流で流すと良い。シャワーが無い風呂の場合はガーゼハンカチ等を何度か折って三角形にし、その角を使って包皮内側を洗うと細かい部分まで洗える。ベビー綿棒が最も使いやすいが、まあそこまで神経質にしなくても良いし、固い物なので傷がつく可能性があるのでほどほどに。陰核包皮の恥垢は見落としがちで、あまりに放置すると恥垢結石(ちこうけっせき)といって石のように固い塊になってしまう。たまにはケアするようにお気を付けを。

 昔のハードボイルド小説で、レイプ描写の際チーズみたいにマンカスためた女をあざけりながらヤルって描写があったのだが、処女童貞ほど恥垢対策が甘いので、汚れがちなのであろう。
 性器をじっくり見たことも無い、触るなんてとんでもない、なんて言ってると垢まみれの汚い股になってたりするのである。
 シャワートイレの際は、溜まりがちな部分に小用数回に付き1回ほど強水流を当てるようにしておくと、恥垢が溜まりにくいのでお勧めだ。

 昔ながらの毛の処理は基本的に抜いたり剃ったりである。中世以降西洋では刃物の作成技術が進んだので髭剃りを生業とするものもあらわれた。

 陰毛処理は色々あるが、現在のヨーロッパにはさまざまな文化・人種が混在するため、脱毛事情も多様だ。フランスでは陰毛以外はそのまま、陰毛は大体剃ったり抜いたりして真ん中を細く一部残す「メトロチケット」という処理なことが多い。フランスとは対照的に、イギリスでは脱毛が徹底しているのでつるつるだ。イタリアやスペイン。こちらもアンダーヘアの処理には気を配るが、陰毛以外はフリーダムでノータッチである。

 歴史的には古代ギリシャやローマでも女性は体毛の除去を行っていた。例えばギリシャのアリストパネスによる戯曲『女の平和』には、女性同士が、浴場で、話し相手のきれいに脱毛された下腹部を話題にする描写がある。紀元前70?30年頃のクレオパトラ7世を初めとするプトレマイオス朝の埋葬品の中にも青銅製の剃刀が存在し、砂糖と蜂蜜や蜜蝋を練った脱毛ワックスが処理に使用されていた。

 ビキニラインの処理は日本でもおなじみであるが、剃ったり毛抜きで抜いたり、除毛剤で溶かしたり、光脱毛や針で毛根を焼くなどと様々な方法がある。針は一昔前はメジャーだったが、光脱毛の機械の性能が上がった結果、今日では針脱毛は中々行われていないのではないかと思われる。しかし陰部は色素沈着がある方が結構多いので、光脱毛は中々厳しい方々も多いようだ。
 光脱毛は黒い部分に光を反応させて毛根にダメージを与える方法なので、肌色が濃い部分は難しいのである。
 その点針脱毛は産毛や顔の毛、白髪も永久脱毛できる。しかし光脱毛より痛みがあり、しかも高額なのがネックであるので、光ではどうしても抜けない顔、産毛、色素沈着部分(ビキニラインや乳輪も)に併用する形が良いだろう。

 アンダーヘアーの白髪は30歳前後で始まり、しかも女性器の陰核小陰唇隣接である大陰唇のいわゆるIラインの中央付近から始まることが多いとのこと。あなたも知らない間に、お相手に陰毛の白髪をさらしているかもしれない。アンダーすべてイラネという事であれば、下白髪が増えないうちに早目の光脱毛をお勧めする。

 Vラインは夏の間水着になる場合は必ず処理する場所だろう。カミソリはカミソリ負けするし、剃ったら生え掛けがチクチクするし、毎日剃らないといけないし、と理由で、毛抜きで抜く方が多いだろうが、これは処置を間違うと埋没毛や毛包炎(ニキビに類似していて赤色のブツブツが広がり時に膿む)が起こりやすい場所である。そのようなトラブルがあった方も多い事だろう。
 近頃流行りのブラジリアンワックスもそのリスクは抱えている。おまけにやり方を面倒がって1~2㎝四方と少しずつ抜かず、一気に広範囲を抜いたりすると、陰部が2倍に腫れてしまうとか、毛穴トラブルも多く起こってと危険であるので、きちんとしたやり方と正しいアフターケアの知識を持って処理に挑む事をお勧めする。

