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プロローグ

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朝、目を覚ますとチュンチュンと鳥が平和そうに鳴いていた。俺、桐生 大樹は、今大学の卒業旅行としてバイトで貯めたお金を使いロンドンに来ていた。
「ふぁ~、もう朝か・・・・今日は、ベーカー街に行く予定だったな。」
眠い目を擦りながら、地図アプリを開き[ベーカー街]と打ち込む
(最近の技術は進歩しているんだなぁ・・・ナビまでできるのか)
地図アプリのナビ進りに歩いていると、凄まじい爆発音共に、熱風が押し寄せてきた。・・・あぁもう駄目だわ。

 「知らない場所・・・・」
気がつけば辺り一面真っ白の世界にいた。ここにいるのは、俺と土下座している青年?が一人
「すいませんでしたー!」
(!!びっくりした~!脅かすなよ・・)
「別に脅かそうとしたんじゃないんだけどね」
(心を読んだのか?もしかして神様か?)
「正解~僕が、君の言う神様だよ」
「で、その神が俺に何のようだ?」
「君は、爆風によって死んだんだよ。この事件の被害は二百人、その内の一人が君なんだよ。・・・ごめんなさい。君の死は、僕のミスなんだ本当にごんめんなさい。そしてそのお詫びに転生してもらいます!」
「はぁ!? 元に戻ることできないのか?」
「あの事故の日本人は君だけなんだ。テレビで名前まで出ているしそもそも、神のなかでは君は転生してもらうはずなのに元に戻したら僕が怒られちゃう」
「そうなのか、ごめんな。無茶言って」
「いえいえ、愚痴まで聞いてもらってこっちの方こそ。では、転生の件なんだけど、転生先は、僕が治める険と魔法の世界〈ネメア〉異能力として何か望みはない?」
「えぇと、魔法がいっぱい使えるのと記憶をそのままにしてください」
「わかった。では、逝っ・・ゲフンゲフン、行ってらしゃい。」
「ちょっ、おまっ今逝ってと言っただろ・・・・」
白い光のなかで俺は思った・・
(大丈夫なのか?色々・・)




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