 脱毛ワックスについてネット上には「簡単に作れる脱毛シュガーワックスの作り方」と沢山の情報があるが、実際に使えるワックスの作り方には慣れとコツが必要である。まずはサロンで体験、次は市販品のワックスを使いセルフ、最後に手作りシュガーワックスと段階的に挑戦されてみた方が良いだろう。それから一般的なソフトワックスを使う際、毛は1cmくらいは伸びていないと抜けないので注意しよう。

 局部をサロンの人にさらすのが恥ずかしいというお方の理由の大部分が、小陰唇が大陰唇からはみ出すほどデカいから・色素沈着して黒いから、大陰唇や肛門も色素沈着して黒いから、恥ずかしいというものだろう。
 しかし、ある雑誌のアンケートによると前から見た時ビラがはみ出ている人が6割だそうであるし、肛門や小陰唇は最も色素沈着している場所なので大抵の人のものが黒いのである。お風呂の鏡に股覗きして陰部を見れば、尻の割れ目の間尾てい骨下から肛門周囲辺りは、黄色人種より色素がある皆さま漆黒になっているモンであるのだし、サロンの人は慣れっこなのでまったく気にする必要はない。
 大体、欧米のヌード絵で股からはみ出てないイメージがあるが、これは日本人の大陰唇より欧米人の方が肉厚なので、はみ出しにくいというだけである。
 ちなみに、白人は色素沈着が起こりにくいので、肛門もちょっとベージュ程度だ。

 自己処理での基本的な陰毛の手入れ方法は、まず手と陰部を石鹸を使って洗って清潔にし、蒸しタオルなどで蒸らすか、お風呂で温まって毛穴を緩ませた後、脱毛もしくは剃る。
 ワックス脱毛なら、毛流れに沿って肌に塗り、毛流れにさからって肌と並行にはがす。
 ソフトタイプワックスは固まらず体温で柔らかくなっていくだけなので、塗ってストリップ(布・不織布)を付けたら一気にはがそう。
 毛抜きなら毛流れに沿って抜く。
 カミソリも毛流れに沿って剃るのだ。
 カミソリで剃る時、毛流れに逆らって剃る方は肌を傷つけ埋もれ毛になりやすいのでやめた方がよい。
 しかし、剃り残しが気になる場合には1回のみ逆剃りするとよい。
 そしてお風呂で処理する際は、剃った後湯船に入ってはいけない。微細な肌の傷に細菌が取りつき、カミソリ負けを起こすからである。

 その後しっかり10~15分ほど冷たいタオル等で冷やし毛穴を閉じさせるのである。しっかり毛穴を閉じさせてから、消炎殺菌作用のある化粧水で肌を整える。だが、いくら引き締めていても当日は普段より毛穴が開いている、乳液などは毛穴が詰まり炎症の原因になるので当日~2日後までは控えた方が良い。

 脱毛にしろ、剃毛にしろ埋もれ毛対策としては、処理後1週間ほどしてから洗顔用スクラブやピーリング石鹸もしくは化粧水でケアする。その後は週1でケアをする。
 低刺激のシュガースクラブなら、様子を見てもう少し頻繁にケアしても良いだろう。

 とにかく保湿と清潔が重要である。




 日本ではソフトタイプのワックスが主流だが、毛をすっかり抜く中東や、肌が強い欧米などはハードタイプの強力脱毛ワックスが主流である。
 マリアンヌの陰毛の処理もいつも松脂と蜜蝋に蜂蜜を加えたハードワックスで行われている。

 召使は真っ赤に焼けた炭を火壺に入れ、細い木の枝に火を移し燃えさしにしながら、抜くべき部分は短く、そうでない部分は長くなりすぎない程度に焼き切りそろえた。そうして、抜くべきでない部分には木べらを当てながらワックスを塗り付けると、手際良く少しづつ抜いていく。途中でワックスが固くなると、火壺を使って温める。
 
 本来は夜にするべき陰部の処理を朝にするのは、昨夜に時間を取るのが難しかったからであるが、今後の為にもまだ時間のある今のうちに早目に処理する必要があったからだ。

 脱毛の際のピリピリとした痛みに身を引き締め、来客予定の方々の出方に対する様々な対応を模索するマリアンヌであった。
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